服すらアマゾンで買うことになる理由
🔵服すらアマゾンで買う人が激増する根本理由
⏺️アマゾン「アパレル販売」はどこまで伸びるか
⬛️「アマゾンで取り寄せ、自宅で試着し、気に入った服だけ買う」
➡️この様な人が今後ますます増えていく
アパレル業界を取り巻く論調は厳しい
・「若者のファッション離れ」
・「服が売れない」
➡️悲観的な言葉がメディアを賑わせている。
⬛️2018年10月の繊研新聞社の発表
⏹️2017年国内衣料品の市場規模は9兆7500億円
前年比1.1%ながら微増。
服は売れているところでは売れている。
アパレル業界では、何が起こっているのだろうか。
ここから詳しく説明します。
⬛️不況の中で積極投資するアマゾン
⏹️日本では「アパレル不況」が叫ばれている
・大手アパレルの店舗
・ブランド削減
・百貨店アパレルの苦戦
➡️ネガティブなニュースが相次いでいる。
・アパレル業界に関わっている人
・アパレル業界を目指す人
➡️非常に暗い話題ばかり。
⏹️アパレル市場を「ビジネスチャンス」ととらえ、積極投資をしている企業
【アマゾン】
日本には未参入。
アメリカでは、衣料品分野で60以上のプライベートブランドを所有。
・下着
・ドレス
・シャツ
・スポーツウェア
・子ども服
➡️ターゲットのニーズや年齢層、価格帯に合わせてブランドを展開し、急速に業績を伸ばしている。
【アメリカの調査会社コーエン社】
⏹️アメリカのアパレル市場におけるアマゾンのシェア
2016年の6.6%➡️2021年には16.2%に拡大する見込み。
・売り上げベースで概算
5年間で約2.3兆円➡️約6.5兆円にまで拡大する計算。
⬛️なぜアパレル業界でアマゾンはこれだけ成長しているのか
⏹️アメリカでのアマゾン
⭕️「総合系プラットフォーマー」としての覇権争いに勝利し、すでに一強状態となっている。
⭕️EC全体の物販ベースにおけるシェアは実に3割を超えている。
➡️ほとんどのアメリカ人がECでモノを買う際、アマゾンを利用している状況。
⏹️価格帯を問わずほとんどのアパレルブランドが対象
➡️自社サイトだけでなく、アマゾンでも販売している事が大きい。
⬛️アパレルでもアマゾンが最強な2つの理由
理由①:蓄積した膨大なデータを「価値」に変えている
・「プライムワードローブ」
・「エコールック」
➡️この様なことがテクノロジーを活用した新サービスを利用して、膨大なデータを集めている。
【「プライムワードローブ」とは】
⏹️有料のプライム会員が対象で、購入前の服を自宅で試着できるサービス。
1、アマゾンのファッションカテゴリーにある商品から2点以上を選択すると、専用ボックスで商品が配送される。
2、ユーザーは1週間自由に試着し、気に入らないものは同じボックスに入れて返送する。
3、返送料は無料で、気に入った商品はそのまま購入できる。
⬛️アメリカに続き日本でもついに導入され、今後浸透が進む
⏹️アメリカのプライム会員
1億人を超えており、全米の売れ筋や返品情報が日々蓄積されている。
情報や過去の購買履歴情報を活用し、ユーザーへのレコメンデーション機能を日々改善している。
⏹️声AIスピーカー、の別モデルとして、「エコールック」を発売
【「エコールック」の特徴】
⏹️音声AIスピーカーとしての機能に加え、自撮り用のカメラ機能
カメラ機能を使うと、簡単に全身撮影が可能。
背景のぼかしやピント調整もすべて自動で行い、ユーザーはストレスフリーで全身が入ったベストショットを撮れる。
⏹️撮影した写真を自らのSNSに投稿
「スタイルチェック」という専用のアプリを駆使し、撮影した写真をもとにAIによるコーディネートアドバイスや提案を受けられる。
⏹️「エコールック」を通じて、アマゾンは画像情報を蓄積可能
・「コーディネート」
・「カラー」
・「素材」
・「シルエット」
➡️ファッションビジネスに役立つさまざまなトレンド情報がたくさん含まれている。
🌸アマゾンは一連のサービスを通じて現在膨大なファッション関連データを蓄積している。
例、
⏹️ユーザーの好みに応じて対応
季節ごとに「プライムワードローブ」が提案アイテムを送られる。
「エコールック」のAIコンシェルジュと相談したアイテムを、試着できたりするようになる。
⏹️蓄積された購買履歴
・そのまま消費者のクローゼットとなる。
・アプリやエコールックから過去に買ったアイテムを使ったコーディネート提案がされる。
⬛️アパレル企業はアマゾンとどう付き合うべきか
⏹️アマゾンの強み
⭕️企画・生産・販売で培ったノウハウを今後、企業にサービス提供していく可能性がある。
⭕️アマゾンのBtoBサービスをうまく活用する。
⭕️アマゾンとの協業と棲み分けを実現する。
これらが今後アパレル企業にとって経営課題となる。
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