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弓道・弓術部の魅力

こんにちは!東京大学運動会弓術部です。この記事以前の投稿を読んだ方には、弓道や弓術部についてなんとなく理解していただけたと思いますが、まだまだお伝えしたいことがたくさんあります。

ということで、新歓情報紹介の第5弾は、「弓道や弓術部の魅力」です。

「弓道の何がいいのかイマイチわからないな…」「運動会でもやっていけるのかな…」という方には、ぜひ読んでいただきたい記事です。もちろん、「弓道大好き!」という方も、この記事を読んで共感してくださると嬉しいです。少々長めですが、どうかお付き合いください。

1-0.弓道の醍醐味

まず、弓道は「的を狙って矢を飛ばして中(あ)てる」競技だと理解している人が多いと思います。もちろん、この認識で大正解です。しかし、実際はそんなに簡単ではないんです。

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上の写真をご覧ください。我が部の誇る育徳堂という道場で撮影された写真です。ここで、道場に漂う伝統を感じてもらうとともに、的のサイズ感にも注目していただきたいです。「思ったより小さい」と感じた方が多いと思います。28m先の直径約36cmの的に的中させることの凄さをお分かりいただけたでしょうか。

中てることは、最初のうちはなかなかに難しいです。しかし、中った時はえも言われぬ喜びを感じます。次第に安定した的中が出るようになると、自信も湧いてきます。自分の射が試合で通用すると、震えるくらい楽しいです。そんな体験を新入生の皆さんにもしていただければ、と思っております。

1-1.弓道の魅力①シンプルだけど、奥深い

弓道は、シンプルな競技ですが、奥深さも持ち合わせています。

・型の中で試行錯誤する

弓道は「射法八節(しゃほうはっせつ)」という、弓を引くのにおそらく最も合理的な型に則って矢を飛ばします。この型は8つの動きからなる、大変シンプルな動作です。しかし、この射法八節を完璧に正しく行うことは、とても難しいです。

そこで、このシンプルな型の中で、自分が中てるためには何が必要なのか、ということを多角的に考える必要があります。自分の弓の引き方を様々な視点から分析し、問題を発見し、有効な解決策を試行錯誤していくのです。実験と考察に似ていますね。この自分の射に向き合う過程が、大変奥深いです。

・スポーツでもあり、武道でもある

スポーツとしての弓道は大変シンプルです。複雑なルールは特にありません。「合計的中数が多い方が勝ち」という、白黒がはっきりしたスポーツです。

一方で、弓道は日本の伝統文化である武道の一つです。武道という側面上、精神的な成熟も求められます。試合などの大事な場面では特に、己の弱さが的から外してしまうことにも繋がるので、精神面は本当に侮れません。また、武道なので、体配という所作の美しさも必要です。奥深いですね。

執弓の姿勢

1-2.弓道の魅力②誰でもできる

弓道は万人に門戸が開かれた競技です。先ほども出てきた「射法八節」という型に則って弓を引くので、運動能力や体格、経験の差が他の競技よりも格段に小さいです!また、ご高齢の方も弓道を楽しんでいらっしゃるように、生涯寄り添っていけるスポーツでもあります。

弓道で大切なのは、運動能力でもなく、体格でもなく、本人の愚直で誠実な努力です。経験の差は、この弛まぬ研鑽を積むことによって埋めることができます。弊部の7割弱の部員は大学から弓道を始めましたが、そんな未経験の部員たちも試合でバッチリ活躍しています。努力で上達していける、ということを上級生たちが示してくれています。とある弊部の弓道歴8年目の部員は「はじめの数ヶ月を除けば、経験の差はあまり無くなる」と言っています。

では、その「はじめの数ヶ月」はどう使うのでしょうか。弓術部には丁寧な指導体制があります。入部後の1,2ヶ月は、「正式練習」という練習で、上級生がつきっきりで個別指導していきます。この「正式練習」については、今後の記事で詳しくお伝えする予定なので、少々お待ちください。

1-3.弓道の魅力③個人でも、団体でも

弓道は「自分と的との闘い」という個人競技的な良さがあります。中てるも外すも、大部分は自分の技術と精神力で決まります。徹底的に自分と向き合うことは、とても面白く、飽きないです。これを孤独だと思う人もいるでしょう。しかし、実はチームスポーツの良さもあるんです!

