ロンドンからの海外旅行/そろそろ日本に帰りたくなってきた人間のイギリスワーホリ記:番外編
御機嫌よう、休日です。
私は高熱を出しており、世界を呪っています。39度とか何年ぶりでしょうか……10年ぶりとかかも……。
予定が全てパーです。腹が立つ。
ワーキングホリデーとは名ばかり、ワーキングを放棄し遊んでばかりいる私。
イギリスからの海外旅行もかなり高頻度で行った。
つい先日、最後の海外旅行を終えたところなので各都市の感想でもつらつらと書きたいと思う。有益なことは何も書かないので期待しないでください。
物語形式ではないので番外編ということで。
国の掲載順はなんとなく地図上の左から右です。
※全て個人の意見・体験です。特定の人種や地域の偏見を助長するものではないけど読み手の良識に任せます。
アイルランド
ダブリン/Dublin
何と言っても建物がいい。スコットランドと同じような石で作られていて、私はこれが好きなのである。
トリニティカレッジは最高だった。建物は素晴らしいわ、ケルズの書は美しすぎて……グッズたんまり買い込んでしまった。ケルト文化への目覚めは明らかにこれなので私の人生に責任を取って欲しい。ケルズの書と結婚します。
ギネスエクスペリエンスも良かった。今まで黒ビール苦手だと思ってたけど、知ってから飲むとおいしい。嗜好飲料なんか知識を飲んでいるようなもんなので。
言葉はダブリンだと気にしなくていい。ロンドンで鍛えられている皆様なら十分聞き取れます。
ゴールウェイ/Galway
アーティスティックな港町。
何もないっちゃなんもないけど、水族館は色々仕掛けがなされていて面白かったかな。
ピザ屋さんが「アイルランドで一番美味しい」とか言われていたので行ってみたが、一番かどうかはわからんが美味しかった。オリジナルビールも美味しかった。確かIPAを頼んだ。
Macnas Halloween Paradeは良かったね。Macnas(芸術団体なのかな)は他の都市でもやるみたいではあるのでわざわざゴールウェイに来る必要があるのかはわからない。
アイリッシュコーヒーを試してみた、美味しいのだろう。コーヒーもウィスキーも苦手な私向けの飲み物ではなかったが、美味しいのだろうって感じはしたので多分おいしい。
そこまで人間と話してないので言語がどうかわからないけど、パブとレストランでは何も思わなかったので大丈夫。
バリナ/Ballina
多分自然系リゾート。色々あって仕方なくオフシーズンに行ったのでほぼ通り過ぎ。
リゾートホテルに安く泊まって、プールで泳いでサウナ入って酒を飲んで久しぶりのホテルでひとり踊り散らかして寝てた。最高だぜ~。
現地民はかなり訛りが強く、めちゃくちゃ頑張ってギリギリ単語が聞き取れませんでした。私の拙い英語は聞きとってもらえるので、Yes/Noの質問で生き抜きましょう。アイルランドの人は優しくて好きです。
タルスク/Tulsk
Rathcroghanのツアー参加のために行った。超良かったのでケルト好きな人はガイドツアー行こう! 古墳(言い方)以外は何もない。
今年は酸素濃度が薄らしく穴の中に入ることができなかったのが心残りで、もう一度行きたい場所。土着宗教としてのケルトを存分に感じられる最高の場所だった。
行きにくいけど、まぁダブリンからバス乗ればいいだけだから。アイルランドのバスはかなり正確に来るのでストレスなく移動でき良かった。言語はVisiter Centreの人は全く問題ないし、現地民もわりと大丈夫だった。
デリー(ロンドンデリー)/Londonderry
北アイルランド。ほぼイギリスと言って差し支えない文化。通貨もポンドだし。
ハロウィンのイベントのために行った。割と良かった。アルコール飲めないタイプの安心安全イベントなので子ども向けって感じ。絶対行っておけというほどではないけど楽しかったのでオッケー。
