【デッキ紹介】赤黒ドルマゲドン【デュエマ】
【デッキ概要】
今回はかつて環境で活躍した『赤黒ドルマゲドン』の現代版リペアを紹介します。
『赤黒ドルマゲドン』がどのようなデッキか簡単に説明すると、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を軸にしたコントロールデッキです。
《S級不死 デッドゾーン》、《終断δ ドルハカバ》などの相性の良い赤、黒のコマンドクリーチャーが多く採用されており、盤面制圧力に長けたデッキとなっています。
全盛期からすると《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》と《復讐 ブラックサイコ》が殿堂入りしデッキパワーは弱体化してしまいましたが、それでも度々登場する新規コマンドクリーチャーによって強化を受け続けているデッキです。
昨年は強力なドラグナーが仲間入り
王来編でもコマンドクリーチャーは多いですね
そして、先日発売された新弾でまた新たな強化を受けました。それがこちら。
《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》です。
これまで主にクリーチャーでの強化だったのに対し今回は新たなフィールドカードを貰いました。
では、このカードが『赤黒ドルマゲドン』のデッキにどのような強化をもたらしたか。具体的に見ていきましょう。
①赤と黒のコマンドクリーチャーを軽減する能力による封印を剥がす速度向上
これはわかりやすいですね。
これまでは《リロード・チャージャー》などの3コストチャージャーを撃ってから4ターン目以降にコマンドクリーチャーを展開、という流れでした。
しかし、《禁断の夜明け》を2ターン目に出すことができれば、3ターン目から5コストのコマンドクリーチャーを出すことができます。
また、《禁断の夜明け》は禁断フィールドである為、クリーチャーやD2フィールドに比べて除去がされにくいです。《超英雄タイム》には気をつけましょう。
②封印を剥がすタイミングを調整できる。
皆さんは《ドルマゲドンX》を使う際こんな経験はありませんか?
「あと封印1つだけどまだ禁断爆発させたくない。でもコマンドクリーチャー出したい……」
恐らく多くの方があるかと思います。そんな悩みをこの《禁断の夜明け》は解決してくれるのです。
《ドルマゲドンX》の封印を剥がしたくない時は《禁断の夜明け》の封印を代わりに剥がせば良いのです。
勿論《禁断の夜明け》を採用することによる弊害もあるかと思います(具体例を挙げると《奇石ミクセル》などの踏み倒しメタに弱いとか)。ですが、個人的にはそれを考慮しても上記のメリットの方が大きいと考えました。
前置きが長くなりましたが、デッキリストを見ていきましょう。
【デッキリスト】
※画像は「DECK MAKER」にて作成
従来の『赤黒ドルマゲドン』の構築をベースに、《禁断の夜明け》を生かした少しビートダウン寄りの構築です。
というのも5コストコマンドクリーチャーを少し多めに採用しています。その数13枚。自分はこのデッキについてあまり詳しくはないのですが、おそらく多いのではないかと思います。
【採用カード解説】
《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》×4
今回の目玉カードです。2ターン目に優先してプレイしたい為、4枚採用しています。《コッコ・ルピア》などとは違いクリーチャーではない為、比較的除去されにくいです(現代環境では万全とは言えませんが)。
また、このカードがあれば《ドルマゲドン》の禁断爆発後でも《ドルハカバ》を墓地から召喚することができます。
《光牙忍ハヤブサマル》×1
墓地回収と相性が良いシノビです。マナが伸びきっていない序盤の受けとして採用しました。
《リロード・チャージャー》×4
《禁断の夜明け》が引けなくても3→5で動けるように採用しました。手札交換が便利なのと、赤色が欲しかったこともありこのカードにしました。
3コストチャージャー枠には新弾の《スラッシュ・チャージャー》も候補ですね。
《爆霊魔 タイガニトロ》×4
昔から伝わる「3→5タイガニトロ」は今でも決まれば強力だと思います。《ダークマスターズ》を軽減で出すのも強力なのですが、今回は質より量を優先。今回はチャージャー呪文が少ないので3枚に抑えています。
《最終龍覇 ボロフ》から装備できる《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》と相性が良いのも○。
《凶鬼09号 ギャリベータ》×4
2ターン目《禁断の夜明け》から繋がる5コストコマンドクリーチャーです。ターン終わりの墓地肥やし+ドロー効果で継続的にリソースを稼ぐことができます。
おそらくこのカードが一番早出しして強力なのではないかと思い4枚採用しています。
《復讐 ブラックサイコ》×1
殿堂カードです。闇のコマンドが多く採用されている以上、不採用にする理由は特にないでしょう。
《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》×3
墓地回収能力を持つコマンドクリーチャーです。5コストのコマンドとして封印を剥がしてくれるのは勿論、呪文面が受けになってくれるのがありがたいです。
今回は他の枠を優先し3枚に抑えましたが、受けを重視するなら4枚採用もありかと思います。
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》×1
殿堂カードです。《禁断の夜明け》があれば実質こいつは《"龍装"チュリス》になります。
《終断δ ドルハカバ》×4
『赤黒ドルマゲドン』といえばコイツ。赤黒のカードでこのカードより優先するカードが無く、特に減らす理由も無かった為4枚採用です。
《S級不死 デッドゾーン》×4
このデッキのメインウェポンです。各種コマンドから侵略し盤面を荒らします。
《SSS級天災 デッドダムド》にお株を奪われがちですが、3打点持ちかつスター進化やEXライフに対して強いパワーマイナス効果がある為、今でも非常に強力なカードではないでしょうか。
《禁断の轟速 レッドゾーンX》×1
5枚目の侵略者として採用。登場時の封印効果が小回りが利いて強力です。盤面を横飛びさせて各種コマンドを2打点にしたりもできます。
個人的に昔から『赤黒ドルマゲドン』にはピン投したいカードなんですよね。
《威牙の幻ハンゾウ》×2
自身がコマンドである為《ドルマゲドン》と相性の良いシノビです。
「チャージャー呪文が少なくマナが伸びにくいのに2枚も採用?」と思われるかもしれませんが、このデッキでは《禁断の夜明け》で軽減して5マナの除去クリーチャーとして運用することが多いです。
忘れられがちですが、破壊耐性も持っている為終盤の詰めにも使えます。
《最終龍覇 ボロフ》×4
昨年追加されたコマンド持ちSトリガークリーチャーです。墓地回収効果は勿論強力ですが、何より《銀河大剣 ガイハート》を採用できるようになったのが大きいですよね。
防御トリガーとしては不安定ではありますが、《ドルマゲドン》を採用している関係上「Sトリガー持ちコマンドクリーチャー」であることが重要な為4枚採用です。
《禁断V キザム》×4
『赤黒ドルマゲドン』のSトリガーといえばこのカード。《ドルハカバ》と同じく減らす理由は特にありませんでした。
《超次元ゾーン》
超次元には《ボロフ》で装備できるウェポンを採用しています。他の候補としては《聖剣ナ・ベイベー》とか《悪夢卍 ミガワリ》でしょうか。
《聖魔連結王 ドルファディロム》を採用して白を増やせば、白のドラグハートも採用できますね。
【まとめ】
以上、『赤黒ドルマゲドン』でした。
《禁断の夜明け》意外にも新弾のカードにはデッキに使ってみたいカードが沢山ありますから、しばらくはおもちゃ作りが捗りそうです。ビルダーのセンスが問われますね。
ガチ方面は他の方々が散々やられるでしょうから、自分はこれまで通りカジュアル向けで色々作っていこうかなと。ぶれないです、おそらく。
それでは。