春日井市内にもキツネが生息
(この記事は2022年3月に書いたこちらの記事の追記を再編集して書いています。)
先日私の住んでる地域(小牧市桃花台)と名古屋市のキツネの生息状況に関する記事を書きましたが、さらに調べたところ、私の住んでる市の隣りの市・愛知県春日井市でも、キツネの生息報告が複数見つかりました。
1. 築水の森
まず 1つめは市東部の「築水(ちくすい)の森」。築水の森は、築水池周辺と春日井市少年自然の家、西高森山を含む一帯地域に整備された森です。
ここで 2017年7~11月の計 695日間、5台の自動撮影カメラを用いて、森に住む哺乳類の調査が行われたそうですが、この調査でキツネの生息が確認されたそうです。
ただしイノシシが 100日ごとに約 57枚撮影されたのに対し、キツネは 100日ごとにわずかに 1枚だけだったそうなので、数は非常に少ないのかもしれません。
2. 愛岐トンネル群
2つめは「愛岐トンネル群」。こちらも市の東端にあります。旧・国鉄でかつて使われていたトンネル群で、現在保存活動が行われています。
ここでは中部大学の学生さんが 2015年5月〜2019年12月の約5年半、全長 1.7kmに 26台のトレイルカメラと極小型の164台のトラップを設置して、調査が行われたそうです。詳しくは以下のリンク先ページ下部の PDF ファイル「近代化産業遺産『愛岐トンネル群』におけるカメラトラップ法で確認された哺乳類相」を参照して下さい。
そしてここでもイノシシと比べると数は大幅に少なく、2019年だと 10分の1以下ですが、キツネの生息が確認されたそうです。
ちなみに私は 2019年秋の「愛岐トンネル群一般公開」に行ったのですが、その時上記の調査結果が掲示されてました。
3. 玉川小学校
3つめは「春日井市立玉川小学校」。自衛隊の高蔵寺分屯基地近くにある小学校で、ここでは 2011年11月に駐車場に現れたそうです。
この辺りも普段から生息していても全然おかしくない場所だと思います。
4. 与兵池・ナザレ幼稚園付近
上記の 3ヶ所はいずれも春日井市東部でしたが、中部もしくは西部(?)でも目撃されています。こちらはオリジナルの記事のコメント欄に寄せられた情報ですが、与兵池やナザレ幼稚園の近くで目撃されたそうです。
この辺りは私の住んでる街(小牧市桃花台)から近く、隣りの小牧ジャンクションのある小牧市高根地区や下末地区でも目撃されています。
5. 高蔵寺ニュータウン
Twitter で検索したところ、高蔵寺ニュータウンでもキツネが目撃されてました。桃花台にもいるので高蔵寺にもいるのではと思ってましたが、やはりいるみたいですね。😊
6. 庄内川沿い
名古屋市内では庄内川沿いにキツネの生息地が広がっているとのことなので、ひょっとしたらと思い Twitter で「庄内川 キツネ」で検索してみたら、キツネの目撃情報が多数アップされてました。その中に「春日井市内で見た」と言うのも複数ありました。以下はそのツイートまとめです。
おまけ 1:その他の生息可能性のある地域
最後に上記以外のキツネが生息している可能性のある地域について。「1」の築水の森のさらに北側は、間違いなくいるんじゃないかと思います。あと小牧山でも目撃されていて、その少し離れたところでも目撃されてるので、ひょっとしたら春日井市の西端辺りにも生息しているかもしれません。
そして名古屋市内では 2000年以降、市北東部の東谷山周辺の緑地から庄内川沿いや緑地などを経由して生息地を広げてるそうです。なので、ひょっとしたら対岸の春日井市内の庄内川沿いにも、キツネが来ているかもしれません。
またキツネは川沿いや緑地を通って移動してるようなので、そうなると市の中央部の「潮見坂平和公園」や「大池緑地」辺りにも生息しているかもしれません。
ちなみに以前、大池緑地内にある八田川沿いの河川敷で、何かに食べられたあとのあるカモの死体を見たことがあります。この辺りでカモを食べるような肉食動物は、キツネ以外考えられないのではと。
おまけ 2:キツネの民話
春日井市内にはキツネにまつわる民話が複数残っているそうです。それらの読み聞かせよう動画が市公式の YouTube チャンネルにアップしていました。こう言った民話が残ってるほど、やはり春日井地域も昔からキツネがいる地域なんだなと言うのが分かると思います。
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最後に
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追記(2022年3月12日)
「2」の「愛岐トンネル群」で生物調査関連のリンクを設置し忘れてたので、追加しました。
追記(2022年3月21日)
高蔵寺ニュータウンの目撃情報を追加しました。
追記(2022年3月22日)
庄内川沿いの目撃情報を追加しました。
追記(2022年3月24日)
「おまけ 1:その他の生息可能性のある地域」に追記しました。