弓道の試合は、数人でチーム(「立」と言います)を組んで戦う団体戦がメインです。確かに、「自分が」中てなければいけない状況です。しかし、自分と一緒に弓を引いている部員達が中てたことに奮い立たされたり、チーム全体のリズムや雰囲気に鼓舞されたりと、決して一人ではありません。自分に的中のバトンをつないでくれる同期や、背中を守ってくれる上級生がいます。試合中にアドバイスをしてくれる部員(「介添え」と言います)もいます。みんなで戦う団体競技の良さも持ち合わせているんですね!

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ここまでで述べてきた「弓道の魅力」を存分に生かせる場所が、東京大学運動会弓術部なんです!

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2-1.弓術部の魅力①打ち込める環境

弓術部には、本郷と駒場の両方のキャンパスに道場を完備しています。後期課程に進んでも、練習場所が常に近くにあります!本郷の育徳堂は1935年に、駒場の浩然堂は1987年に落成し、伝統漂う素敵な道場です。都会の喧騒から離れ、キャンパス内の落ち着いた道場で弓道に専念できます。(道場について詳しくは下の記事をご覧ください)

また、弓術部では自由練習が中心です。自由練習では、空きコマや自分の好きな時間に好きなだけ練習をすることができます。自分が納得するまで弓道に打ち込めます!また、時間の有効活用ができるため、バイトや勉強との両立も可能です。

このように、弓術部では弓道に本気になりたい人が、拘束なく練習できる環境が整っています!

2-2.弓術部の魅力②成長できる環境

先ほども申し上げた通り、弓術部には「正式練習」という丁寧な指導体制があります。上級生がつきっきりで個別指導をするものです。経験者の方は、適切に受験のブランクを埋めることができますし、未経験の方は弓道の基礎から習得することができます。今後の記事で詳しくお伝えしますが、今のところは、「何事にもはじめの一歩はあるが、弓術部では背中を押してくれるような厚いサポートがしっかりとあるんだ」ということを理解していただければ嬉しいです。

弓術部は、運動会(いわゆる「体育会」)なので、大学の名前を背負って試合に出ることが可能です。試合に出る経験は、飛躍的な成長の機会をもたらしてくれます。試合では、「東大の名前を背負った試合で勝敗に関わる」というプレッシャーがあります。このプレッシャーの中で、自分の技術と精神力が試されます。ですので、普段の練習では得ることのできない気づきや反省、そして勝利の喜びや敗北の悔しさといった心揺さぶられる体験を持って帰ることができます。試合の経験を糧に、さらなる弓道における向上へと繋げられるのです。また、試合に出るための選考会では、学年や経験を問わず同じ土俵で競い合えます。未経験の壱年生でも、高的中を出せれば試合に出ることが可能です。

2-3.弓術部の魅力③4年間と、その先の関係

弓術部では、普段の練習や試合を通して、プライベートでも繋がるかけがえのない仲間ができます!部活では、弓道の悩みを打ち明けられる同期や、指導をしてくれる上級生、自分を頼りにしてくれる下級生に囲まれています。プライベートでは、一緒に授業を履修したり、遊んだりと楽しく過ごせます。部で過ごす4年間では終わらない、その先も一生、自分が帰って行ける居場所があります。

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3.まとめ

以上、弓道や弓術部の魅力についてお伝えしてきました。ここまで読んでくださりありがとうございました。

今挙げた魅力の数々は私が部に身を置く中で出会った魅力です。まだまだ私の知らない魅力があると思いますし、これからの部活人生でそれらに出会うことが楽しみで仕方ないです。新入生の皆さんも、皆さんなりの魅力を発見できると思います。

ぜひ、私たちと一緒に部活動をしてみませんか?

今は活動を自粛しており、弓道に打ち込むことはできませんが、事態が収束した日に皆さんと弓道を楽しみ、部活の仲間として一緒に歩んで行けたらな、と思います。

次回は「仮入部について」です。この状況の中でも、興味を持ってくれた新入生が少しでも弓道に触れられるように、オンラインでのコンテンツを用意しています。投稿をお楽しみに〜!

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今後の投稿でも新歓情報をまとめていくのでぜひチェックしてください!

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