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V-Pro League第1節自戦記③ VPL1期生穹憧るか

こんにちは。VPL1期生・野球と麻雀を愛するドラゴンVtuberの穹憧るかです。
5/6(土)に待望のVPL=V-Pro Leagueの第1期が開幕しました!
この記事は先日出した第1節①②の続きです。

本日ラストとなる3戦目も対局面子は第1戦目と同じく海原凪さん/アルバマックス志摩次郎さん/霧崎九十九さんのお三方。
ここまで1戦目は志摩次郎さんがトップ、2戦目は海原凪さんがトップで私はポイント微マイナスの状況。常に嵐に晒されていたここまでだがなんとか連対を確保して無風以上で今日は帰りたいところ。

東1局

初回に先頭の岡林がヒットを打ったくらいの配牌

1面子あり、赤あり、役牌対子ありの好配牌。
2900にするのは簡単だがトップ取りなら大きく育てたい。1段目の中ワンスルーはOKだろう。

順調に手は育って中まで重なってイーシャンテン。
候補は3sか6p。見た目の受け入れは減っていないのでフラットに枚数だけを比較すると打3sが5種14枚、打6pは4種12枚となる。
3s切りは赤が出るものの現状どれも見えていない69p6sツモからの三暗刻ルートが残る。
一方の6p切りはひとまず赤を固定しつつの先切り。変化の候補としては元々ある6sの横伸びに加えて1245引きでのリャンメン変化が拾える。24sは一盃口がつく可能性もある。
もう8巡目で一刻も早く親リーチを打ちたい考えから受け入れ最大の打3sを選択したが打6pの方が赤が出ず、拾える変化の範囲も広い柔軟な選択か。

まずは志摩次郎さんに仕返しだ

結果としては前巡の選択が全く関係しない4pを入れてリーチ。
3打目打8pからのシャボ待ちに9pが含まれるのは反則だろう。
数巡ののち志摩次郎さんから9pが出て御用。待ちも強いし9600のずるっこさんなアガリを取れた。
志摩次郎さんはイーシャンテンではあるので現状ドラが出そうな形ではあるが、とりあえず向聴とっておくとドラが通って4pが入ることもあるし、その後1mを落として迂回のタンヤオルートというのもある、ということか。
なお、現物のラス6pを打つと霧崎さんのタンヤオ三色ドラ赤の満貫に放銃になる。恐ろしい世界だ。

東1局1本場

見ている。三色おじさんがこっちを見ている。

あはっ あはっ こんなになっちゃった...

内寄せ手順を志向するNAGAくんと真っ向から対立しながら不思議な手順を踏んでこんな手牌になってしまった。
全てが残念な親の愚形リーのみだが3mの場況が妙に強く到底当たりそうに見えない河なので親だしちゃんと曲げろ、ということか。
私は中を鳴かれた時このリーチで戦いたくないのでもういいやと今後のオリを見据えての打4pとした。三色でアガれるパターンを少しだけ見て。

なっちゃったからにはもう...ネ...

迷走を極めた手だったがウルトラド急所が出てきた。今の中日打線にタイロン・ウッズが入ってくるレベルのキーパーツだ。世界が変わる。
3mはチーしてもどう頑張ってもアガりようがなく、中切りに見合わないため鳴かないが1pと1sだけは鳴いて中を打ってOKだろう。
中をポンされてもヤバい牌を引いたら全員に通せそうな1m2mでオリれる。
ということでチー。三色おじさんもニッコリの純全帯么九三色のテンパイ。

こっちのおじさんの方がつよいぞ!!