チャリティーショップが中心部に充実しており、私は服を何着か買ってしまってすんごい荷物になった。城壁が完璧に残っており、上を歩くと綺麗で気持ちが良かった。
ポルトガル
リスボン
あまり記憶にないが、街並みが綺麗だったと思う。
ポルト
グリーンワインを飲んだ。美味しかった。
どうしよう、ほんとに記憶にない。これだから旅程を誰かに立ててもらうとダメなんだ……自分の手で苦労しないと全てを忘れてしまう。
ツアー旅行で行った場所とかもほぼ覚えられないので、ダメです。
ポルトガルへ ごめんなさい、今度ちゃんと来ます。
スペイン
サンチャゴデコンテスポーラ/Santiago de Compostela
スペイン巡礼の終着地。痛い足をひきずりながら見る大聖堂は圧巻。
私はキリスト信者ではないが、巡礼を5日間だけさせていただいた。体力があり健脚、精神力(日常生活だとアレだけど旅行中は)強いと自負している私ですら、足の皮がずる向けになりふくらはぎがパンッパンになり、最後の方イライラして世界の爆発を願うようになった。
アドバイスです。最後の方だけ歩く人、普通の靴で行きなさい。登山靴×アスファルトはほんっとに地獄です。世界中のアスファルト破壊する会を設立しようと本気で思うくらいに痛い。
たまに一緒に行く人を募集している人を見かけるけど、個人個人で歩くペースって違うから喧嘩になると思う。心の狭い私は「もう歩けない~」とか言われた瞬間そいつと絶交するね。こっちもしんどいのに何へこたれてんだクソ野郎、歩けないなら来るな、みたいな精神状態にならない保証はない。行けば、ペース同じような人が何人かずっと宿いっしょになるのでそこで友達になればいいと思います。
それはそれとして、道中のコーヒー・食事は最高に美味しい(そして安い)、宿での交流も楽しい(結構スペイン語環境だけど)、楽しかった。良い経験。日本に帰ったらスパニッシュオムレツの達人になるんだ。
セビリア/Sevilla
混んでいて当日券買えない施設があったので、事前オンラインチケットをしっかり買うべき。
本場のフラメンコを鑑賞。空港のラウンジで出会った老夫婦おすすめの小さな劇場に行くと、一番前の席に通してくれた。ドレスがサングリアにはらはらと触れるのがなんとも良い。歌もとても情感的でよかった。
大聖堂が綺麗。イベリコ豚がほろほろしていて美味しかった。あとはエアビーでジャグジー付きのところにして(安い)、ゆったり風呂の中で寝ていたことしか記憶にない。
マドリード/Madrid
プラド美術館に入り浸っていた。たくさん作品があるので好きなものも沢山見つけることができた。ヨーロッパでは珍しく写真撮影禁止なので、もう、何を見たのか大部分を忘れてしまった。良くないね。最後の2時間くらいは無料観覧勢が入ってきて混んでしまうので朝~夕にゆったり見るのがおすすめ。
ゲルニカも見た。ゲルニカ自体は大丈夫だったけど、その前に置かれていた彫刻に気持ち悪くなって吐きかけた。
バレンシア/València
トマト投げ祭りに参加するときに滞在していた。
ゴンサーレス・マルティ国立陶器・装飾芸術博物館というところを「あんた好きそう」と教えてもらった。本当によかった。陶磁器好きな方は是非。
トマト祭りは別記事で詳しく書こうと思っていたのだが、まあ、出せるかわからないのでざっくりとここで記しておく。思ったより街が祭りに対して整備されているのでしっかり準備して行けば悲惨なことにはならない。痛いのや不衛生なのやトマトが嫌いな人、行かない方がいいです。
シャワーとかが死ぬほど混むので早めに切り上げるのが吉。
日本人いっぱいいた。みんな考えることいっしょ。
マヨルカ島/Mallorca
↑のあと友達と行った。
基本車社会なので車運転できる人を連れて行こう。
