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長野へ#2

京屋のメンバーと2泊3日で長野に来ています。
なぜ長野に来ているかというと、理由はたくさんありますが、一言で言うと、"長野にご縁があるから"です。

・京屋の染職人の実家がある
・友達が多い
・店舗で使う家具を作ってもらうため
・行きたい店が多い
 などなど

2日目がはじまった

朝3時半に目が覚めた。諏訪の温泉宿に泊まったので、朝風呂を頂こうと思って大浴場へ。
さすがに、この時間は貸切状態。大きいお風呂に俺1人。
鼻歌混じりで湯船に浸かっていると、お掃除に来た宿のスタッフさんに「入浴時間外ですよー。ごゆっくり。」って声をかけられた。
「あ、ごめんなさい。」って言いながら、しばらく1人の時間を楽しみました笑

2日目のスタートは神社巡りから。
諏訪大社 下社 春宮諏訪大社 上社本宮に行きました。

リビセン

10時から、諏訪にあるREBUILDING CENTER JAPANへ。
色々と企み中の新しい事業に向けて、代表の東野さんと打ち合わせ。
リビセンさんの考え方が大好きで、こういう人たちと一緒に良いお仕事したいなぁと思っています。
以下、リビセンさんのサイトから引用しましたので、ぜひ読んでください。

こんにちは、リビルディングセンタージャパン(リビセン)です。
わたしたちは長野県諏訪市で、古材と古道具を販売する建築建材のリサイクルショップを営んでいます。
家屋や工場の解体や、お片づけの現場に、大家さんから直接連絡をいただいてお伺いし(またはお店に持ち込んでいただいて)、行き場を失ってしまったものをレスキュー(引き取り)しています。
また、リビセンは古物の取り扱いをベースとしながら、REBUILD NEW CULTUREという理念のもと、今の社会を楽しみなおすトライアルチームです。
消費者ニーズから外れてしまった農作物や規格外プロダクトは、本質的な価値を正しくつたえる。
家の住み継ぎかたを、アップデートする。
モノをつくるなかで生まれる「もったいない」を価値化・可視化していく。
そうしていくことで、捨てられていくものや忘れられていく文化を見つめ直し、再び誰かの生活を豊かにする仕組みをつくっていきたいと思います。
いまの日本では、時代の変化とともに使われなくなってしまったものや、失われつつある文化がたくさんあります。
受け継ぐことがあたりまえだった家、農作物を長く保存させる術、壊れたものを直して使う暮らしの知恵。
家だってすぐ建てられる、食べものだって豊富、欲しいものはなんでも買える、そんな便利な時代には、そういった価値を感じづらいのかもしれません。
「でも、それらを現代の暮らしにあった形にインストールしなおせないかしら?一度は役目を終えたものや文化の本質的な価値を見つめ直し、資源として再び利用されていく世界ってつくれないかしら?」
そんなことを考えながら、環境問題の改善や、愛されてきたものへの思いを継承する伝え手になっていきたいと思います。

リビセンHP リビセンとは


ね!すごく良くないですか?良いんです。私たちがやっていることと共鳴する考え方。私たちがこれから取り組むプロジェクトも、まさにこの考え方と同じなんです。こういう在り方の人たちといい流れを作りたいと思っています。

右から京屋染物店専務、リビセン代表の東野さん、縁日の統括ディレクター
染色部リーダー、デザイン部リーダー

これからどんなプロジェクトが始まるかは、まだ構想段階、準備段階なのでお伝えできませんが、いつも見守ってくださっている皆さんの応援なしには進むことのできないプロジェクトです。内容が固まりましたら、皆さんにご報告いたします!

栞日

2軒目は、松本にある栞日へ。
代表の菊地さんは静岡出身なのですが、父親の実家が岩手県一関市という驚きのご縁。菊地さん自身も子供の頃、夏休み、冬休みの長期休暇は一関で過ごしていたそうです。

栞日はブックカフェと言えば、良いのだろうか?
全国のインディーズ本の品揃えがすごい。美味しいコーヒーとスコーンをいただきながら、ゆっくり過ごせるお店です。


お店の雰囲気も良いけど、やっぱりお店を運営している人たちが良い。

菊地さんがこの店を立ち上げたことで、大切なものが残りつつリデザインされて、街に賑わいが出ている感じなのです。

それを感じるのが、この外観。

お店の外観は以前の店舗のまま。初めて訪れる人は、栞日だと気付かずに一度通りすぎてしまう。
菊地さん曰く、

費用面で内装だけを変え外観はそのまま残したのだが、そのことで、昔からこの街にいる人にとっての愛着のある風景が残った。よそ者が突然街の風景を変え始めたら嫌がる人もいると思った。
後付けの話になってしまうが、外観をそのままに内装を変えたことが、結果として街の人やお客さま、以前のオーナーからも喜んでもらえている。

その証拠に、栞日の向かいにある銭湯が廃業する際も菊地さんに相談があった。
別業態でいいから継続して、菊の湯の外観と看板を残せないか

菊地さんは、この店舗を引き受けて、別の業態に変えることなく銭湯をリデザインして継続している。

街で世代を超えて何十年も店を営んできた人たちにとって、店の趣が残り続けることは幸せなことだと思う。

栞日の改装もリビセンが手がけている。
あーすごくいいな。と感じた長野2日目でした。


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