白抜き4Cガイアッシュ覇道【デッキ紹介】
【デッキ概要】
今回は前回の記事でも予告した通り、先日のアドバンスCSで自分が使用した『白抜き4Cガイアッシュ覇道』を紹介します。
成績が振るわなかったデッキを解説するのもどうかなと思いましたが、ここは供養の意味も込めて解説していこうと思います。
白が《最終龍覇 ロージア》なら……?
このデッキのそもそもの発端は、オリジナルの『黒ガイアッシュ覇道』を触っていた時でした。
『黒ガイアッシュ覇道』の魅力にはまった筆者は、「これどうにかしてアドバンスに調整できないか?」と考えました。
そこで目をつけたカードがこちら。
《最終龍覇 ボロフ》です。
アドバンスの『ガイアッシュ覇道』の主流と言えば、白を足して《最終龍覇 ロージア》を採用することでした。じゃあ黒なら……という安直な考えから採用したのが《ボロフ》になります。
当初こそ安直な考えからの採用でしたが、使っていくうちに《ボロフ》であるメリットも段々見えてきました。
《デッドダムド》はアドバンス環境でもあると便利なカードですので、これを無理なく採用できる点は大きいと思います。
最近では《時空の禁断 レッドゾーンX》も追加されますます《ボロフ》のバリューが高くなりました。実際、使用感は良かったです。
『黒ガイアッシュ覇道』の目玉とも言える《一王二命三眼槍》を使い回せるのも非常に良いですね。
最近はアドバンス環境でも『アポロヌス』が流行り出したので、このカードの有無は重要になってくるかもしれません。
ハンデスの採用
黒を足すことのメリットとしてもう一つ、ハンデスカードを採用できることが挙げられます。
代表例としてはこの辺ですかね。
ハンデスはある程度は効果的な妨害手段だと思っています。それを無理なく採用できるのも黒入りのメリットですね。
【デッキリスト】
何度も調整した結果、やむを得ず《13番目の計画》を採用し45枚となりました。個人的にはデッキ枚数が増える分特定のカードが引きにくくなる為、採用は避けたいと思っていたのですが枠が収まりきらず(結果大きな事故は無かったのですが)。
基板は『黒抜き4Cガイアッシュ覇道』と同じく《禁断》+《インフェル星樹》となっています。
【採用カード解説】
《とこしえの超人》×4
今のアドバンス環境によく刺さるメタカードです。今回は重く見て4枚採用しました。
最近流行りの『赤黒ドルマゲドン』に対しては迂闊にプレイすると《禁断の夜明け》で逆に利用されてしまう為、注意が必要です。
《地龍神の魔陣》×4
《天災 デドダム》×4
《闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》×2
デッキの初動枠です。合計10枚採用しています。
《フェアリー・Re:ライフ》不採用の理由は、青の枚数が少ないと思ったからです。それでも入れるとなると《お清めシャラップ》の枠になると思います。
《天災 デドダム》に関しては説明不要かと思いますが、色基盤であり優秀な初動です。
《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》×4
この枠は最後まで《ドンドン火噴くナウ》と迷ってましたが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《時の法皇 ミラダンテⅫ》が採用できる点、《邪戦斧 ボアロアックス》との相性が良い点を踏まえてこちらになりました。
《一王二命三眼槍》でカウンターした後の3打点になるのも非常に優秀な為、結果こちらで良かったと思っています。
《流星のガイアッシュ・カイザー》×4
《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》×4
このデッキのコンセプトカードです。
アドバンス環境ではGRで簡単に《ガイアッシュ・カイザー》を踏み倒せる為、対面次第では早期に《クラッシュ覇道》を投げることができます。
裏を返せば、相手にGR召喚をさせづらくすることができるということですね。
《解罪 ジェ霊ニー》×3
ハンデス枠で採用したカードです。GRを採用することでハンデスしながら自分は《サザン・エー》などでリソースを稼ぐことができます。
ただ、相手の《とこしえの超人》に無力なのが痛く、当日もそれで困った場面がありました。この枠は考え直す必要があるかもしれません。
《インフェル星樹》×3
《禁断》と組み合わせることで一気にリソースを伸ばせるカードです。最低限受け札にもなってくれるところが優秀ですね。
枠の都合上泣く泣く3枚に減らしましたが、体感3枚でも十分仕事してくれました。
《一王二命三眼槍》×3
『黒ガイアッシュ覇道』の目玉とも言えるカードです。
『アポロヌス』が流行り始めている今このカードは重要で、《ガイアッシュ・カイザー》と合わせてカウンターを決めることができれば、大きく勝利に近づくことでしょう。
多色の枚数を考慮して3枚にしていますが、4枚入れても良いと考えています。
《ロスト・Re:ソウル》×3
強力なハンデス札です。最低でも受け札になってくれます。
《インフェル星樹》で大きくマナを伸ばせる為、コストの重さはそこまで気になりません。
