CL横浜優勝!! サーカスツールボックス!!
こんにちは。愛知でポケモンカードをしている
K / テラダ ケイト (@7kyst) と申します。
この度、僕はチャンピオンズリーグ横浜(以下CL横浜)マスターリーグに出場し、優勝という結果を収めることができました。応援してくださった方々、ありがとうございます。
まずは、このような情勢の中、大会を運営して下さったスタッフの方々、本来のジャッジ業務に加えて感染対策などの統制も行って下さっていたジャッジの方々に感謝を述べたいと思います。現在まで、集団感染などの報告も聞かれておらず、非常に安心して取り組めた大会となりました。ありがとうございました。
また、マスターリーグ本戦 決勝で起きた事案につきまして、対戦相手の方ともお話をし、次回以降はお互い、より注意しつつプレイを行うということで合意しております。
今回の件で不快な思いをされた方、大変申し訳ありませんでした。
改めまして、今回は、僕がCL横浜で使用したサーカスツールボックス(ズガドーン入りの炎バレット)に関しての解説を行います。
最もメインで調整を手伝ってくれたsoma(@GoUsoma0321)さんをはじめ、一緒に練習してくれた方々、本当にありがとうございます。
これから行われるシティリーグでサーカスツールボックスを使おうと思っている方、サーカスツールボックスやズガドーン(以下小ズガ)の対策を考えている方、双方にとてもおすすめできる内容となっております。
執筆理由としましては、今回のデッキにおける、採用カード・不採用カードの選択、プレイの仕方についてTwitterのDMやリプライで質問を頂くことが多かったためです。このような形での公開、申し訳ありませんが、ご了承ください。
CL横浜にて僕のデッキが公開され、様々な疑問を持った方が多くおられたかと思います。今回はその期待にできるだけ応えられるように無料部分から有料部分まで、かなり詳細に記載させていただきました。
記事を購入して下さった方に限りますが、追記して欲しい事や質問等ありましたらお気軽にDMまでお願いします。お急ぎであればできるだけ早急に返信させていただきます。
僕が考える、現環境における小ズガの全てを言語化したつもりです。ぜひ最後までご覧下さい。
はじめに
僕自身の戦績ですが、今回のCL優勝の他に、
・シティリーグ シーズン1 ベスト8(小ズガ)
・シティリーグ シーズン3 準優勝(ジラーチLo)
・その他自主大会入賞 などがあります。
発売当初から小ズガを使い続けているため、小ズガに対しての理解度はかなり深いと思っております。
愛知の方は、僕がよく小ズガを使っている光景を見たことがある人も多いと思います。
非公認大会では、仰天のボルテッカー発売後のBOX争奪戦 での2連続優勝や、CL1週間前に開催された自主大会でベスト16 に入賞することができたことなど、直近の成績においても比較的良い成績を維持できていると考えております。
以下、略称(例:ピカチュウ&ゼクロムGX→ピカゼク)など一般的に用いられている呼称を使用させて頂いております。ご了承ください。
環境考察とデッキ選択の経緯
CL前に、たくさんの方がnoteを執筆されており、概ね皆さんが思う環境予測も固まっていたと思います。
僕が思う現環境の考察は以下の通りでした。ここで言うtierとは単純なデッキとしてのパワーだけでなく、使用者数の多さも考慮しております。
tier1
三神ザシアン 小ズガ
tier1.5
ムゲンダイナvmax (無人発電所入り含む)
tier2
ピカゼク(ピカチュウvmax含む) ルカメタザシアン
tier3
その他(セキタンザンvmaxや超・炎ミュウミュウなど)
皆さんも感じているように、様々なデッキが群雄割拠している環境である、という印象を受けると思います。
実際その通りで、CL1週間前に開催された自主大会のデッキ分布を参考にしましても、シェアが20%を超えているデッキは存在しません。
下記は一門杯運営(@yotsugi_1mon)様から引用させて頂いております。ありがとうございます。
このような環境の中でCL横浜を勝ち抜くために、僕は【強いデッキを正しく使う】ことが大切だと思いました。
CLの直前には様々な個性派デッキを見かけます(CL前あるある)が、現環境においては、多方面へのメタ(対策)を行うよりも最低限のメタを行いつつ、環境上位と想定されるデッキへの太い勝ち筋を示せるデッキが強いと考えました。
また、様々なデッキが環境に存在している以上、全てのデッキに対して有利なデッキを考えるよりは、自分の使い慣れている(正しく使える)デッキを使用することが良いと考えました。
小ズガというデッキタイプに対する認識のズレ
現環境において、小ズガが環境上位と言われていながらも、小ズガは「大きいダメージを出してバトル場のVMaxポケモンやtag teamポケモンを倒すだけ」と認識している方をよく見かけます。
