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小説『あの川を一緒に』Ⅰ(横浜篇)
同人誌即売会「眼鏡時空33」の新刊として、大森清陵会が制作した夢小説ライトノベルを公開します!
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PLANET BLUE
あの川を一緒に
大森清陵会編著
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からかい上手の笹木さん
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東京蒲田で開催される同人誌即売会に参加する事となった、文芸サークル「大森清陵会」。即売会のテーマが「眼鏡」なので、眼鏡っ子が登場する新刊同人誌を制作するが、開催まで残された時間は少ない。妹の七海、同級生の笹木、地下アイドルの望月まぅゆ様らと協力し、私達はイベントの準備に励む事となった。これは、サークル初の同人誌即売会に臨む「大森清陵会」が紡ぐ、愛と感動と眼鏡の物語である…のかも知れない。
東京 神田区
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今日は秋葉原で、日本を代表する地下アイドルである望月まぅゆのイベントがあった。それに参加していた私達は終演後、メイドカフェで自主的に二次会を開き、今後の活動方針を会議していた。
「…ああ、まずは望月さんのイベント楽しかったね!」
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「次のイベントは来月、蒲田産業会館で開催される同人誌即売会だってよ」
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「同人ならではの作品を売り買いできたら面白そうだし、
参加してみようか?」
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「じゃあ、来月の同人誌即売会に向けて、一緒に準備しよう!」
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こうして、私達のサークル「大森清陵会」は、来月に開催される同人誌即売会への参加を決めた。
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今日は、七海の誕生日でもある。私達は、誕生日プレゼントであるバーチャルアイドルの鏡を手に、七海の部屋へと向かった。七海は、私達の最愛の妹であり、いつも私達を支えてくれる存在である。
「お誕生日おめでとう、ななみん! これからも、宜しくね」
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七海の幸せな声に包まれながら、彼女の誕生日を祝う。ケーキを食べたり、話をしたりしながら、家族の絆を感じる一時を過ごす。
「これ、七海のために選んだプレゼントだよ。
バーチャルアイドルの鏡だから、
いつでも応援してくれるって思って選んだんだ」
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「私達は、いつも一緒だよ」
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私達は、これからも七海の成長を見守り、彼女が夢を叶えるための力になりたい。私達の心には、家族の絆と共に過ごす素晴らしい時間、七海の笑顔がずっと残っている。私達の大切な存在である七海の幸せを願いながら、未来へと歩みを進めるのであった。
南武 横浜市 西区
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同人誌即売会への参加が決まったのは良いが、開催まで一月しか残されておらず、新刊を執筆する時間は少ない。私達は、親友の笹木と横浜で待ち合わせし、同人誌のアイディアを考える事にした。笹木さんは、いつもの態度で私をからかい始めた。
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彼女の言葉に少しドキッとしつつも、私は笑顔で話を続ける。
「同人誌即売会のテーマが『眼鏡』だから、
何かしら眼鏡が登場する新刊を書きたいんだけど、
アイディアが欲しくて…」
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彼女の協力を得て、私達は一緒にアイディアを出し合いながら、ストーリーの骨子を組み立てた。
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「ああ、それは良いアイディアだね!
笹木さんが眼鏡を掛けた姿は、きっと読者を魅了するはずだよ」
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笹木さんの小悪魔な魅力と、眼鏡をテーマにしたストーリーで、新刊同人誌を創る事ができそうだ。私達は、時間を忘れてアイディアを詰め込み、ストーリーの構成を考えた。
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「それは良いね! 笹木さんらしい、小悪魔な一面が映える演出だ」
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二人でアイディアを出し合いながら、ストーリーがどんどん形になってゆく。私達は、同人誌即売会までの時間を大切にしながら、作品を一緒に完成させる事を約束した。
「笹木さん、本当にありがとう。
あなたが居てくれるから、私も頑張れるよ」
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私達の絆は深まり、同人誌制作への意欲も高まった。一緒に頑張りながら、私達は新たな作品を生み出す準備を進めていった。
こうして同人誌制作に取り組む中で、限られた時間で新刊の小説を考えてくれた、笹木さんへの親近感も深まった。
「笹木さん、本当にありがとう! あなたのお蔭で、良い進捗になったよ」
私が笑顔で言うと、笹木さんも嬉しそうに微笑みながら答える。
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私達は励まし合いながら、作業を進めた。しかし、笹木さんは相変わらず、周囲をドキドキさせてしまう言動が多く、それは私に対しても同様だった。
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と、笹木さんが甘い声で囁いた。彼女は妖艶な笑みを浮かべながら、戸惑う私の背後に回った。
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と、笹木さんが耳元で囁いた。彼女の熱い息遣いを感じ、その魅力に抗う事ができず、ドキドキが止まらない。
「笹木さん…あなたと一緒に居ると、
本当に刺激的で楽しい。でも、今は作業を進めないと…」
彼女と手を握りながら、私はそう言った。
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少し不満そうな表情を浮かべながらも、笹木さんは甘い声で言った。笹木さんの魅力に振り回されながらも、私達は何とか作業を進める事ができた。
こうして、笹木さんの原案による新刊同人誌『星の下での約束』が完成した。また、もう一冊の新刊『めぐみ坂の春祭』も出来上がった。更に、私達の大切な仲間である咲都季ちゃん達のお蔭で、サークルの看板や名札に使える画像も用意する事ができた。残った時間は、笹木さんとゆっくり過ごす事に。
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色っぽい声で語りかける、笹木さんの誘惑に心を揺さぶられる。
「笹木さんの元カレ達も、
あなたのそういう魅力に落とされたんだろうな…w」
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私が答えると、彼女は妖艶な笑みを浮かべた。
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そう得意げに言いながら、私達は寄り添って密着した。彼女の甘い唇が私の唇を包み込み、私は彼女の魅力に溺れてゆく。
「笹木さん…私は、あなたの事が…」
私が告げると、彼女は満足そうな表情で微笑んだ。
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そう彼女が囁いた後、私達は再び情熱的なキスを交わし、刺激的な瞬間が繰り返された。その後も私達は、密室で秘密の時間を…とか思っていたら、笹木さんが急に立ち上がった。
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「…え? あ、お疲れ様…」
ああ…なるほど、こうやって元カレ達の心を弄んできたんだな、この女は…w
でも…笹木さんが相手なら、それすらも許せてしまいそうな気が…?
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「ああ、そうだね。分かったよ。改めて、ありがとう!」
そういうわけで、笹木さんが書いてくれた新刊『星の下での約束』を、改めて読んでみる事にしよう。