しかし、5C対面ではどうしても《龍風混成 ザーディクリカ》で先に撃たれてしまうのが厳しいところ。そこは、アドバンスの5Cでは最速で撃たれる確率は低いと割り切りました。
《最終龍覇 ボロフ》×2
このデッキの《ボロフ》は役割がいくつかある便利カードという位置づけです。《デッドダムド》や《レッドゾーンX》に侵略、《ドギラゴンX》にチェンジ、《ボアロアックス》+《カツキング》で受け、墓地の《クラッシュ覇道》や《一王二命三眼槍》を回収……といった感じです。
序盤は気軽に埋められる黒単色というのもポイント高いですね。
本当はもう1枚増やしたかったのですが、枠の都合上泣く泣く2枚に。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》×1
《時の法皇 ミラダンテⅫ》×1
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》×1
《カツキング》とセットで採用した革命チェンジ先です。以前は《ドギラゴン剣》と《ミラダンテⅫ》のみでしたが、今回はコントロール対面が多そうということから《ラフルル・ラブ》も追加で採用しました。
仮に対面に刺さらなくても呪文面で使う可能性もある為、腐らないところがいいですよね。
《SSS級天災 デッドダムド》×1
主に《デドダム》や《ボロフ》に侵略させて使います。
1枚しか採用していませんが、《レッドゾーンX》と同時に侵略して複数除去ができる為そこまで気にならなかったです。
《禁断 ~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》×1
《インフェル星樹》とのコンボは今更言うまでもありませんね。
このデッキでは封印を能動的に剥がす手段が少なく、それがメリットともデメリットとも言えます。
ただ、今のアドバンス環境であれば同型も少なくなく、相手の《インフェル星樹》によってこちらの封印が剥がされる可能性もありますから、能動的に剥がす手段は少ないくらいが丁度良いのかもしれません。
必須枠とまでは考えていませんが、採用しない場合は《13番目の計画》を抜いて40枚にした方が良さそうです。
《超次元ゾーン》
超次元ゾーンのカードは《ボロフ》に装備できるドラグハートと《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX》、《時空の禁断 レッドゾーンX》、《13番目の計画》という構成になっています。
《ボロフ》が2枚しか採用されていない為、使用頻度は少なめです。
他にも候補はありますが、現状はこれがベストだと思っています。
《超GRゾーン》
基本的には『アナカラーダークネス』に採用されているGRと同じです。リソースを伸ばせる《サザン・エー》と《クリスマⅢ》。追加でハンデスを狙える《カット 丙-二式》と《ソゲキ 丙-一式》。大罪効果と合わせて強い《オーマ 丙-二式》と《ロッキーロック》という構成です。
特に《オーマ 丙-二式》は使い終わった《ジェ霊ニー》を回収するだけでなく、《一王二命三眼槍》も回収できるのが良いですね。
【2022/9現在の構築】
CS後に構築を見直した結果がこちらのリストです。
まだ試行回数が少なく細かいところまで調整はできていませんが、ここから大きく変わることはないと思います。
《ドンドン火噴くナウ》×4
《カツキング》の枠をそのままこのカードに変えました。
《クラッシュ覇道》を投げるデッキである以上マナもある程度伸ばしたいと思った為採用しました。3→5→7で《ロスト・Re:ソウル》に繋がる点も○。
《サイバー・ブレイン》×3
最近オリジナルの『4C邪王門』に採用され始めているカードですね。
『アポロヌス』対面で盾から捲ることができれば、《一王二命三眼槍》や《ガイアッシュ・カイザー》を手札に抱えられる確率を上げることができます。
それ以外にも『アナカラーダークネス』対面に重宝したり、青単色として《デドダム》の色に貢献できたりと噛み合いは悪くないです。
《フェアリー・Re:ライフ》×2
《ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》である意味が薄れてきた為、最低限受け札にもなるこのカードを9、10枚目の初動として採用しました。
《CRYMAX ジャオウガ》×2
《クラッシュ覇道》が無い時のサブプランとして採用しました。
他のカードとシナジーがあるわけではないのですが、単純にカードパワーが高いのが良いと思いました。
【まとめ】
以上、『白抜き4Cガイアッシュ覇道』でした。
《ロージア》を採用した『4Cガイアッシュ覇道』としっかり差別化ができていて個人的には満足のいくデッキになったかなと思っています。
10月のGPにも……と思っていたのですが、予選9ラウンドをコントロールデッキで戦い抜く自信があまり無く、まだ迷っているところです。そういう意味では《CRYMAX ジャオウガ》みたいなカードはキルターンを早められるカードとして使えそうですね。
先述の通り、CSでは結果が振るいませんでしたがこういうデッキも悪くないよということで一つ参考にしてもらえれば幸いです。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?