ハラリ氏のハマス・イスラエル問題のインタビューが心に響く
多くの人に是非観てほしいーー
こんばんは。
カーボです。
今日は『サピエンス前史』で
一躍有名になった
歴史学者のハラリ氏が
今回のイスラエルとハマスの問題に
ついて語った内容がとても
良かったのでシェアします。
◯問題を是非多面的に見て欲しい
今回のインタビューはちょうど
病院が爆破されて500人もの死者を
出した事件の直後ということもあり
この事件についても聞かれましたが、
「まずは冷静に多面的に見て欲しい」
ということから始まりました。
最初の一報ではイスラエルの空爆との
ことでしたが、調査が進むと実際には
ハマス側のロケット弾の誤射であることが
わかってきました。
もちろん、これすらも真実かどうかは
疑ってかかる必要はありますが、
とくに戦争状態では真偽不明の情報が
一気に拡散されるので、冷静な目で
見て欲しいとのことでした。
誤情報に憤慨して悲惨な事件に発展することは
残念ながらよくある話なのです。
◯双方が被害者であり加害者
これも戦争の常でこれこそが
戦争のなくならない理由であると
思うのですが、
戦争の当事者というのは
常に自分達こそが「被害者である」
という意識を持って加害者と
なっているわけです。
◯イスラエルからの被害者視点
・かつて王国を解散させられた離散の民
・2000年近く故郷がなかった
・やっと帰って建国したら
パレスチナ人から戦争を仕掛けられた
・今回もテロ行為で多くの人が犠牲に
◯パレスチナ、ハマスからの被害者視点
・そもそも千年以上、パレスチナ人の土地
・それをアメリカがバックアップした国連が
勝手に領土分割した
・抗議の意味で闘ったらそれ以上の暴力で
応酬され土地を奪われた
・今回のテロも虐げられ追い詰められた
挙句の仕方のない抵抗
こんな感じでしょうか。
お互いにこれだけの被害者意識があり、
実際に被害者なのですから、
双方の問題はとても解決しそうにないですね。
こういう事例を見ると
「戦争はなくならない」
と考える方がむしろ自然だと思えてしまいます。
◯現実は複雑。勧善懲悪はあり得ない
我々はどうしてもどちらかが善であり、
どちらかが悪であると思いがちですが、
実際にはそんなことはなく
どちらにも善の部分があり、
悪の部分があります。
最初の話に戻りますが、物事を
多面的に捉えて冷静に物事を見ることの
大切さを説くハラリ氏の意見は
改めて的確だなと思いました。
と、同時にやっぱり大衆にウケるのは
勧善懲悪なんですよね、という思いは
拭いきれず…
いやあ、本当にこの問題の解決は
未来永劫無理なのではと
思ってしまいます。
以上、参考になれば嬉しいです。
動画ではハラリ氏はもっと多くのことを語って
くれていますので是非観てみてくださいね!
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