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地球温暖化懸念+原油分析


【教養ニュース】

●国連報告書
温室効果ガス排出削減に向けた各国の現在の公約の実施だけでは今世紀中に世界の気温が産業革命前より摂氏3度近く上昇するとの試算。

・各国政府が気候変動対策を現在の公約よりも強化しない場合
世界の気温が産業革命前の水準より2.5─2.9度の気温上昇に直面する。

・気温が3度上昇した場合
世界は後戻りできない複数の破滅的な悪影響を招く恐れがある。
現在の傾向は地球が行き詰まる3度上昇に向かって突き進ませている。

●原油先物小幅続伸
OPECとOPECプラスが価格下支えに向け追加減産を検討するとの見方が支援材料。
OPECプラスが26日に開く会合で追加減産の是非を検討する可能性が高い。
→テクニカル要因に於いては、イスラエル、ハマスの衝突は一旦回避の方向になり、原油価格はピークアウトしている。
短期的にボラティリティが高まった懸念感から利食いによる売りが続出。

●利下げは時期尚早
イングランド銀行のベイリー総裁は利下げについて考えるのは「時期尚早」。
インフレが予想以上に根強い兆候が出れば、再利上げを行わざるを得なくなる可能性がある。

・インフレが高水準にあるときはリスクは冒さないと
・利下げについて語るのは尚早
・イスラエルとイスラム組織ハマスの武力衝突でインフレが再び上昇するリスクが高い
・再利上げの必要性につながるインフレ持続の兆候を注視しなければならない。
→英中銀は今月2日の金融政策委員会で、金利を5.25%に据え置き決定。
英中銀は2024年6月に0.25%ポイントの利下げに踏み切るとの観測。
来月のCPIの動向が非常に気になる格好であり、更なる鈍化が見込まれればポンドは劣勢になると判断する。

●FOMC議事要旨
米利上げは終わったとの見方が市場で強まる傾向。
議事要旨はこの観測をさらに裏付けるものになる可能性。

・労働市場軟化の兆候が増えつつあるとの見解が示唆。
・GDPの好調は一時的とFOMCが考える理由が示される。
・利下げについては来年早期にあり得る。
・物価の伸びが減速しつつも景気は拡大していることが米経済指標では示唆。
→金融当局がインフレに関して勝利宣言するには十分ではないとの考え。
を示した。
インフレ率の引き下げでかなりの進展を遂げているが、米国民は物価がかつて慣れていた水準よりも高いことに気づいている。

●東証スタンダード市場指数週足チャート分析
2022年7月以降から上昇チャネルが継続している。
エリオット波動を見ても推進波と言うものは現在進行形で継続。
短期的に2023年7月以降、三尊天井の形状が発生しているが、これをブレイクすることができないと下落の可能性としてはあると判断する。
また、短期的にダブルトップダブルボトムの形状が発生するとソーサトップの可能性としても否めず、サポートラインは1100.0であるため、このラインを割ることとしては非常に危険と判断する。
また、レジスタンスライン1150.0、これをブレイクアウトを再びすることができれば依然として上昇のトレンドは継続と考える。



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