ホテルはオールインクルーシブにしたけどスペインでこの味かぁ……って感じで正直良くはなかった。イギリスなら許していた。
ビーチもそこまで混み混みだったりイケイケだったりせず安心して遊泳できました。楽しかった~、めっちゃ焼けた。洞窟めちゃ大きい。
酒飲んで、泳いで、酒飲んで、泳いで、と楽しく過ごしていたけど、トマト祭りで疲弊していたせいか「人生こんなもんでいいです」は出なかった。
フランス
パリ/Paris
何回行ったか覚えていない。確実に5は超えている。
なんと言っても美術館が良いよね。イギリスと比べてなんだかセンスがある展示方法が多い。常設もそうだけど特別展も面白いのをやっているのでチェックしてから行くように。
パリディズニーも3回くらい行っている。ディズニーオタクの友達の恩恵にあやかってディズニーランド年越しもした。
ただ、積極的に住もうとは思えなかった。治安悪い所といい所の差が激しいというか。そして貧乏人たる私は悪い所に住まざるを得ないんだろうなと思うのです。知らんけど。ロンドンよりは格差を身近に感じる都市でした。色々あって計2か月強は滞在していたから見えてきたところではあるので他の都市がそうではないとは言っていない、あと私がフランス語喋れないのはある。
道を歩く人に何か聞こうとして、初手「Excuse me」だと無視されることがあるので「えくせきゅーぜもあ、むっしゅー?」とかくらいは言った方がいい。そのあとは英語で押し通せ。知るか、こっちはお金を落とす観光客様だぞ、という強い気持ちをもって生きていきましょう。
ボーヌ/Beaune
ワインの解禁イベントで行った。フランス語話者に連れて行ってもらってたので言語がどうかはわからない。ごはんおいしかった。フランス、全部美味しい。
ワインを勉強するきっかけになった旅行でした。だいぶん詳しくなれたのでまた行きたい! ビブラフランスワイン! ブルゴーニュ最高!
ベルギー
ブリュッセル/Bruxelles
好き。2回行った。
興味深い美術館も多々あり、建物も整っていて良い。でも一番良かったのはグランパレス。
夜、雨に濡れた床にキラキラの電飾が輝く。私は知識吸収が趣味なので広場をあんまり好きになることないのだけれど、あれは良かった。なんか、美しくて泣いてた。
あとベルギービールも大好きになって帰ってきました。Delirium Cafeのメータービール(沢山の種類を一気に楽しめる映えメニュー)をほぼ一人で飲んで吐いてたのは良い思い出。偉い子は飲める友達と行ったときに頼もうね。
アントワープ/Antwerpen
フランダースの犬に出てくる教会を見に行った。
キリストが降ろされる方(多分ネロが見てなかった方)に感動して帰ってきた。ちゃんと原作読まないとな~。
思ったよりフランダースの犬感はあったよ、一昔前だと「記念ベンチがあるだけです」とか言われていたけどそんなことはない。
ま、明らか日本人いっぱい来るんだろうなって感じはあった。駅もきれいだった。
オランダ
アムステルダム/Amsterdam
好きだね! 次のワーホリ候補に挙がるくらい好き。
タイマとかバイシュンとかアンラクシとかが合法な国っていうので元々興味あったけど、なんとまぁ美術館が面白く、色々巡るうちにすっかり静物画はオランダしか勝たん民になってしまった。
レンブラントもそこまで興味なかったのにハマったし、芸術面で私と気が合う。現代系もなかなか気が合う。かなり珍しいことなんです、これ。
ゴッホめっちゃ苦手だったけどかなり和解した。ゴッホ美術館は混みすぎです。しんどかった。
近郊キューケンコフにチューリップも見に行きました。とんでもない種類があるので絶対推しチューリップが見つかる。一生分のチューリップを見たので、もういいです。結構寒いので半日で十分だったかも。
ユトレヒト/Utrecht
