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アルミペグハンマー製作(鋳造方案検討)
金型製作をしていく前に、鋳造方案を検討する必要があります。
鋳造方案(ちゅうぞうほうあん)とは、簡単に言えば、製品形状になんべんなくアルミを行きとどかせる道をつくるものです。鋳造用語になります。
「アルペグ」を製作した時と 同様に 鋳造シミュレーションをしていきました。
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金型製作する前に何回も鋳造方案を作成し、鋳造シミュレーションをしていきました。上記の図でもみられるように、製品の向き等を考えてよりアルミがうまく流れるように設計していきました。
鋳造シミュレーションのメリットは、鋳造試作の回数を減らすことができ、試作コストが下げられることと、はじめから高い品質にて鋳造が可能になることです。
ペグハンマーは横長で、フック形状部位にアルミが流れにくいので苦労しました。
大昔は、解析ソフト・鋳造シミュレーションもなく、経験と勘が頼りの職人さんの仕事でした。(鋳造シミュレーションもスキルは必要ですが)
今は鋳造シミュレーションができて、目で見て確認できるのでいいですね。
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製品図面を作成し、金型製作を依頼していきます。
ヘッドの先端はステンレスで検討しているので、鋳造シミュレーション、製品図面にはありません。
金型製作は、弊社の金型部門で製作していきます。