第六回リーディング公演『熱帯樹』公演後インタビュー:杉本佳毅(勇役)

①今公演を終えて。
―まず始めに昨年の公演を
見に来てくださったお客様方
誠に有難う御座いました!
そして、明けましておめでとうございます!
今公演を終えて
約1ヶ月ほど経ちましたね
今回、狂天動智としては初めての立ち芝居込みの
リーディング公演でした
狂天動智としても杉本佳毅としても
ある意味この一年やってきた一つの集大成であったのではないかなと思いました
公演をやる前からそう思っていたんですよ
僕は配役オーディションを決める段階で
参加させていただいて、
そこの緊張感だったり、空気感が今でも忘れられませんね
ここだけの話ですが
完全に押しつぶされかけてました(笑)
ほんとに苦しかったですね、公演が終わるまで
苦しくて苦しくてもがきました
だからこそ、
無事にみんなと最後まで走り抜けられたと思います(花ちゃんの分までね)
こうやって、
無事に終えることができたのは
プロデューサーの堤田さん、山本さん、キッパーズケルシュさんの協力があってこそだと思います。
僕たちをここまで共に作り上げてくださり有難う御座いました!

②熱帯樹を初めて読んだ時の感想
―初めて読んだ時ですか
そうですね
この美しい日本語と
リアリティのある会話劇を
どう伝えるかで
難しく、そして重厚感のある作品だと思いました
と同時に
戦後間もない作品であって、数十年も経つのに
人間の憎さ、臭さが
今でもあり得るような親近感もどこかで感じていましたね
そういえば!
カットされていて、原作も読ませていただいたのですが
これまた僕たちが公演したものとは
全く違った面白さがあるので
是非こちらも読んで欲しいです!!!

③熱帯樹で好きな役は?
―鶴坂奈央さん演じられた律子ですかね
いや、もうあっぱれと思います
ほんとに
こんな上から目線で申し訳ないのですが
一緒にお芝居していても
見ていても気持ちがいいですね
話が進むにつれての
律子の圧倒的さが好きです(いわば告白ですね)
皆様も
見ていてそう思われた方が多いのではないでしょうか?

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④役作りの中で、自分がこだわった部分
―熱帯樹では
勇という役を演じさせていただきました。
僕に似たようなところが沢山ありましたね
優柔不断さだったり
弱気なところ
ただ弱いだけではないところ
男としてはプライドはありました
役作りに関して言えば
シーンの中で自転車で海を見に行くシーンがあるんですが
それと似た状況をイメージしやすくするために
自転車を借りて琵琶湖のそばまでいったりしましたね(笑)
僕自身、勇という役は他の役と比べれば
わりと癖がなくある意味ノーマルな役柄で
お客様が見ていて一番熱帯樹の世界に入り込みやすい役ではないかなと思ってたので
それをどういった風に
郁子、律子、惠三郎と絡んだ時に
勇として立たせていくか
もしかしたらここに1番役作りとしてこだわったかもしれないです

⑤熱帯樹を演じてみて、新しく自分に備わったものとは?(役者としてでも、人間としてでも)
―今回役者、人間として同一化していたので
両方ともに言えることなんですが
作品の中での責任や覚悟が大きくあったなと思いました
今までとは違った自分がそこにはいました
確実に何かを背負っていく!という覚悟を
身に染みて感じることができました
これは僕にとっては
一段階成長したとおもいます

⑦2020年の抱負
―昨年は
狂天動智で沢山お世話になりました
お世話なりっぱなしです
今年は
培った糧を活かしつつ
他の舞台で色んなものを吸収していきます
舞台だけにとどまらず
映像にも挑戦していきます
恩返しのために
応援してくださってる皆様のためにも
今年は自分の力を耕しつつ
「挑戦」の年にします
そんな僕を見守っていただけると
ありがたいです

⑥ご来場頂いたお客様、インタビューを見て頂いた皆様に一言
長い長いインタビューを
見ていただきありがとうございました!
中には
ご来場下さったお客様も
いらっしゃるかとおもいます!
今後も狂天動智をよろしくお願いします
もっともっと成長していきます
役者と共に
見ててください
僕たち私たちを
魅せますので
どうぞ
今後とも応援よろしくお願いいたします!
また会う日まで

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杉本佳毅△Yoshiki SUGIMOTO
滋賀県出身。1995年2月6日生まれ。
役者。
2017年に大学を卒業後、上京。
フリーで役者を始め、「三栄町LIVE」「CCB」など、様々な企画で東京の小劇場を中心に活動中。
舞台「男娼〜愛する事は罪ですか」東京公演、大阪公演を機に
関西でも活動の場を広げ、「狂天動智」の企画の下で
様々な舞台に出演中。

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