猫だまし的手法で仕事の憂さを忘れる
おはようございます!
ようやっと金曜日です!!
一週間戦い抜いた皆様お疲れ様です。
ちょっとした雑談が少し続きますがご了承ください。
我が社ではほとんどの社員がかの禍をきっかけにリモートワークとなった。
ありがたい。
私の念願が叶った瞬間である。
強烈なインドア派、ぐうたら属である私にとって家は天国。家ほど心地よい場所はない。
外に出るの、めんどうなんすよね。
ありがたい!リモートワーク最高!という私の気持ちが色あせていない一方で会社は社員の管理強化を始めた。
毎日どの業務に何時間費やしたか、5分単位で申請せねばならない。
それを月末、業務ごとに集計・チェックされ、「〇〇の業務に充てる時間が最近増えているけど、何があったの?それって適正なの?出勤日で割って、一日当たり何時間従事しているか出して。直属の上司と果たしてそれは適正値なのか話し合って。無駄な工数ないか洗い出してみて!」
などと細かい突っ込みが入るのだ。
「その業務に関連する仕事が増えたから工数も増えてるんだよ!」
理由はこれしかないのだが…そしてその業務を私に振ったのはあなただろうと指さしたくなる気持ちをぐっとこらえて私は組織の歯車として今日もキリキリと回り続ける。
摩耗しちゃうよ…?
さあ、本題である。
結婚生活8年目にして夫がついに私の操縦方法を学び始めた。
上記のように最近私は非常に仕事で疲労している。
通常業務量は変わらぬまま、補完業務が異常に増えている。
ところが補完業務に時間を割くと突っ込みが入る。
「適正かどうか洗い出してみて!無駄な工数がないか検討してみて!それを上司に報連想(以下略)」
いや~、その時間をまた補完業務として申請しなきゃいけないじゃないっすか。
そしたら通常業務がさらに圧迫され、減らせといわれてる補完業務の工数が増えちゃうじゃないっすか。
今月私結構な補完業務抱えてまして…
嗚呼…嗚呼…
正直私、打ちひしがれていますし、今のところ有効な打開策が見つかっておりません。
とまあこんな感じで追い詰められてるもんだから、肩はガチガチ、ストレスフル、腰も痛けりゃ目も疲れてるってんだ。
アラフォーの身体を舐めないでいただきたい。
それで時々夜息子が寝た後、夫に「ねえ~、肩揉んで!5分でいい!いや1分でいいからー!!」と絶対に1分では、いや5分でも終わらない肩もみを依頼する。
大抵の場合夫は嫌とは言わない。
好きなTV番組を見ながら気づくと30分近くもんでくれたりする。
先日も私はいつものように「夫~、肩が痛くてしんどすぎるよぉぉ。肩が爆発してしまうよぉぉ。5分、いや1分でいいから揉んでー」
そんな風に夫に声をかけた。
私に声をかけられた夫は心底驚いたように言った。
「え!?たいたいちゃん肩凝ってるの!?そんなに可愛いのに!???」
「お?」
私は一瞬口ごもった後、口元をにやりとだらしなく緩ませた。
「お…おう…」
肩凝ってるの?可愛いのに?
文意不明である。
文意不明なこの言葉をどう解釈するべきか、左脳を急激に稼働させつつ、「可愛い」というワードに直感的に右脳が反応してしまった結果、洒落た返しも出来ずただただ中途半端ににやりと笑ってしまった。
不覚である。
しかも、その後うっかり肩を揉んでもらうという約束を取り付け忘れてしまった。
一生の不覚である。
夫に、初めて一本取られた。
そう思った。
決まり手は猫だましであった。
ともかく、私はこの妙に面白い返しに一瞬で仕事の憂さを忘れさせられた。
暑い夏、毎日お仕事お疲れ様です。
疲れ切ったあなたの大切な人へ、こんな猫だまし、いかがでしょうか?