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三浦優樹さんの『FIREという病』はFIREブームにおける痛烈なカウンターパンチの一冊
FIREって本当にいいの?
こんばんは。
カーボです。
今回は三浦優樹さんの
『FIREという病』
について紹介します!
◯巷のFIREブームに一石を投じる
FIREとは
Financial Indipendence Retire Early
の略で、日本語で言うと
「経済的自立、早期リタイヤ」
ということになります。
こちらの本がFIREブームの火付け役
となったことです。
実は本の中身をじっくり読むと
わかるんですが、FIREとは
「早くお金貯めて、手堅い投資にぶち込めば
人生リタイヤできてハッピー!」
というものではないんですよね。
それよりも
「お金とは何か? 時間とは何か?
自由とは何か?」
的な哲学に近い部分に多くページが
割かれています。
ただ、実際のFIREブームはなるべく早く
お金を貯めてリタイヤする、
ということが主眼となっていると思います。
それに警鐘を鳴らしているのが
この三浦さんの『FIREという病』
という本です。
◯全員がFIREしたらどんな社会になる?
社会学実験として興味深いことに
全員がステレオタイプのFIREのように
「早期リタイヤして何にもしない」
だと経済活動が全く成り立たなくなる
ことが目に見えています。
おまけに今の下落相場のように株価の
ちょっとした局面になるだけで
今のFIRE理論の前提が相当苦しくなる
ことがわかります。
あと、前提として「今の仕事が嫌でたまらない」
という人ばかりというのも不思議な話です。
今の仕事が好きでやってる人も多いでしょうしね。
そこらへんを鋭く突いている作品と
なっています。
◯FIREは一筋縄ではない
実際にFIREしてる人を見ると、
多くは経営者だったりして、
結局FIRE後も働いている人が
大半だったりします。
その他にも株の集中投資一点突破でFIRE達成したり、
不動産運用で達成したりする人も多く、
一般的なサラリーマンが
貯金をコツコツ貯めて、というのは
現実的にはほぼいません。
なので、FIREブームの煽っている
イメージと実際の達成者の間には
埋めがたいイメージがあるんですよね。
そんなことはわかっていつつ、
ブームを煽っている人も多く、
そのような風潮に対して
この本はアンチテーゼの役割を
果たしてくれるかなと思います。
著者の主張もかなり極端なんですが😄、
劇薬としてはちょうどいいのかなと
思います。
僕としては作家としてこのテーマの着眼点で
いち早く世に出したことが一番スゴイなと
思いました。
普通に何番煎じかのFIRE本は考えてましたが😄
この着眼点こそが素晴らしいですね!
というわけで
興味のある方は是非読んでみてください!
では、また明日も良い一日を!
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