宝物

夏の旅行の思い出。
1日目は娘たちの希望で心斎橋に。
 Girls²(ガールズガールズ)が一日店長の服屋さんのイベント。

店員さんに会うには、まず、くじ引きに当たり、6千円の買い物をすること。

娘たちは小学校からファン歴5年。
朝から並んでくじ引きに5人で参加。娘分3枚、無事当たり、買い物金額もクリア。
好きで好きで5年。
やっと本人たちに会えたようです。
画面越しに見ていた憧れの人達。
夢のような30分。
帰ってきた娘たちは「ヤバい」以外の言葉を忘れてしまっていた。

好きで好きで、5年間。
落ち着いた頃、「こんなに長く好きでも、会ってみたら、初めましての他人なんだなあって。不思議な気持ち」だって。

うんうん。分かるよ。
画面の近さと実際の遠さにびっくりするよね。

推しと自分との間に柵があった方が思いっきり「きゃー！大好き！」ってなれる。
柵が無くなったら推しといえど初対面で戸惑うだろうな。
この「柵」がいい距離なんだろうな。

素敵な店長さんたちがそれぞれに選んでくれたのは
300円のネックレス。
300円の髪留め。
300円のピアス。
キラキラしてかわいい。
規定金額になるまで買い物をした後だから値段の安いものをっていう心遣いがキュンとくる。
ずっと持っておけるような良い物を買いなさいって言ってたけど、何を選んでも正解なんだろう。

安いアクセサリーはいつかメッキが剥がれて黒ずむ。
でも一生大切にするんだろうな。
メッキが剥がれても本物の宝物。