ミッフィーミュージアムは明らかに幼児向けなので、そういうのを気にする人は諦めてレストランだけ利用とかの方がいいかもしれぬ。ポケボウル美味しかったし食器とか可愛いので大満足。ナインチェ♡ 今までミッフィー通ってなかったけど割とかわいいなってことに気づいた。
ミッフィーの前にある美術館、田舎にしてはなかなか良かった。空いてたし。
ハーグ/Den Haag
マウリッツハイスとエッシャー目当て。
マウリッツ良かった。先述の通りオランダは絵画の趣味があうのでいくらでも見ていられる。真珠の首飾りの女に関しては、思ったより感動はなかった、というのが正直な感想。ただ、別美術館(どこか忘れた)でふわっと目に飛び込んできたのがフェルメールだったので嫌いというわけではなさそう。多分人が多かったんじゃないかな(私は人の多い美術鑑賞が大嫌いである)。
エッシャーはね、エッシャー好きは全員行った方がいい。本当に良かった。グッズもいっぱいあるし、作品もたくさんあるし、展示方法も良いし、説明も良い。完璧。完璧です。
ルクセンブルク
ルクセンブルク/Luxembourg
小綺麗な街。大した(私向けの)観光名所はない。
公共交通機関が無料なところとか、色々「裕福な国」らしさが垣間見える。
ボックの砲台は行っておいてもいいのでは? くらいのおすすめ度。ダンジョン探検みたいで楽しくはあった。
ドイツ
ベルリン/Berlin
計3回。色々行ったけど最推しはGemäldegalerie(絵画館)。クラーナハが好きなんや。なんかほんと、再度惚れ直した。好き。もう10回絵画館行きたい。平日に行ったからか、人がほぼいなかった。嬉しい。
ベルリンの壁は思った数倍長く、カラフルで良かった。宮殿もどれも外れなく美しい。いい都市である。住んでやってもいい、と思えるくらい英語でも余裕だしなかなか見どころが尽きない。次のワーホリ候補はダブリンと並び最有力候補です。
クリスマスマーケットはなかなか沢山あり、どれも是非! ってほどではないがクラフト系が充実していて、かなり面白い。ヴルストはどこでも美味しい。
ミュンヘン/München
どうしても見たいバレエの演目があって行った。良かったですがナショナルシアターの1階席はほぼ傾斜がないので前に背の高い人が来られると詰みます。ま、観劇そんなもん。だから2階席好きなんだよなー。
ミュンヘンレジデンツがかなり豪華だし私の趣味にも合ってるしで最高だった。ドイツは家具がセンス合う。
近郊のノイシュヴァンシュタイン城も行った。中世ガチ城好き民族としてはちょっと色々言いたいことがあるが、自分の好きな世界を建築で表現するというのは尊敬・真似したいところ。綺麗ではあった。マリエン橋は雪で入れなかった。
ライプツィヒ/Leipzig
ゴシックフェスティバル(Wave-Gotik-Treffen)への参加のために行った。
変な服の人が街にあふれていて最高だった。イベント以外は美術館一つくらいしか行ってないからイベントの話します。
ゴシックファッション、なぜか私はドイツが強いイメージを持ってた。専門がゴスじゃないから発祥とか調べたわけじゃないけど、多分このイベントの話を小耳にはさんで、ヨーロッパ最大級のゴスフェスってことでドイツってイメージになったんだと思う。なので私の中の本拠地のドイツでゴス文化に参加することができたのかなり嬉しかったです。
集まっている人達も気さく(見た目によらず!)。美しいお洋服を着て、素敵なお召し物の人々に囲まれて、屋台飯食べて酒飲んで喋る、最高じゃないですか。人生に何が足りないんでしょうか。
音楽も色々開拓できた。一番心に来たのは教会音楽ゴスみたいなジャンル。超良かった。ライプツィヒが日本にあれば通う。ゴス今までやってこなかったけど、日本帰ったらファッションに取り入れることを心に決めました。