三色おじさんが睨み合う形で流局。

東1局2本場

8種は段位戦では流せない地獄だ

流石にどうしようもなさそうな配牌が来た。
8種は少し足りないが国士を残しながら索子が筒子の混一色を見ていくのがいいだろう。打4mから入る。
もちろん役満賞で公式スポンサー「久」様のジェラートが頂けるというのも嬉しい。伝説効率だ。(そんな欲望にまみれて麻雀を打ってはいけない)

国士2向聴で対リーチにプッシュした記憶はあまりないが許されるのか

正直この進行はNAGAとは真っ向から対立するかと思っていたが、第1打はセオリー通りの西を最有力としていたものの4mもそこそこバーが出ていたので驚いた。序盤1m9mと立て続けに進んだこともありNAGAくんもノリノリで国士を推奨している。
さて、10種で対面の海原さんからリーチを受けた。流石に10種はオリだが北と東をツモ切ったところで2飛びのネックだった1pがやってくる。11種。
9pが2切れで南が1切れだ。オリる道はいくらでもある。
あまりこの状況で押したことはない。段位戦ならオリ一択と叫んでいる。
だが…VPLという舞台のリーグ戦だからか。3戦目で脳が焼けていたか。ジェラートの誘惑に負けたか。2sをプッシュしてみた。
ロマン溢れる「魅せる1打」を打ってしまったかな。。やりすぎかな。。
と思っていたがNAGAくん。押せと言っている。マジか。。。
なお、この後は特に私が伝説を作ることもなくタンヤオドラドラ向聴の志摩次郎さんが海原さんのリーチに飛び込んで12000のアガリとなった。

東2局

こんなんわからん

配牌のどうこうを語る前にいきなりダブリーが飛んできてしまった。
1飛び端牌ツーチャンスで2枚切れる9sとオタ風の西北が候補。
上手なベタオリに2枚切れる牌で2巡凌ぐことが重要というのは承知しているがまるで情報がなさすぎて困り果ててしまった。一発なので一応字牌の方が瞬間の放銃率がマシじゃないですか…?という気持ちで西を切った。

これはミス度合いが高めだと思う

西を切ったので一貫する選択は北なのだが暗刻で落とせるなら話は別だろう。この先3巡を買える価値は計り知れなく高いのでここで9s切りが正着というのは分かる。実戦で一貫性を持って北を切ってしまったのは反省。

以降特に私に選択の機会は訪れず、親の志摩次郎さんが追っかけリーチを打ってきたが特に問題もなく海原さんがツモった。
私は逆転されて2着目に落ち、親被りの志摩次郎さんは箱を割った。

東3局

リャンメン2つ、ドラは使えるか分からないけど1枚。
まあよくもなく悪くもない配牌と言えそう。

ぽん

本日初のエイムミスを犯した。もちろん白切り正着は分かっている。
というか親現で自風の西を切る理由はどこにもない。
なお、河には西が放たれ、次巡何故か白が重なった。なんだこれ…

ぽんのせいでぽんできてしまった

まあ重なったならと白を仕掛け、イーシャンテン。
打1sは4pが1枚飛んでいるとはいえポンテンのチャンスが残ることと親現を2枚手元に残せることがメリット。
打4pは現状唯一の両面を固定する手順。親以外に4pとか切りたくないし。
まあ大差はなさそう。

本局は志摩次郎さんが霧崎さんのダマのタンピン赤赤に捕まり満貫放銃。
既に箱下だが容赦ないトドメの一撃。伊勢湾の藻屑にするどころではなく、このままではプランクトンのエサになってしまう。
というか霧崎さんはずっと気配を消してダマや軽い副露に見せかけた手で高打点を張っているので怖い。元銀行員じゃなくて忍者なんじゃないかしら。

東4局

微妙。チャンタ系の手は嫌いではないが赤があるならきっちり赤を使えるようにするべきな気もする。

控えめではあるがチャンタルートのポン寄りらしい。
まだ可能性を消したくないのでスルーを選択したが海原さんからも立て続けに切られてチャンタの目は結構消えたかな、という感覚。

海原さんと志摩次郎さんからリーチを受ける。
海原さんとのタイマンならやる価値はあったが二軒に対してはやる理由がない。オリには全く困らないのでここでベタオリ。
志摩次郎さんが霧崎さんから2600を仕留めて世間に反発していく。

