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ヘアー(短髪)の作り方備忘録

旧Twitterで4年くらい前?にぼやいてたと思われるギルガメッシュ(弓)のヘアーメイキング画像があったので房の作り方を新たにのせてnoteにまとめたものです。
当時メタセコイアで作ってて今はblender使ってるんですが基本的な作り方は今でもそんなに変わってないかな。一般的な房タイプなのでそこは見所あまりないんですけど。
男性のショートヘアーを作るときに自分が気を付けてた部分を雑に説明してるから参考になるかはともかく、こういう作り方してても何とかなるよっていう話です。
備忘録の前に自分の房の作り方のせときます。


基本の房(3面)の作り方

まず基本の髪の作り方からザックリと。
短冊型とか房型とかありますがショートヘアーは髪の段数が多いので基本の房を作ったものを複製してザクザク田植えしてくほうがモデルのイメージに合わせやすいと自分は思ったので房で作ります。房も3角タイプと4角タイプとかあって簡単なのは3角形です。こだわると6角とか頂点が増えていく…ということでまずは3面の作り方です。


縦辺は結合してもいいんですけど後のUV展開で結局UV割る辺を選択する必要があります。
上下の頂点くっつけるかは人によって意見が分かれると思います。
綺麗な四角形で開くほうが楽な人は結合しないほうがいいよってだけなので、髪のすじなどテクスチャーにちゃんと描きこむならくっつけたほうが良いので絶対ではないです。
滑らかになるようにカトマルさんを設定します。オブジェクトから設定クリックして、曲面を生成しないからCatmull-Clarkをクリックして曲面化させます。
blenderならモディファイヤーからサブディビジョンサーフェスを設定します。
後は辺を増やしたり正面からみて横幅を広げたり、後ろの厚みになる頂点だったりを髪っぽく整えれば基本の房ができます。

基本の房(4面)の作り方

3面の説明からの4面の話をしているので「どゆこと?」って思う人は基本の房(3面)から見てください。

UV展開に気を付けよう。気づかずに田植えした後の修正祭りで地獄を見ないようにUVの確認はしましょう。これは主に自分に向けて言っています。


比較画像
3三角面を厚みを手前にした逆の場合の比較と、上から見た時の厚み具合。





メンズのショートヘアー備忘録

恭之式ギルガメッシュ3臨モデル。この髪の話。


毛先を基本の4面房で作った後、上の面を伸ばして丸くなるようにした後にUV展開やり直して毛先にグラデーションかかるようにしてあります。頭部まで房の状態だとエッジが根本まで来てしまうからシルエットに影響しないように上は丸く、適度に凹ませてエッジを部分的に出して。

耳下から房を差し込み植えこみして増やすこと片側20~30本くらいだったかな。ミラーを使ってフリーズ後に微妙に位置をずらして完全に左右対称にならないようにしてました。フリーズ後の房総数は考えたくない。
ややくせ毛があるキャラなのか躍動感を出すためかところどころハネっ毛があるので、バランスを見ながら房の一部にアホ毛やハネ毛の広がりをだしてます。
確か当時は髪がだんだんチョコボに見えてきてチョコボの羽っ毛を目指して迷走していたこともあったので何%かはチョコボで出来てると思うんだ。


髪のテカリはスフィア使ってます

上がボリューム足りなかったのと丸みすぎて大人しい印象になっていたので更に追加の房を盛る。
イラストではアホ毛がたっているのにアニメだとアホ毛があまりないストンとした髪。この矛盾を解決するために後頭部のアホ毛を下げて全面には前髪がトップくるようにすることで和解しました。


この髪の形になるまで何回やり直したか覚えてないくらいトライ&エラーで延々作り直してたので効率は大変よろしくなかった。
上手くいったときにやったことは先にザックリと頭のシルエット(髪の横の広がりかたとか)を作ってからその形になるように外堀から埋めていき、耳下首下などの中を埋めていった記憶があるので、中の頂点色々重なってるんですよね。だから無駄に頂点数が多いモデルになってます。房さすだけだから楽といえば楽かも…?あとは曲面フリーズは最後の最後にやるべし。

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