アジア人は一人も居ないことを覚悟して行ってください。英語は通じます。
フランクフルト/Frankfurt
一番の感想が「中央駅付近治安悪いよね」なのマジで申し訳ないが、一人行動が好きな私が友達に「すみません、夜一緒にホテルに帰ってもいいですか」と打診するくらいには治安悪かった。案外深夜の方がマシかも(かも)。おくすり系の怖さです。気を付けてね。
通りすがりっちゃ通りすがりだったので美術館とか行けていない。
シュニッツェル美味しかった~。肉と言うより揚げ物感。
ドレスデン/Dresden
クリスマスマーケットのために行った。
クリスマスマーケット、他もかなり回ったのだが一番好きなのはドレスデンの中世マーケットである。完全に私の好み。もはや私のためにある会場。
スタッフさんの衣装も美しく、出店も中世感(感)があり、カップも陶器って感じで素朴で良い。ここで食べたランゴシュが忘れられなくてハンガリーまで行ったけど、ここのが一番おいしかった。雰囲気補正は多分にあるような気がするが、自分で具材をトッピングできるのがアツすぎる。並んでるけど並ぶ価値がある。
酒をひたすら飲みそこらへんのひとに絡みまくり、カップ要らないのに持って帰ってきちゃった苦い思い出。
メイン会場もクラシカル方面で美しく、聞かれたらクリスマスマーケットはドレスデンをお勧めしている。
ロマンティック街道
を楽しく回っていました。自力で。絶対ツアー参加した方がいいです。DB(悪名高いドイツ鉄道)を舐めてはいけません。電車、来ませんからね。どういうことやねん。せめて来い。存在しろ。キオスクすらない駅に1時間以上放置され、待合室もなく、地面に座り込むしかないとかいう謎の状況に陥るのを楽しめる人は自力でどうぞ。
この旅行中に電車へのトラウマを抱え、どの国でも電車やバスの早発・キャンセルにおびえる変な人になりました。でも楽しかったです。
都市としてはAugsburg、Nördlingen、Rothenburg、Würzburgかな。良かったけど同じような街並みなので飽きてきます。でもそれがいい。車窓から菜の花畑を見ながら「人生こんなもんでいい」と心から思った。
もっといっぱい都市回りたかったので、人生に余裕ができたらまた行きます。自力で! DBと戦う!
シールケ/Schierke
ワルプルギスの夜。ハルツ地方の山頂に、毎年魔女が集まり饗宴が行われる……。ゲーテのファウストが好きなので行った。
良かったなぁ。何が、と特別なことがあったわけではないが、魔女がいっぱい居て居心地よかった。大きな焚火とアルコール、わちゃわちゃ騒ぐ魔女・魔法使いたち。人生これで満足なのです……。良い時間だった。
初めて機関車に乗ったけどほんっと健康に悪そうな乗り物で、廃れて当然って感想。雰囲気は良かったけどね。年1で十分、あれに乗って通勤したら喘息悪化しそう。
シールケに宿を取らないととんでもなく暗い道(目の前に手があっても気づかないくらい)を帰りに歩かされる。
イタリア
ミラノ/Milano
おハイソな感じの街で、かなり都会的。道行く人みんな綺麗めの格好してる感じ。小雨にも傘をさす感じ。
ここもファッション系のイベントで行ったので大して観光地まわってないのですが、最後の晩餐は見た。ユダかわいかった。本物のミラノ風ドリア食べた。
お金持ちになったらまずミラノでファッション系の買い物したいな、と思った。質が良い、ってのが凄く伝わってくるんだよね。家にあるフェラガモの靴、残念ながら私のものではないのでサイズ違うのに、違うのに、履き心地良いもん。無限にお金湧き出てこないかな。
ヴェネツィア/Venezia
念願の仮面カーニバルに参加できた! 嬉しい!
楽しすぎるのと人多すぎるので記憶がない! 仮面買って帰ってきた! 最高! やっぱ私、海がすき!
