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人は大切にしたものを大切にするようになる

3連休最終日いかがお過ごしでしょうか?
運気を上げる目的でトイレ掃除を初めてから、ありとあらゆる家の汚れが気になるようになってしまった私は、午前中から息子の世話の合間に部屋のドアの汚れをふきふき。

家に手をかけるって素晴らしい。
手をかければかけるほど美しさを取り戻してくれるのだから。

めんどくさいなぁと思いながらもあちらこちらに手をかけていくと、あら不思議。手をかければかけるほど愛着がわいてくる。
これは対人間にも言えるのではないかとはたとひらめく。

人は誰かに愛情やお金をかければかけるほど、その人がより大切になっていくものなのかもしれない。
たぶん、脳が錯覚するのだ。
自分がこれだけ手間暇かけてお金も時間も注いだものは、自分にとって一等大切なものなのだ、と。

この錯覚を利用しよう。
付き合う男性にいつも大事にされていないなぁとお悩みの方。
我が仮説によると、大事にされるためには、大事にさせるしかないのです。

「誕生日プレゼントなんてケーキだけで充分だよ!もうその気持ちだけで!」

折角彼がプレゼントを贈ろうという気になっているのになぜか遠慮しちゃうそこのあなた!
ケーキはマストで加えて光物の一つや二つもらってやりなされ!
あなたはケーキと光物をもらうに値する価値のある女だということを彼の潜在意識に刻み付けるのです。

おススメは、欲しいものの大枠だけを伝え、彼に選んでもらうやり方だ。

「ティファニーのTスマイルのゴールドのダイヤついてるやつ!」みたいな指定はしない。
例えば「シンプル系のネックレスが欲しい」とか「冬の帽子が欲しい」みたいな伝え方。

そうすると何が起きるか。
彼はきっとめちゃくちゃ悩む。
時間をかけて商品をリサーチをする。
あなたの普段のファッションや趣味嗜好などに思いを馳せる。
実際のお店に出かけて、自らの足を使い、あーじゃない、こーじゃないと一日中あなたの顔を思い浮かべる。

あなたのことで思い悩んだ時間、あなたにかけた労力、そして費やしたお金の積み重ねが、あなたの存在価値を高めるのだ。

え?めんどくさい?
愛とは面倒で然るべきものなのです。

え?彼が選んでくれたプレゼントが好みじゃない?まあ、たまにはいいじゃない!(雑)

欲しいものは自分で買ったらいいのだ。

例え水晶の玉を抱えたイルカのペンダントを貰ったって、それもまた良し。

衝撃の逸品byガラスの仮面



数年後には彼はきっともっとあなたの好みのデザインを熟知しているはず。
その頃にはイルカのペンダントで爆笑出来る二人になっているはずだ。

例えば清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した10万の革靴は、間に合わせで買った5000円の靴よりあなたの中でずっと価値が高いはずだ。

さらにその10万の革靴を傷つけないように大切に履き、履いた後は時間をかけてお手入れをする。
靴を磨けば磨くほど、10万円の靴があなたの中で10万円以上の価値を持ち始める。

逆に一大決心をして10万の靴を買ったとしても、それを雑に扱い汚れを放置したままでいるとその靴はあなたの大切なものではなくなっていく。

私は家の2Fにある狭いトイレが嫌いだった。
大層可愛い壁紙のオシャレなトイレではあったものの、長年雑に扱われてきていたせいか、なんだか全体的にくすんでいた。
換気扇は元からなく、窓は壊れていて空気がよどんでいる気がした。
トイレ掃除は顔をしかめながらささっとブラシでこするくらい。

そんなトイレをここ半月毎日磨いてみた。
壊れていた窓をなんとかこじ開け、やっと満足に空気の入れ替えが出来るようになった。
壁や床、便器がピカピカになっていくたびに、私はこのトイレに愛着を感じるようになっていった。

狭いが我が城。
もはやそんな心持ちだ。

雑に扱っていたトイレですら時間と労力と少しのお金をかけた途端それは私の中でぐんぐんと価値ある場所に変わっていった。
いわんや人間なら。

夫が鬱で鬱々(鬱だけに)としていた時期ですら私は彼に小さなことを様々と頼んだ。

「車でコンビニまで連れてって」
もちろん夫は拒否をする。
「そんなの自分で運転してよ」
そう言われても引けない戦いがある。

「だって出来んし。夫が運転してくれないと私は一生コンビニに行けない!ポテチが食べられない!もうポテチしか食べたくない!」
「おとん(夫の父)に頼んで」
「やだ!おとん運転下手だもん!!」

夫は大抵の場合、最終的には私の願いを叶えてくれた。
思えばあの時期夫は相当しんどかったと思う。
それでも悲願のポテチをゲットしホクホクしている私を見て、どことなく夫の表情が明るくなっていた気がする。

人は頼られることで、自分の存在意義を感じることが出来る時もある。
もしかしたら、何も出来ない夫の出来ることを見つけ頼ることで、私も夫の価値を無意識ながらに再確認しようとしていたのかもしれない。

トイレ掃除をしながらたどり着いた真理。
人は大切にしたものを大切にするようになる。

実際に彼氏や旦那さんに試してみて、そのせいで深刻な問題が生じたとしても当社は一切の責任を持ちませんのでご注意ください。

あと、当然ですがあなたを大切にしてくれる人をあなたもまた大切にしてくださいませ。


サポートいただけたら、美味しいドリップコーヒー購入資金とさせていただきます!夫のカツラ資金はもう不要(笑)