豊田章男社長が新事業へ私財50億円を投じる
おはようございます!
大地球吾です
今回は、トヨタ自動車社長の豊田章男氏が、新事業に対して50億円の私財を投じたという話を書いていきます
元ニュースはこちら
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1.豊田章男氏、ウーブン・プラネット・ホールディングスに50億円の出資
トヨタ自動車の有価証券報告書によると、下記の記述があったそうです
当社取締役社長豊田章男が、当社連結子会社であるウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社に対して5000百万円の金銭出資をしています
2.ウーブン・プラネット・ホールディングスへの出資の理由
同社は、ソフトウェアなどモビリティ関連のさまざまな開発を行う会社とのことで、同社への私財での出資について、下記のように社員向けのスピーチで語っていたそうです
曾祖父の豊田佐吉氏が自動織機を発明し、佐吉氏の長男である豊田喜一郎氏が車作りに私財を投じたことに触れ、「私も新しい会社に豊田章男個人として、かなりの額の私財を投じることを決めました」と述べていた
社員からその意味を問われると、「喜一郎は佐吉から継承したものをモデルチェンジしてトヨタ自動車をつくった」としたうえで、「自分のファミリーの資産を未来に向けて投資し直す。資産をモデルチェンジし、自分自身のコミットメントを示していこうと思った」と説明した(元記事より引用)
3.トヨタ自動車が目指すウーブン・シティ
トヨタ自動車は、静岡県裾野市で次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」を建設中です
ウーブン・シティは、ロボット・AI・自動運転・MaaS・パーソナルモビリティ・スマートホームといった先端技術を人々のリアルな生活環境の中に導入・検証出来る実験都市を新たに作り上げることを目的としており、東京ドーム15個分の敷地に2,000名程度の入居を計画しています
※ウーブン・シティFBページより転載
ウーブン・シティに関する豊田章男社長のコメントは下記の通りです
ゼロから街を作り上げることは、たとえ今回のような小さな規模であったとしても、街のインフラの根幹となるデジタルオペレーティングシステムも含めた将来技術の開発に向けて、非常にユニークな機会となります。バーチャルとリアルの世界の両方でAIなどの将来技術を実証することで、街に住む人々、建物、車などモノとサービスが情報でつながることによるポテンシャルを最大化できると考えています。このプロジェクトでは、将来の暮らしをより良くしたいと考えている方、このユニークな機会を研究に活用したい方、もっといい暮らしとMobility for Allを私たちと一緒に追求していきたい方すべての参画を歓迎します
4.創業家社長としてのコミットメント
豊田章男氏がトヨタ自動車創業家一族の社長ということは有名な話ですが、豊田章男氏は、先日書いた水素自動車での24時間耐久レースへの参戦を始め、真剣にトヨタ自動車のこと、日本の自動車業界のこと、日本の製造業のこと、未来の地球環境のことを考え、様々なチャレンジ・舵取りをされていると思います
それでいて、報酬は4億4200万円と、会社規模や利益額からすると相当に低く、イチロー氏に報酬額の低さを指摘された時も「“燃費のいい社長”と言われています」と返すほどです
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稲盛和夫氏や孫正義氏も好きな経営者ですが、豊田章男氏も個人的に大好きな経営者の1人なので、今後もその動向に注目していきたいです
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