ヴェネツィアは2回目だった。ヨーロッパを巡りに巡ってから来るとやはり違って見えた。でも好き。
ボローニャ/Bologna
ちょっと寄っただけ。国立絵画館をさらっと眺め、目についた教会の中に入ってふんふん、と過ごしていた。
ボロネーゼ発祥、といううたい文句のレストランで食べたけど正直うーんって感じだった。素朴な味。イタリアでは珍しく自分で作ったほうが美味しい。
サンマリノ
サンマリノ/San Marino
友達に連れられて何も知らないまま来たけど思っていたより良かった。
山なのでどこに行くにも傾斜ばかり、足腰が鍛えられる国。城壁の感じとかかなり好きだったな。ここでパスポートに記念スタンプをノリで付けてしまったので、入国審査のたびに怒られないかドキドキしている。
可愛いので、オッケーです(オッケーではないです)。
デンマーク
コペンハーゲン/København
ルイジアナ美術館(コペンハーゲン近郊)に行きたくて行った。うん、美しい。いい美術館なんじゃないかな。遠いから是非行けとはならないけど、たくさん面白い作品に出会えて私は満足。
クリスマスの時期のチボリ公園は、息をのむほど美しかった。これこそ夢の国。全人類行くべき。アトラクションに乗ると容赦なく冷たい風が皮膚の温度を奪っていく。寒さに負けて買ったホットワインにはナッツとレーズンが入っていて、あまりに美味しくて一人でイルミネーションの前で泣いていた。
スウェーデン
ストックホルム/Stockholm
スカンセンという野外展示に行っていた。広くて一日かかってしまった。イベントがない時期だったのか、建物の好みが私に合わないのか、閑散という言葉が良く似合う雰囲気。動物園に来たと思えば良かった。色々動物が見られて面白くはあった。水族館も小さいのに割とおもしろかった。
多分クリスマスイベントとか、ちゃんとそういう時期に行った方がいいと思う。
もう少し時間があればヴァイキング系の博物館に行きたかった。今度北欧にくるときはヴァイキング強化旅行にすると決めている。
フィンランド
ヘルシンキ/Helsinki
カンピ礼拝堂というところが印象深かった。木でできた静寂の祈りの場、10分くらいぼーっといたような気がする。近所に欲しい。
美術館はそこそこ。私の好みの作品には出会えなかったが、特別展でドイツ系の作品がいっぱい来ていたのでそれを見て楽しんでいた。
うーん、わかってはいたが北欧は趣味に合わないものが多い。なぜなのだろうか。探りたい。
ロヴァニエミ/Rovaniemi
サンタさんに会いに行きました♡ 幼少期からサンタさんのアンチをしていましたが、すっかり洗脳されてきました♡ サンタさん万歳♡
北極圏の名に恥じず鬼寒いのでちゃんと防寒具買うのが吉。トナカイの毛皮をかぶりながらトナカイにそりを引かれ、その後トナカイを眺めながらトナカイを食べるというトナカイ尽くしの日だった。牛そぼろみたいな味で美味しかった。ハスキーにもそりを引かれた。
雪だるまを作りたかったのに、雪がさらさらすぎて固まらず断念した。オーロラチャレンジも断念。
ポーランド
クラクフ/Kraków
岩塩抗がよかった。かなり大きな施設で、レストランもあるので長時間居られる。塩の味のする空気を存分に堪能し、塩の壁をこっそり舐め……良い場所であった。喘息にもいいしね(気分)。お土産の岩塩には結構岩が入っているのでじゃりじゃり食感である。パケが可愛いので許す。
アウシュビッツは、うーん、まぁ、正直なところ事前知識とか映画試聴とか霊感とかが楽しめない場所。ほぼ取り壊されているので見るものとしては遺留品とちょっとだけ残った建物。「大量の靴と大量の眼鏡と大量のサイン(ただの落書き)を見て、なぜ私は泣かないといけないのか」とか現実世界で言うとほんっとに社会的地位が危ないので「あんなに沢山の人が殺されただなんて、想像すると胸が痛くてしんどくなった」と言っている。言わなければいけないのだ。
ユダヤ人への偏見についてはヨーロッパの文化に触れていると、常識のように降ってくるものなので勉強したい。本を5冊ほど読んだ。まだ、よくわからない。ここの葛藤というかなんというかを語りだすと3万字くらいになるのでここで筆を止めておく。
文章での説明はほぼなく、ツアーガイドに任せる形なのでガイドの腕がものをいう。公式日本人ガイドの方、よかったですよ。
チェコ
プラハ/Praha
城はまぁまぁこんな感じかという感想。いい意味です。敷地内にあるプライベート美術館もなかなか。
ミュシャ美術館は思ったより小さかったので、行ったことがなければ堺のミュシャ美術館のほうが楽しいと思う。グッズはこっちのほうが豊富!
