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各務原市にある水族館「アクア・トトぎふ」は良くできてるなと感心!

(この記事は2019年12月に書いたこちらの記事を再編集して書いています。有料となってますが全文読めます。

岐阜県各務原市にある水族館「アクア・トトぎふ」に行ったことがあるのですが、ここが本当良く出来てるなぁ〜と思いました。…と言うことで、今回はこの「アクア・トトぎふ」について、記事を書こうと思います。( ´ ▽ ` )ノ

1. 立地とアクセス

「アクア・トトぎふ」は、岐阜県各務原市の木曽川沿いにあります。東海北陸自動車道の川島ハイウェイオアシスから歩いて行けるので、車で行くのが便利だと思います。もちろん一般道でも行くことができます。

公共交通機関で行くとなると岐阜駅からバスが出てるようですが、私は最寄りの「新加納」駅から歩いていきました。駅周辺に中山道の新加納宿の史跡があるのでそれを見つつ、イオンモール各務原によりつつ行きました。

寄り道したのでそれなりに時間はかかりましたが、寄り道せず歩いたら、たぶん 30分くらいで行けるのではと思います。詳しくは以下の公式ページを参照して下さい。

2. 建物は4階建て!優れた動線に感動。

今回特に下調べせず見に行ったのですが「岐阜の田舎にあるこの辺りに生息する魚や動物がメインの水族館」と言うことだったので、てっきり小さい水族館なのかなと思ってましたが、実際は 4階建てて、結構大きな水族館でした。

アクア・トトぎふ

入り口入って 1階エントランスでチケットを買い奥に進むと、最初まずエレベーターで 4階に案内されるのですが、ここから最後の展示までの動線が非常に優れてるなと思いました。

4階エレベーター降りてすぐの部分

例えば同じ水族館で言うと名古屋港水族館は、入り口入ると複数の方向に進むことができます。それぞれの方向に展示物(飼育されてる生き物など)があり、建物が2つに別れていることもあって、全ての展示を見るのは結構複雑なルートで歩いて移動しなければなりません。

しかし「アクア・トトぎふ」は動線がほぼ1本。4階から 1階まで道に沿って歩いていくことで、ほとんど全ての展示を見ることができます。なので、見るのがとても楽でした。

また各階の特徴も秀逸で、4階は長良川源流をイメージしたゾーンで、長良川源流に生息する生き物が展示されています。

4階の長良川源流地域をイメージしたゾーン

そして 3階は長良川の上流 → 中流 → 河口 と言った具合にゾーンが設けられていて、それぞれの地域に生息する生き物を見ることができます。

中流 〜 河口 ゾーンにあるシラサギと魚が一緒に展示されてるちょっと変わった水槽。

この様にまるで実際川を下ってるかのように展示物が配置されていて、それを1つの動線で見ることができるのは、とても優れた展示方法だなと思いました。

3. 人気の動物や可愛らしい動物もうまく配置

それともう1つよくできてるなと思ったのは、人気のある動物が複数飼育されてること。例えば 3階では、非常に人気のあるコツメカワウソが飼育されています。

コツメカワウソ

コツメカワウソ自体は長良川沿いには生息していないのですが、絶滅危惧種のニホンカワウソの代わりとして展示されています。他にも 1階にはこれまた人気のあるカピバラと、あと私が行った時には見かけなかったのですが、アシカも飼育されてるようです。

カピバラ
アシカ Photo by Inoue Takuto(CC BY-SA 2.0)

あと私が可愛いなと思ったのは、コツメカワウソのすぐ横で飼育されてるカヤネズミでした。こちらは夜行性なようで、赤い色した水槽の中で、ちょこまか動いていました。😊

カヤネズミ

4. 見どころはメコン川ゾーンの巨大な魚たち

上記で 4階と 3階は長良川の生き物が展示されてると書きましたが、2階と 1階は日本以外の国を流れる河川や湖に生息する生き物が主に展示されています。その中で一番の見所…と言うか、この水族館で一番の見どころは、3階メコン川ゾーンで飼育されてる巨大な魚たちです。

