【活動紹介】インクルーシブツーリズム

　Kyu-inでは、障がいがあってもなくても自分たちのやりたいことを諦めない、挑戦できる支援をしています。

　インクルーシブツーリズムの活動では、日頃なかなか外出に行けない車いすユーザーへの支援で、遠出の旅行やイベント参加を支援しています。

　看護師やソーシャルワーカーをはじめ、専門職の同行で安心して介助を受けられるツアーを企画しています。

取り組みの背景

　車いすユーザーの中にも、自力で遠くへ旅行できる方は一定数いらっしゃいます。しかし、限られた範囲でしか外出が出来ない方もいます。その大きな違いは、1人でトイレに行けるかどうかです。

　脳性まひなどの疾患で、トイレに移る、ズボンをおろすなどが出来ない方は、自力でトイレに行くことができず、介助者がいない状況では、尿取りパッドの使用回数の中での外出しかできません。そのため、帰りを気にしたり、水分補給を控えたりと、心から外出を楽しめないこともあります。

　Kyu-inでは、介助を実施できるチームスタッフが介助を行うことができるため、これまで行きたいけれど諦めてきた場所に、一緒に行くことができます。

取り組みの実績

　これまでのKyu-inの活動では、主催イベントとして車いすユーザーと一緒にイルミネーションに行くツアーや、夕方以降の飲み会に行けたことがない方と一緒に居酒屋に行くなど、「やってみたいけどできなかった」を叶える活動を行っています。

　主催イベント以外についても、水陸両用の車いすで湘南の海で海水浴を行うイベントでの救護・運営ボランティアとしてスタッフを努めるなど、周囲の団体とも連携しながら活動にあたっています。

　これからも、障がいがあってもなくても「行ってみたい・やってみたい」を叶えられるような同行活動を行ってまいります。

※本取り組みは、報酬を得て行う事業としての旅行業ではありません。