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記事一覧

カワイイ世界

カワイイ世界

パステルピンクの夢模様
私は空想の中にひらりひらり
ふわふわ浮いてる夢心地
遊び疲れてひらりひらり

私は何処にいくのかわかんない
わかりたくないし わかろうともしない
ずーっとこのカワイイ世界で生きていたくて
ふわふわピンクとイエローとブルーとレッドの色彩に閉じこもるの

それってそんなに悪いこと?
あながち変ってわけじゃなくないかな?
いま世界は彩られているんだもの
私の大好きなカワイイ模様に

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くだらねえ

くだらねえ

くだらないぜ
じゃじゃ馬な連中がパーリーピーポーでワイワイしてる
おれは遠くからそいつを眺めて吐き捨てる
くっだらねえぜ くだらねえぜ

いつしかおれたちみんな大人になって
ガキのことを胡散臭い目でみるようになるんだろう
でもそんなのが大人だっていうなら
おれは絶対大人になんてなりたくねぇ

くだらねえ仲間たち くだらねえ女ども
誰かのうわさ話に華を咲かせて
おれたちきっと幸せなふりしてるんだろう

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あなたのもとへ参ります

いつかあなたのもとへ参ります
それは別に死を意味するわけではありません
私とあなたは元々一つだったのです

この世が始まったときから私とあなたは結ばれる運命にありました
そうは思いませんか
いつかはこの命は尽き果てます
そうして輪廻転生を繰り返していくのです

あなたは馬鹿げたことだと言うかもしれません
ですが私は信じているのです
いつかあなたのもとへ参ります
知らずにいれば幸福でいられたでしょう

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気づかないもの

誰でもない人
誰でもないところ
誰でもない世界
僕はどうしてここにいて
君はどうして傍にいるの
分からないものは知りたくない
知らないものは分かり合いたくない

戸惑って 歪んで くすぶって 変わってしまって
それでも変わらないものがあるって言うなら
君が僕にそれを教えてくれたらいいのに

いつまでそこにいるつもりかい
僕はずっとここにいるよ
傍じゃないけどそれでいいだろ
君が寄り添ってほしいと言

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詩:夜の闇

夜の闇にまぎれて声が聞こえる。
か細い猫の鳴き声。
ぴゅうぴゅう吹く風に声はかき消される。
僕は部屋の中でただじっと、見守るしかできない。

オレンジ色の光は外に届いているか。
君の目からはこの光が見えているか。
またか細い鳴き声が聞こえる。
がさがさ鳴る音。
猫の姿は一度も僕に見えない。
夜にまぎれて声だけが聞こえる。

やがて、声も聞こえなくなる。
ぴゅうぴゅう鳴る風の音だけが聞こえる。
君は

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詩:歯車

人生は歯車。
歯車の一つ一つが僕ら。
僕らはゆっくり歯車を回す。
かちっとかみ合わさると、気持ちいい。

けど、かみ合わないものもある。
ゆっくり回す人もいれば、
速く回す人もいる。
他人の歯車に、自分の歯車を合わせてしまう人もいる。
僕らは一人一人、歯車を回す速度も大きさも違っている。
でも、小さい歯車も大きい歯車もかちっと合わさって、
大きな大きなしくみになれば、何かすごいことができるかもしれ

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詩:コスモス

コスモスの花が咲きほこる。
母が真ん中に立ち、
僕と二人の兄がその横に立つ。

小さな思い出。
紺碧の空と、
さぁぁっと吹きつける風。

母は髪を手で押さえて、
父はカメラのシャッターを押す。

パシャリ。
僕らの写真には、母のとびきりの笑顔がある。