カメラを最初に買った時の話
実は一眼レフを買って7年も経つ教祖です。
見出し画像はフォトギャラリーからお借りしたので全く知らないカメラです。
7年も経ってさぞかし使い込んでいるかと思いきや、殆ど夢の国に行った時しか撮っていません。
実質的にはカメラ歴1年です。
最近新たに別のカメラを買いまして、ふと最初のカメラを買った時のことを思い出しました。
今ならある程度カメラのことは分かるので、画角とか暗所での性能とか、必要な情報をお店の人から聞き出せるようになっていました。
「どんなカメラを探していますか?」
と聞かれても、
「こういうのを撮りたいので、こういう撮影方法ができるこのカメラが気になってて……」
と、それなりに用途を伝えられるようになった気がします。
最初に買った時はどうだったのかと言えば、
「夢の国で写真撮りたくて……」
としか言えませんでした。
あの時は漠然と一眼レフが欲しくて、プレゼントとして買ってもらうべくヨドバシカメラに行った日でした。
わくわくしながら売り場を見ているとお店の人が徐々に近づいてきます。
何故か一旦逃げます。
結局捕まってしまい、
「どういうものを撮りますか?」
と聞かれます。
お店の人だって客に合ったカメラを薦めないといけないので当然です。
しかし私は撮影目的など考えておらず、聞かれただけであたふたしてしまいます。
そんなもんだからお店の人に流されて色々なカメラを見て回り、お薦めされたものをそのまま買ってもらいました。
家族全員カメラのことはさっぱりでしたので、「これも買っといたら良いんじゃない?」と色々と買ってしまいました。
一応、「うわ無駄なもん買わされてるわ」となる物品が出なかったのは救いですね。
もし変な店で買っていたらと思うと……
目的が無かったらカメラの選びようが無いと思われるかもしれませんが、『何となく欲しい』で手にするのも良いじゃないですか。
それで写真に目覚めることもありますし、いつ記念撮影する時が来るかわかりません。
お店の人もそういう人がいるのは分かっているでしょうし、目的は特に無いと伝えても結果は変わらなかったかもしれません。
何故だか私は
「それなら一眼じゃなくてコンデジでも良くないですか?」
と言われてしまうと思っていたんです。
一眼レフへの憧れがあって、でも「お前には身に余るぞ」と言われるのが怖くて。
案外、知識のある人が身近にいなくて良かったのかもしれません。
そういう人の方が「コンデジでよくね?」と言いそうな気がします。
何でこんなにコンデジか嫌かというのは、親が持ってたやつがクソダサかったからです。
それだけなんですよね。
kissついてないのを薦められてた時点でそんなわけないんですけど、
(『別に一眼レフじゃなくていいよね』と言われないためにはどうしよう……)
と思っていたせいで説明が何も頭に入って来ませんでした。
今思えば、ある程度本格的なものを使いたいという意図を汲み取ってくれていましたね。
勇気を出して「しっかりしたカメラが欲しいです」と伝えてみるのが一番です。
まあ4桁なんですけど。
人って所有欲みたいなものがあると思うんです。
自分の相棒が欲しいと思う人も少なくないはず。
今の時代なんでもサブスクがありますので、
「カメラ欲しいなあ」
と言うと
「サブスクで良くね?」
と返してくる輩がいます。GoProなんか特にそうです。厄介ですね。
当時はサブスクがまだ流行っていなかったので、お試しをせず薦められるまま買ったのは多少仕方ない部分がありました。
でも後悔はしていませんし、型落ちと言えども未だスマホに画素数は抜かされていませんので、現役で頑張ってもらっています。
そんなわけで適当に買ってみても良いんじゃないというのがこのお話となりますが、お店の人にあれこれ買わされて高額になる心配は意外と無いんですね、これが。
だって、ちょっとカメラに憧れてる小娘が何十万のやつを買うわけないじゃないですか。
そんなものを薦めても仕方ないので、程よく足元を見てそれなりのカメラしか見せてきません。
知り合いのカメラマンなんか居なくても大丈夫ですよ。
今時どれも綺麗に撮れるので有名なメーカーのやつ選んでおけば大体大丈夫なのと、保護フィルターはちゃんと買っておきましょう。
そうそう、もしカメラを買うことになったなら、ネットのレビュー記事は結構気をつけた方がいいですよ。
特にレンズの選び方を語る記事です。
ああいう記事を書くのは本格的にカメラを使っている人達ですが、そういう人から見ると本体と一緒についてくるレンズじゃ不十分みたいです。
でも旅先で写真を撮る分にはそのレンズでも十分すぎる画質で撮れますし、正直ボケの強さとか気にならないでしょう?
中には「このレンズの方がいいよ!」と高いレンズを買わせようとする怪しげな記事や、高級レンズ買い過ぎて金銭感覚バグってるやんこの人……ってのもあります。
まず付属のレンズを使って自分が何を撮りたいのか探してみると良いですよ。
新たにレンズを買わなくたって、数千円のフィルターでなんとかなることもありますからね。
それでは、人々がカメラを買うことを祈って。