星槎天文部(ウロボロスの蛇・宇宙の晴れ上がり)
今日の天文部では、太陽の遠日点・近日点などに関する話を伺いました。
また、フランス後期印象派の画家ゴーガン(1848~1903)の画題にもなっている「私達はどこから来て、どこに行くのか?」を考えるアイディアとして「ウロボロスの蛇」を取り上げました。これらは、古今東西の思想で問われてきたテーマですが、現代の天文学にも取り入れられ、物理学・化学・生物学・地学を総合し、素粒子から宇宙論までを繋げる研究が目指されています。
最後に『宇宙図』を読みながら宇宙史を学びました。
最初期のインフレーションで宇宙は冷却したが、空間の性質変化で膨大な熱が爆発的に放出されビッグバンが起きた。
エネルギー(光子)が充満し、そこから質量を持つ素粒子(粒子・反粒子)が生まれた。素粒子から陽子・中性子が生まれ、両者が結合して原子核になった。
宇宙を曇らせていた電子が原子核と結合し、電子霧が晴れ、光が直進できるようになった。
約135億年前までに、最古の銀河が誕生したと考えられる。
なお8月には、星槎大学のある箱根仙石原(及びオンライン)で流星群を観測するプランが計画されています。