時計塔、あのエレベーターが芸術的なので是非中に入って登ってほしい。外の時より私はエレベーターが好き。
クリスマスマーケットは英語表記だしユーロ使えるし、かなり観光地化されて遊びやすく良かった。きらびやかな現代風クリスマスマーケットの正解、と言うような感じ。蜂蜜酒おいしい。
チェコビールが美味しいと複数の人から言われていてワクワクで飲んだのだが、ピルスナー(私が苦手な種類)だったので悲しくて2杯でやめておいた。
ブルノ/Brno
打って変わってかなり田舎風味を感じる第二の都市。
旧市庁舎にいるドラゴン(ワニ)に会いに行った。かわいい。それ以外いけていない。
クリスマスマーケットは現金のみが多かった。
近郊にあるMoravský Krumlov Castleにスラブ叙事詩を見に行ったのですが、わりと交通が不便なので行きにくかった。
腹が立つ、なぜスラブ叙事詩のためだけにこんな道のりを……と文句言いながら美術館行ったけど、行って良かった。人少ないし。綺麗。いくらでも見ていられる。
プラハに移動する前に見られて良かった。めっちゃおおきなカレンダー買っちゃった。
オーストリア
ウィーン/Wien
とりあえず1か月くらい旅行させてほしい。素晴らしく私好みの街です。
クリスマスホリデーシーズンに行ってしまって人が多すぎて地獄を見たので今度はオフシーズンに行き、毎日オペラとバレエとオーケストラを見て暮らします! ウィーンフィル超よかった!
王宮家具博物館が最高なので全人類行きなさい。シャンデリアが飽きるほどあります。幸せ。
クリスマスマーケットは映え重視。現金のみが多いのはなぜ。クリスマスマーケット巡りした中で一番栄えているのに一番不便なのはなぜ。英語もわりと怪しかったのはなぜ。せめて標準ドイツ語くらいは喋れないと住みにくい街だと思う。観光(というかシアター系)にはめっちゃ良いと思う。
スロバキア
ブラチスラバ/Bratislava
思ったより(失礼)栄えており、かなり良い街であった。過ごしやすい。治安も良い。夜中に一人でうろうろしていたけど怖い場面が一切なかった。
日本人が結構来るらしく、店員さん日本語しゃべれたりする。ここはヴェネツィアか、と突っ込みを入れてしまった(あそこまでではない)。
広場のクリスマスマーケットもこぢんまりとした場所ながら店は繁盛しており、食べるスペースもしっかりあり良かった。屋台ごはんおいしい。人も気さく。英語は怪しい。
ハンガリー
ブダペスト/Budapest
そこら辺の国の人から綺麗な街だ、綺麗な街だと言われて期待していたがわりと期待通り。清潔感のある綺麗な感じ。
クリスマスマーケットは教会の建物の美しさあってこそよな、というような感想になってしまったがプロジェクションマッピングなどして頑張っているとは思う。グヤーシュがホントに美味しかった。
温泉は熱いお湯を求めて銭湯っぽい所に行ったが、正解だった。地元の御老人たちに囲まれゆったり、まったりできた。ビールも飲んだ。肩こり全部とれた。
アルバニア
ティラナ/Tiranë
なんかの途中で寄っただけなのであまり何もしていない。
トリュフが有名だというので、トリュフ料理を食べた。おいしいが塩がかかりすぎていた。塩が好きなので美味しかった。
トリュフ、買うのためらわれるよね。香料ついたオイルなんか日本で買っても同じような気がするし。かといって本物は扱いむずかしいし。
ルーマニア
ブカレスト/București
綺麗な街! なんか、ルーマニアっぽくはなかったかも。
Dimitrie Gustiという民族・年代ごとの家の博物館にかなり私好みの建築があり良かった。広すぎて、ササっと回るのに3時間余裕でかかった。1日かけてしっかり見たかった気持ちもある。
一番良かったことは、グーグルマップが使えたことです(泣)
ブラジョフ/Brașov
気を付けろ。ブカレスト以外はインターネットの情報を鵜呑みにしてはならない。というかそもそも情報がほぼでてこない。グーグルマップが使えない。
ブラン城への行き方、みたいな日本語の情報は割と役立つから目を通して、でも妄信しないこと。とりあえずそこら辺の人に聞きまくれ。人は優しい国民性、ありがとう、LOVE。
ブラン城のハロウィンパーティーに可愛いお洋服で行きたくて頑張っていた。楽しかった! 大人が本気の仮装をする場、好きなんですよね。コースのディナーまでつけて、ワインを飲んで、写真を撮って最高の時間を過ごせた。
めっちゃ物価安い。
クルジュナポカ/Cluj-Napoca
近郊のサリーナ・トゥルダという塩の遊園地に行った。交通は前述のブランより酷く、もはやこれまで……みたいな絶望コースだったのであきらめてウーバー使った。
サリーナ・トゥルダはよかった。頑張って行く価値はある。塩好きにはもう、たまらんのですな。クラクフの岩塩抗よりエンターテインメント高め。地下のボートに乗ると、水がかかった服が塩をふくので洗える格好で行きませう。お土産の塩は残念ながら無いので、壁を思う存分舐めておきませう。
クルジュナポカはまぁ、田舎のでかい駅! って感じ!
