敬う
人生で初めて、恋みくじというものをひいた。
神社にお参りした後は、おみくじをひいて帰るという流れがお決まりのパターン。
たまーに、お参りだけの時もあるけど、そんなのは指で数えられるくらい。
いつもは、いわゆるノーマルなおみくじをひいていた。
大吉とか、小吉とか、いろんな運勢をひいてきた。
今回も期待と少しの緊張を感じながら、一つのおみくじをひいた。
運勢が末吉だったこと、中途半端になっているよという内容の言葉が書かれていたことだけが頭に残った。
他にもいろいろ書いてあったけど、なんか結果がいきなりすぎて、頭が空っぽになった。
漢字一文字がほられたお守りのストラップも入っていて、その意味が書かれた小さい紙にはこんなことが書かれていた。
敬
相手を心から敬い
礼を尽くす
気持ちは人間の
品格をつくるもの。
節度ある関係が
信頼という絆を
結びます。
『中途半端』とは、これまで幾度となく戦ってきた。
今の自分は、それなりに上手く生きてると思っていたけど、まだ全然甘々だったみたいだ。
内容といい、タイミングといい、なんか全部納得できる自分がいた。
私に足りなかったものは、優しさでも、強さでも、しなやかさでもなく、『敬うこと』だった。
自分がちっぽけに思えた。
未来の自分に幸あれ。
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