正練について
新入生の皆さん、こんにちは!東京大学運動会弓術部です。
この記事では、正式練習(正練)について詳しく説明していきます。
正式練習(正練)とは?
正式練習とは、壱年生の皆さんが正しく安全に弓を引けるようになるための練習です。そのために、上級生が丁寧に弓道の基礎を指導します。経験者の方でも、受験でブランクがある方が多数だと思いますので経験の有無に関わらず参加していただきます。
正練は4月はじめごろより開始します。例年ですと大体、夏までには全ての壱年生が正練を終え、自由に的前で練習できるようになります。
参加するには体験入部して頂く必要があります。仮入部は正式な入部とは異なるため、特に拘束がなく、誰でも気軽に参加できます!
仮入部に関しての詳しい説明はこちらの記事をご覧ください!!
正式練習で何の練習をするの?
正式練習では射法八節という、弓を引くときの決まった一連の動作が正しくできるように指導していきます。射法八節の画像を下に載せるのでご覧下さい。
どんな練習をするの?
的の前で弓を引くまでには、いくつかの段階を踏みます。
1 徒手&ゴム弓・・・手に何も持たない状態やゴム弓を持った状態で、射法八節の練習をします。
2 素引き・・・実際に弓を使った練習に入ります。矢はまだつがえません。※つがえる・・・矢を弦にはめることをつがえる(番える)といいます。
3 巻藁・・・下の画像のように、近距離にある巻藁というものに向かって実際に弓を引いてみます。
4 的前・・・いよいよ28メートル先の的に向かって実際に弓を引いていきます。
何で4つも段階を踏まなければならないの?
そんなことしないでいきなり弓を引いてみたい・・・という方、たくさんいると思います。しかし、これらのステップは正しく安全に弓を引けるようになるためにとても大事なことです。
まず、徒手とゴム弓で射法八節の流れを体に染み込ませます。(普通に正式練習に来ていただければ、この二つは未経験者の方でも1週間ほどで終わります)
素引きでは、射型を整え、筋力をつけることが目標です。ゴム弓に比べて引くのに必要な力が増えることで射型も乱れてしまいますので、まずは筋力をしっかりつけて射型を整えてから矢をつがえなければなりません。
そしていざ巻藁練習で矢をつがえると、素引きの時とはまた全然感覚が違ったものとなります。そのため、矢をつがえて弓を引くのに慣れるための練習が必要になるのです。
こうしたステップを経ることで初めて、正しく安全に弓を引けるのです。
以上、正練についてでした!皆さんの参加をお待ちしております!!
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