3階メコン川ゾーンの水槽を泳ぐ巨大な魚たち
3階メコン川ゾーンの水槽を泳ぐ巨大な魚たち

メコン川ゾーンの手前のゾーンで日本最大の淡水魚「イトウ」も見られるのですが、それを見て「でかいなぁ〜」なんて驚いてましたが、それとは全然大きさが違います。イトウはせいぜい数十センチ。このメコン川ゾーンの水槽で泳いでるメコンオオナマズなんかは、1メートル 60センチ以上あるそうなので、長さだけでも倍以上!

メコンオオナマズ
メコンオオナマズの大きさと測定の様子の説明
イトウ

なので、皆ここで「でけぇ〜!」と驚いて立ち止まり、魚を見入ってました。

ちなみに「アクア・トトぎふ」の公式ページによると、メコンオオナマズは世界最大のナマズで「過去には 3m、350kg にもなったものが捕獲されたとの記録がある」とのこと。上の写真のものよりもさらに倍大きいナマズがこの世にいるなんて、月並みな言い方ですが「世界って、広いなぁ〜」「こんなデカいナマズがいる場所があるのかぁ〜」なんて思いました。😊

5. 興味深かった生き物

上記で紹介した生き物以外にも、興味深かった生き物がいくつかいるので、ここではそれを紹介します。

まず最初に紹介するのは、こちらは確か 1階のアマゾン川ゾーンの水槽にいた「オキシドラス」。こちらも上記の「メコンオオナマズ」と同じ巨大なナマズで体長も 1メートル以上あったと思いますが、まるで鎧のような体が興味深かったです。

オキシドラス
オキシドラス

それとオスの鳴き声が鳥に似ていると言う「キオビヤドクガエル」と言うカエルもいました。とても小さいカエルでしたし、水槽の奥の方に隠れていたので、残念ながら鳴き声を聞くことはできませんでしたが。

キオビヤドクガエル

ちなみに YouTube で検索してみたところ鳴き声の動画が見つかったのですが、これを聞く限りだと「鳥」と言うより「セミ」みたいだと感じました。

あと体に白いコケの様なもので覆われてたサツキマスも興味深かったです。こちらは実はコケではなく水カビだそうで、「アクア・トトぎふ」の説明によると「寿命が近づくと免疫力が落ちて、体にこの様な水カビが付く個体が現れる」とのこと。

水カビが付いてると思われるサツキマス
サツキマスの説明

ちなみにこのサツキマスのいる水槽は 4階から 3階まで続いている水槽なのですが、深淵の奥で泳ぐサツキマスを見ていると、ちょっと不気味で、昔見たアニメ『釣りキチ三平』を思い出しました。😅

6. 隣りにある大観覧車もお薦め

そして 1階出口の手前にある広場には、上記で紹介したカピバラの他に、魚にエサをあげれるコーナーがあります。「魚」と言ってもよくある鯉なのではなく、「オイカワ」や「ウグイ」、「カワムツ」、「アブラハヤ」と言った長良川に生息する魚です。

魚の餌やりコーナー
餌やりできる魚
魚の餌やりコーナー

これも子どもたちやカップルでそれなりに楽しめそうですし、魚を間近で見られる点も良いのではと思いました。ちなみにエサの料金は 100円です。

あと最後に「アクア・トトぎふ」のある「オアシスパーク」には、他にもバーベキューができる施設や謎解きゲームができる施設など、いろんな施設があります。その中でお薦めは、やはり「アクア・トトぎふ」の隣りにある大観覧車「オアシスホイール」。

オアシスホイールとアクア・トトぎふ

眺めが良いのは当然ですが、イルミネーションも割りと綺麗です。あと夜遅く(※冬季以外は午後 10時、冬季は午後 9時)までやってるので、夜景も楽しめます。

オアシスホイールから見た一宮方面、流れてる川は木曽川
夜のオアシスホイール

最後に

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