南1局

何もない系の配牌。適当に字とか端牌を切りながら方針を作ろう。

いきなり局面がぶっ飛んだように見えるのでちゃんと説明をすべきかもしれないが、重なって重なったから鳴いて鳴いてカンしただけ。(適当)
さて、この3m。鳴くとヘッドがなくなるので相当鳴かなくて良いと思ったがやや鳴き有利とのこと。ちょっとこれは声が出なさそう。

このあとテンパイして海原さんから4800の嬉しい直撃。
この試合は東パツで9600をアガったりテンパネに愛されていたね。

南1局1本場

めちゃくちゃ染めたい。染めたいがこれだけ清一色に寄った配牌の相方は混一色じゃなくて門前リーチだ。カン6sが埋まったり6pがリャンメンになることも多い。西や北なんか重なっても嬉しくないから叩き切ろう。

タンヤオも残しつつ清一色にしていくチー。かなり振り切れている。
ここで1mを孤立させた時に清一色にしにくいことを嫌って私はスルーした。

こうなればチーしたい。12mでチー。

ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ…

河を見るとまだリャンメンを落としたりしていて萬子が余っておらず、間に合いそうな気もする。が、その9mは通らない。
1試合目2試合目に私の混一色を散々潰してくれた志摩次郎さんに清一色で仕返しだ。光になれええええええ!!!!

南1局2本場

1番荒木が塁に出て2番井端がヒットエンドラン

見ただけで分かる神配牌。
まだまだ私のターンをやらせてくれるみたいだ。

圧倒的虚無感を覚えるチー

そこには何もなかった。先頭の大島が塁に出て喜んだのも束の間、2番にいる誰かが特に何もせず内野フライ。3番の周平があっさりと三振してツーアウト一塁で4番ビシエドに回ってきた少し前のあの感覚だ。
チーしたい気持ちは微塵もないがしないわけにもいかないのでチー。

それでも現張りなら連荘のチャンスがあるかと思ったがあっさりと志摩次郎さんが霧崎さんから高めの9pを出和了る。満貫の横移動。

南2局

ともかくそれなりのリードを持って親番を終えられた。
あとは局消化がテーマ。手牌は良くないが上手く立ち回ろう。

特に手が進むこともなく霧崎さんからリーチを受けた。
こういうところが雑なのは本当に良くない、發からですね。
先に切られている南の方が發よりも切られた後に重なるチャンスが多い。
なので重なっている確率が南より低いであろう發から切ろう、という理屈。

親の志摩次郎さんが高め一気通貫の渾身の追っかけリーチに踏み切るがしっかりと捕まって満貫放銃。再び海底へと沈んでいった。

南3局

なんとしても蹴りたい2着目海原さんの親番。
配牌はまあ…悪くはないが仕掛けが効かないのが苦しい。

平和のみのダマにできそうだったがあと一歩届かず。
ケイテンは意識するが一回はツモられることも許容しなければならないか。

イーシャンテンになった霧崎さんが7700の放銃。8mが重なり97m落としのプランのようだったが両方とも捕まっているのは切ない。

南3局1本場

1万点差を切り一気にトップが安泰ではなくなる。しかも今日の海原さんの親番は怖い。
幸い仕掛けられる手が来た。鳴ける牌は全部鳴きたい。

なぜかは分からないがドラ4もある高打点テンパイになってしまった。
これは勝ったな風呂案件。今日は焼肉だー!

戦場でガンダムに出くわした時のジオン兵の顔になった

どぼじでぞんなごどずるのぉぉぉ!?
一応ワンチャンス5mは先切りの可能性もあるが赤が手元にあるので赤固定の先切りはない、6mもワンチャンス、7m全見え、8mは2枚見え。2枚見え9mは第1打に切っているのでペンチャンはあまりない。
切っても許されるかもしれない7mだが親に打つことがあまりにも大罪すぎるので赤5mから抜く。このあと7mになる可能性は高いがそれでも、だ。
結果は流局。嫌な予感がしてきた。1点リードで出てきたリリーフピッチャーが先頭打者に四球を出した時に感じるあの感覚だ。

