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片麻痺患者の爪切り悩み解決!! 〜現場で使える! 作業療法士のためのADL実践マニュアル〜

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。

今回は、多くの片麻痺患者さんが悩む爪切りについてお伝えします。実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」で出てきた爪切りについての考え方に関する会話を一部紹介します。

先生! 爪切りについて質問があります。片麻痺患者さんが使う自助具の爪切りがありますよね?

教科書によく載っているあの自助具ですね。ワンハンド爪切りのことですか?

そうです! 患者さんが、爪切りの自助具が怖いからやりたくないと言ってきたんです。

確かに、使ったことがありますが、パチン!と切るまでドキドキしちゃいますよね。

ただ、爪を切らないと伸びっぱなしになって不衛生です。どうすれば爪を切れるのか悩んでいるんです。

たくさん悩んで素晴らしいですね。他に爪を短くする方法は本当にないのでしょうか?

え? 他にも方法があるんですか!? 

実はあるのです。切るのがダメなら削れば良いのですよ。

どうやって削るんですか? 左麻痺なんですよ。

今は便利な世の中になってきて、「電動爪とぎ」がネットで注文できちゃうのですよ。

そんな便利なもの高いんじゃないんですか?

値段はピンキリですが、2000円台~あったと思いますよ。片手でもできるだろうし、固定台があった方が良いなら手作りしちゃえば良いですね。

そうですね、なければ作れば良いって良く言ってますからね。

その通りです。自助具とか必要で実際に行いたいのであれば、療活(療法士活性化委員会)のセミナーに遊びに来てくれた時にお伝えしますね。

まとめ:片麻痺患者の爪切り問題解決のポイント

  1. 自助具の爪切りは怖いと感じる患者さんもいる

  2. 電動爪とぎが便利で安全な代替手段として存在している

  3. 固定台が必要なら自作も可能

いかがだったでしょうか。片麻痺患者さんの爪切りに関する視野が広がり、少しでも役に立てたのなら幸いです。

次回は別のADL(日常生活動作)についてお伝えする予定です。お楽しみに!

作業療法士としてのADLアプローチでお悩みの方へ

ADLトレーニングの詳細な方法や、自助具の活用法についてもっと学びたい方は、ぜひ以下のセミナーをチェックしてください。

【ADL訓練が苦手な方限定】対象者に合わせた効果的なADL訓練のための考え方・実践セミナー

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大塚久
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