ギリシャ
アテネ/Αθήνα
良かったねぇ~。古代ギリシア文化好きなのでとても好き。
遺跡は正直ただの大きい石なので何個も見ると飽きてくる。美術館の方が興味深かった。1日で遺跡パス全部+美術館行ったので街を全力疾走している人になっていた。後悔していないけどめちゃくちゃ疲れたので、遺跡パス買うなら2日見ましょう。
アクロポリスへの道がかなり険しく、健脚で良かった……と心から思いました。途中でへたり込んでいる人居たので……。
ケファロニア島/Κεφαλονιά
とあるゲームの聖地巡礼かつ、飛行機代の節約で訪れた。アテネからロンドンが何故かめっちゃ高かったんだよな。
ほんっと良い季節に行けて自然が綺麗で最高。最高。今思い出してもよだれが出そうな日差しと海。今度泳ぎに行きたいな。綺麗な海、あたたかな日差し、オリーブオイルをかけたサラダ、甘めの赤ワイン、こっちにすり寄ってくる猫。人生こういうのでいいんだよ。
完全車社会なので、車を運転しない私は問答無用でタクシーツアー。地元の人は当然ながら英語できないので交流したいなら翻訳アプリをどうぞ。
ここで初めて電動キックボードに乗ってみたが、調子に乗っておおこけして脚がズタボロになった。危険な乗り物です。でも海岸沿いをあれで走るのは最高の気分だった。
人生こんなもんでいいんだよ選手権、堂々の一位。
トルコ
イスタンブール/İstanbul
日本にいた頃からずっと「トプカプ宮殿に行きたい」と公言していた。ようやく夢が叶った。思い描いていた宮殿はそこにはなく、私が好きだったスルタン以降の権力者に再建された建物がそこにあった。私の憧れとテセウスの船。
……と泣きそうになりつつも、イスラーム圏に行くのが初めてだったので、モスクやらなんやらのマナーにドギマギしつつもかなり観光楽しめた。宗教勧誘もしっかり受けて、コーラン日本語訳をもらって帰ってきた。
ロンドンでイスラム教の人と接する機会が増え、是非その思想を理解したいと考えていたのでありがたく貰えるもんはすべて貰っておく。信仰はしないが。ごめんな。神様っぽいものは全部大好きやで。
どこが一番好きでしたかと言われると、ドルマバフチェ・ジャーミイを選んでしまうあたり、結局私は「西」洋の文化がすきなのであろう。
観光地での客引きがかなりしつこく、日本語なんか喋ろうもんなら「こんにちは」「やすいよ」「ありがとう」祭りになるので全員蹴り飛ばして自らの道を進もう。
日本
所用で5日間だけ一時帰国した。
電車は臭かった。ヨーロッパは腋臭系の臭いだけど、日本は汗の生乾きの臭い。
久しぶりにサイゼリヤを食べると美味しくなかった。でもとんでもなく安かった。この値段に文句を言ってはいけないと思う。
ひたすら病院巡りしていたのでどこも行けてはいない。
手放しで賞賛するほどでもないし、特段卑下しようとも思わない。家賃無しで住めるからという理由で日本を選べるくらいには、日本が好きです。
もちろん、別の地獄はあるけれど、ロンドンで鍛え上げられたこの鋼のメンタルで生き抜ける自信がついた。それだけでもワーホリ成功と言っていいのではなかろうか。
以上。長くなりました。
休日でした。
【今回のヘッダー】ロンドン、ヴィクトリア朝時代のミドルアッパー家庭。これを目指して家づくりを頑張りたいものです。