南3局2本場

配牌はまあ良くはないが仕掛けやすい。
4sと7sは鳴きたくて3pポンだけ微妙な感じ。鳴いてもいいかも。

志摩次郎さんからリーチが入る。当然全てを託しベタオリ。
2sも確かに当たらなそうだがノーチャンスの3pでいいと思う。
なんでこれ切ったのかがよく分からないので多分見落としたのかな。

結果はまたしてもダマテンの霧崎さんが三色チャンタの満貫ツモ。
実は名前霧崎じゃなくて霧隠だったりしませんか?
元銀行員じゃなくてもっと黒い仕事をしていたのかもしれませんね。

南4局

ともあれ怖い海原さんの親が終わって良かった。
あとはこの局を無事に終えるだけ。
打点はあるがアガりにくいというこの状況下では嬉しいのか悲しいのかなんとも言えない配牌だ。

中単騎リーチを打つか否か。ちょっと微妙かな。
リーチを打つと志摩次郎さんへの満貫放銃で2着落ちするので曲げたくはないのだが先制を取れているうちにどこかで曲げた方がいいような気はする。
ネックのカン4mが埋まったので7s引きで平和ダマの三面張になる8sを残す中切りとしたがNAGAくんは8sを切りたいらしい。8s切るなら曲げじゃないかなぁ。

希望の未来へレディ・ゴーッ!!

5-8pの枚数は少し減っている。だが、残り2枚の5pと残り2枚の8pは下家が何枚持っているかの世界で2~3枚は期待できると見た。
対面の海原さんの仕掛けもドラヘッドとかで満貫が見えてトップを取りに来ていると解釈すると時間はない。5678の横伸びは枚数が減っているしフリテンの可能性もあるのでここに期待は薄い。リーチで決めにいこう。

墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!

結果は流局。後から見ると海原さんは2着を守るための鳴きだった。
地味に仕掛けてくる志摩次郎さんに満貫打つとやべ~なぁとは思っていたけど打たずに済んで助かりましたね。

3戦目にして初トップを獲得。1着穹憧で+70.5pt。2着は海原凪さんで19.3pt。3着は霧崎さんが-8.3pt。3万点オーバーの3着って切ないですよね…
そして4着は志摩次郎さんが-81.5pt。最後にしっかりわからせて伊勢湾に沈めることができました。
本日のトータルとしては1戦目、2戦目にそれぞれトップの志摩次郎さんと海原さんが1回ずつラスを引いていることもあり、私が卓内トップです。

もらった手をしっかりものにしつつほとんど失点しなかったことが勝因だったかなと思います。横移動の多い展開で失点したのはツモアガリの被弾が2回とノーテン罰符が1回きり。展開にも恵まれましたね。
今回の対戦相手となったお三方の感想ですが、全員タイプは異なれど共通していたのはかなり前に出てくる意思を強く感じました。
海原凪さんはここぞの勝負手はしっかりリーチ、そうでなければさっさと鳴いての先制意識が強い攻撃的な打ち方。真っ直ぐ和了に向かう副露を結構やってくる印象を持ちました。
アルバマックス志摩次郎さんは良形高打点のリーチを狙ってくるスタイルで、自身の手牌に価値があると感じればかなりシャンテンからも強めに押してきている場面が記憶に残りました。
霧崎九十九さんはダマでの高打点和了の数々が印象に残りましたがその陰でかなりシャンテンでのプッシュもかけていました。手役狙いなどダマでも価値が高くなる手組は印象的でしたね。

10位と良い位置でスタートが切れました

トータルスコアは+63.4ptの10位。まずまずの発進でしょう。
初日からしっかり1トップを取ってポイントを稼げたことは大きいです。
次戦もしっかりと準備して良い結果が出せるようにしたいですね。

VPL開幕節の振り返り記事は以上になります。
長い記事になりましたが読んでくださってありがとうございました。
まだまだ未熟な打ち手なので疑問の残る選択等もあったと思いますがもし気になる点があればコメントやリプライ等で教えて頂けると嬉しいです。
普段は段位戦の配信も多めにやっていますので是非配信の方もよろしくお願いします。

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