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【世界初】トヨタの水素エンジン車のレース結果

おはようございます!
大地球吾です

今回は、先週末行われた国内モータースポーツ「スーパー耐久」の24時間耐久レース「富士SUPER TEC 24時間レース」に、世界初となるトヨタの水素エンジン車がレース参戦し、見事完走したので、そのことについて書いていいきます

以前書いた記事はこちら

元ニュースはこちら

1.レース結果

ORC ROOKIE Corolla H2 conceptとして、井口卓人選手/佐々木雅弘選手/モリゾウ選手(豊田章男氏)/松井孝允選手/石浦宏明選手/小林可夢偉選手の6名でチームを組み、富士スピードウェイを358周・1,634kmを走破。ピット滞在時間は12時間06分で、35回行った水素充填時間は4時間05分。走行時間は11時間54分とのこと

11〜13周ごとに給油ならぬ給水素を行う必要があり、上記のように多くの水素充填時間が必要となり、その他トラブルによりピット滞在時間が非常に多くはましたが、初の挑戦、しかも短期間での開発で出場したことを考えると完走したことが評価に値するのではないでしょうか

2.マスコミ各社の反応

普段モータースポーツのことを取り上げないような媒体を含む、新聞やテレビ等の各種メディアが今回のトヨタの挑戦を取り上げているようで、車好き、モータースポーツ好きとしては嬉しい限りです

3.豊田章男氏のコメント

豊田章男氏は、レース後の記者会見で下記のように発言しています

この(参戦への)スケジュール自体が無理がありましたが、今回この場にいなければ、24時間レースの間にあったトラブルは出なかったわけです。今回24時間走り抜き、データを得て、何より会社の枠を超えて経験を積むことができた人材がいたことは、いちばんこれからの未来づくりには良かったことではないかと思います
今回の参戦は、未来のカーボンニュートラル社会への選択肢を広げるための第一歩で、これをレースの場で、皆さんの目の前で示すことができたのではないかと思います。10年後、20年後の未来を作るためには、目標値や規制ではなく、意志ある情熱と行動、そして(自動車業界で働く)550万人をベースにした、会社を超えた取り組みこそが、10年後、20年後の世界の景色を変えていくんだろうと実感できました
レース後、いろんな方から感動した、頑張ったというメッセージをいただきましたが、未来づくりはトヨタ自動車一社ではできません。550万人の仲間に加え、水素社会を知らなかった方々、そして自動車に興味がなかった方々、モータースポーツに興味がなかった方々が未来への扉をあけ、我々とともに旅を始める準備ができたレースだったのではないかな、と思っています

4.今後の展開に注目

今後もトヨタはORC ROOKIE Corolla H2 conceptでスーパー耐久に挑戦していく予定とのことなので、今後さらに改良を加えた車両の活躍に注目です

また、来年以降はどのようなレースに参戦し、それが市販車にどうフィードバックされていくのか…

さらに、EVに舵を切っている他社がどう動くのか…

今後が楽しみです

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