炊飯器と内釜問題
炊飯器が壊れた。
「最近の炊飯器の寿命は3年から6年ですからねぇ。4年ですか。買い換えを視野に入れた方がいいですね」
ほぅ。物って儚いのね。
前の炊飯器はもっと長い期間使った気がするけど、時間の感覚が早くなっているからかな。
私イチオシの真空機能がついている炊飯器。
その真空ポンプが壊れてしまった。
修理に持ち込んだ電機屋さんの若い担当者さんは親切に話を聞いてくれた。
内釜が早くに劣化して、別注文で買った内釜だけまだ真新しい状態だった。
内釜が2つあるとメニューが広がる。
劣化した内釜は意外と役に立った。
ご飯を炊く前後に炊飯器で温泉卵が作れたり、ジップロックでサラダチキンが作れたり煮込み料理が作れたり。
内釜が2つある生活も気に入っていた。
色々聞いてくれて、内釜がまだ使えるように「内釜の共通の商品を探してもらいましょう」と商品に詳しい売り場の人を呼んでくれた。
「同じタイプの釜?ないない。ちょっとずつ違うから、使えるとか考えない方がいいよ」
売り場の方は冷たかった。
親切に話を聞いてくれた担当の方はすまなさそうに苦笑い。
ああ、分かりますよ。
全力を尽くしても繋ぐ人がそうじゃない事ってありますよね。
で、お礼を言って退散。
ネットで同じ内釜の炊飯器を探して買った。
生き別れた双子の如くロゴのデザインは少し違うけど、形も中の目盛りも全て同じ。
こりゃあご飯とスポンジケーキが同時に作れそうだ。(時差はあります)
あの担当者さん、いい人だったのになぁ。
でもmy内釜(一升炊き)持って売場回る勇気がなかった。ごめん。