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服を着るのに資格がいるって?
長女がもうすぐ振袖を着るので、長女と2人で着付け教室に通っています。
さすがに家で成人式の振袖の着付けはしないけれど、いい機会なので少し着物について知ろうと思いまして。
左前は有名だけど、なんやかんや小難しそうな印象。
時代が違えば毎日の服を着るそれだけの作業。
着物を着させるのに資格がいるなんていつからだろうね。
もしももしも、縄文時代の正式な衣装とか出土したりしてさ、それを再現して着るのは最初は仮装なんだけど、ひょんなことから現代の人に大流行したりなんかして、縄文の日とか作ったりして、縄文時代の正式な衣装を後世に伝えようとする団体ができたりしたら、「縄文衣装の着付け資格」なんかもできたりするんだろうね。
縄文衣装着付けの教科書とかも販売されるんだろうね。
資格を作ると経済が回る。なるほどなるほど。
今現在の服の着方だっていつか資格がいるようになるかもしれないよね。
「下着、ヒートテック、シャツ、セーター、コート。昔の人はこの順番で服を着ていました」とかね。
遥か先の時代はどんな服を着てるんだろうね。
そんなことを話しながら着付け教室に向かう。
着付けはいろいろ作法もあり、まだまだ手順が覚えられませんが、着物を自分で着るっていうのは、不思議な充実感がある。
「長襦袢で人前に出ることは下着で人前に出るようなものでとても恥ずかしいことです。帯までして、やっと人前に出られます」
と教えられる。
人前に出る気はないが、そんなに肌の露出はない。
自分の中に無かった恥ずかしいを教えられるのが久々で面白い。
恥ずかしいことだよと教えられる事はある程度歳を取るとなくなってくる。
思えば恥ずかしいという感覚は自分から生じ出た感覚ではなく周りの人から教えられてできた感覚なのかもしれない。
自分が知らない分野には知らない「恥ずかしい」がある。
新入り本人だけが知らない「恥ずかしい」。
イブが食べた知恵の実。
リンゴを食べて知識を広げ、リンゴを食べて恥ずかしいが増える。
着物が着られるようになったら着物を欲しいと思うのかな?
しまう場所もないし、大切にしないし、あっても困るけど、、、
少しだけ欲しくなってる。笑
新しいリンゴはいかがですか?