果たして本当にそうでしょうか。たしかに、そのような方法でもサイドをとり切ることはできると思います。しかし、CLで上位入賞を目指しているプレイヤーであればあるほど、非GX、Vポケモンをバトル場に出し、サイドを取りに来ます。そのようなときに上記の戦い方のみではエネルギーのリソースが不足してしまい小ズガ側がサイドを取りきることができなくなってしまします。ざっくりとした言い方にすると、サイドを(1-1-3-3)や(3-2-3)で押し付けてくるデッキタイプに対して不利をとってしまう、ということになります。
以下に僕が作成した小ズガのサンプルレシピ(概ね一般的とされているもの)を掲載します。
このようなレシピにおいても、ウッウVやレシリザ、ズガドーンGXなどのサブアタッカーが採用されています。これらのサブアタッカーを効率的に使用することでバトル場のVMaxポケモンやtag teamポケモンを2匹倒さずともサイドを6枚取り切れることが多くあります。
お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、実は、小ズガというデッキは非常にリソースの管理が難しく、60枚すべての可能性を考えつつプレイしていかなければならないため、非常に難易度の高いデッキとなっております。
小ズガへのメタカード
小ズガを現環境で使用することのメリットとして、メタを行おうとしても有効に機能するものが少ないことが挙げられます。小ズガの対策方法が少なく、悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?ここでは、僕が考えた、小ズガに対しての確実なメタカードを紹介します。皆さんも既知のものが多いかと思います。
・クワガノンv
・カプ・レヒレ
・アブソル(あくのはき)
・無人発電所
小ズガのメタを考えた時にこのあたりのカードが浮かぶのではないでしょうか。たしかに、どのカードも十分なメタカードとして機能する場面が多くあります。
しかし、クワガノンvやアブソル、無人発電所は構築段階から、カプ・レヒレはプレイングでカバーすることが可能となっています。
これが、僕の今回のCLでのマッチリストになります。
予選(Day1)ではすべて違うデッキタイプと対戦し、7-0の成績を収めることができ、その中では、一般的に不利とされているピカゼクに対しても勝利することができています。また、大会を通じて注目を集めたセキタンザンvmaxに対しても3-1という好成績で勝利することができております。
このことから、幅広いデッキに対して勝ち筋を通すことのデッキであると考えています。
デッキレシピ
こちらが、今回僕が使用したデッキレシピになります。
採用・不採用カードの理由につきましては有料部分でご紹介させていただきます。上記メタカードへの対策ももちろん記載しております。
配信後の勝利者インタビューでもお話しさせていただきましたが、今回のデッキのMVPを挙げるとすればファイアローVとガラルジグザグマです。
ファイアローVの採用理由だけで1000字くらい書いてる気がします。
サーカスツールボックスについて
今回、僕が持ち込んだこのデッキは本当に自信作でした。
長い期間調整を重ね、1枚1枚に明確な理由や仮想敵を想定してカードを選びました。ただレシピを回すだけでなく僕の考えをトレースしてからデッキを回してみてほしいです。
このnoteを通じて、みなさんの中になにか一つでも残るものがあればnote執筆者としてそれ以上に嬉しいことはないと思います。
読み終わった際は感想でも批評でも追記の依頼でもなんでもいいのでご連絡くださるととても喜びます。
たくさんのお知らせ待ってます。
有料部分について
今回は有料部分で採用理由と各対面へのデッキの動かし方、当日のマッチアップを中心に記載していくつもりです。
配信宅での対戦については、動画では盤面等もしっかりと残っているので、その際に僕が何を考えながらプレイしていたかを詳細に書いていこうと思います。
これは実際のデッキの動きを見ながら後付け解説を自分で行うような形になると思うので、このデッキを使用する際はかなり参考になると思います。
実際に対戦している動画を元にした解説Noteは少ないと思いますので、ぜひご覧ください。
今回のデッキのようなツールボックス型(様々なポケモンを相手によって使い分けるデッキタイプ)は初心者の方や、始めたばかりの方には少々プレイ難度が高く、初めはデッキを使いこなすのは難しいかもしれません。
そのため、解説はできるだけわかりやすく行い、多くの方に理解していただけるように言葉を尽くしました。
このようなの型のデッキを正しく使うことができるようになれば確実にプレイの質は向上すると思います。
その他、使用していてご不明点等ありましたら、ご連絡ください。
随時追記させていただきます。
このデッキを使用する上で最も重要なこと
僕が今回の構築で最も重要だと感じていることです。これを意識するだけでサーカスツールボックス、小ズガの強さを理解できると思います。
それは
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