0から始めるウルガモスデッキ
では早速ウルガモスVを採用したデッキの解説を始めます。
これから先の文はこれからポケカを始める人用の文を想定しており、「これ知ってるな」と思ったら読み飛ばして結構です。
紹介したいカードは山ほどありますけどまずはウルガモスVの性能を見直しましょう。
ウルガモスVについて
一番打つことになるのは上技「さかまくほのお」
ダメージはトラッシュにあるエネルギー基準なので序盤は打点を出すのが難しいです。メインアタッカーでの運用は厳しいですね。
なので基本的には終盤のフィニッシャーとして頼ることになります。
上技で相手ポケモンを倒すには相手がVポケモンなら8~11枚、Vmaxなら最低でも16枚トラッシュにエネルギーがないといけません。
正直Vmaxを倒すのは現実的ではないです。おそらくGXポケモンかVポケモンを倒すことになります。まぁ終盤なら無理にエネルギー落とさなくとも無理なく倒せる打点が出せると思います。
最大の利点は1エネルギーで技が打てるという点。
ポケモンカードはエネルギーを1ターンに1枚以上貼りたい場合、サポートを使用しなければならない点がほとんどです。
しかしさかまくほのおは1エネで打てるためエネルギー加速の必要がなく、余ったサポート使用権で相手のベンチポケモンを呼び出したりドローを進めたりできます。
下技のだいもんじも使い道がかなりありますが後述します。
ウルガモスを採用する利点としてはウルガモス自身がサイドを2枚しかとられないという点。
今のポケカはVmaxという倒されるとサイドを3枚取られるポケモンが環境を跋扈しています。
その為ルール上サイドを6枚取るポケカではVmaxを2体倒されサイドを3-3で取られるのが最短の負け道となっています。
しかしウルガモスのようにサイドを2枚しかとられないVポケモンのアタッカーを採用するとサイドを3-2-3とこのゲームで最も大変なサイドレースを強いることができます。
後述しますがこのウルガモス、終盤でどでかい打点を出すだけでなく、中盤に出すのもかなり強い使い方ができます。
では実際どんなデッキになるのか、ブースターVmaxをメインアタッカーとしたデッキレシピを見て採用カードを解説します。
ブースターVmaxデッキの紹介
こちらは実際にショップ大会で結果を出したブースターデッキです。
エネルギーが30枚とデッキの半分を占める頭のおかしいイカれたデッキですね。
ブースターVmaxは技を見ての通り、デッキを削ってその中のエネルギーの数がそのまま火力になります。
だからエネルギーを30枚も入れておく必要があったんですね。
ブースターで何度も攻撃できていれば終盤にはトラッシュに大量の炎エネルギーがたまっていくからそれをウルガモスでぶつけるんですね。
互いに技の相性がよく、ブースターの技もガチャ要素になるとはいえ500ダメージも出せば環境のポケモンはほとんど滅びるわけです。
ウルガモスが1枚採用なのはポケカはサーチがかなり強いため1枚でも十分展開できるからですね。
しかしこのデッキ、一つだけ重要な課題があります。
ブースターVmaxがあまりにも高すぎる。
普通に買えば1枚3000円ほどする為ブースターだけで1万2000円するんですね。
12000円も費やしてやることはガチャで安定性はない為、楽しいデッキかもしれませんが、おすすめはしたくありません。
これに関してはポケカ公式の売り方に問題があるから増田順一早くなんとかしろ。バグってんぞ。
また、特殊なデッキタイプなので初めてポケカを触るならもっとオーソドックスなデッキを使ってほしいという気持ちもあります。
まぁブースターVmaxというデッキもあると頭の片隅にでも置いといてください。
以上の理由からブースターはとりあえず忘れて、今日は別の軸でウルガモスを使うデッキを考えてきました。
そのリストがこちら。
一番お勧めしたいデッキリスト
炎軸のレックウザVmaxですね。
素晴らしいのはお高いカードがほとんど無い点、汎用カード多いから他のデッキに使いまわすことも可能な点です。
一番高いカードでデデンネGX、1300円ぐらいでしょうか。
特に難しい使い方をするカードも無いのでメインとなるレックウザと溶接工の解説だけでも。
メインアタッカーです。
炎エネルギーを大量にトラッシュして大打点も出せる、特性でドローもできる、ビキビキビキニ、123
技と特性で好きなだけ炎エネルギーをトラッシュすることが出来るため、ウルガモスと非常に相性が良いです。
弱点がないのが非常に強く、環境のほとんどのデッキに対して五分の戦いができます。
覚えておいてほしいのはレックウザVmaxが複数体場に並んでいたらそうくうのはどうをレックウザの数だけ使えるという点。
自分の番に一回使えるという事は沢山並んでたら自分の番に何回でも使えるということなんですねー!
次に溶接工の紹介。
サポートカードなのでターン1制限があります。
その効果は炎エネルギーを2枚まで自分のポケモン1匹につけながら、3枚ドローするというものです。
つまり、炎エネルギーを2枚まで自分のポケモン1匹につけながら、3枚ドローできるという事ですね。
圧倒的パワーカードでよく3年間禁止にならなかったなと褒めてあげたいぶっ壊れっぷりなんで今のうちに好きなだけ使いましょう。
注意点としては、手札から炎エネルギーを1枚もポケモンにつける事が出来ない場合、このカードの使用自体ができないという点ですね。
逆に言えばエネ1枚でもつける事が出来るなら圧倒的なカードパワーを発揮することが出来るという事です。
溶接工で炎エネルギーを大量にレックウザにつけながら、技を打っていくのが基本戦術になります。
溶接工で2枚、ターン1回のエネ手張りを含めると3枚ものエネルギーをつけることが出来、一瞬で260ダメージを叩き出すことができます。
この溶接工を使えば3枚の炎エネルギーが容易に付くため、ウルガモスVの下技だいもんじを使うことも可能です。
むしろだいもんじが強い場面もかなりあると思うので覚えておきましょう。
採用を見送った他のカード
ではリストに入ってないけど相性が良いカードの紹介に移ります。
トレーニングコートとトキワの森はそれぞれ山札かトラッシュからエネルギーを持ってくるカードです。
リストに入っている巨大なカマドは炎エネルギーを山から2枚持ってくる効果だからそっちのほうが強いじゃんと思いがちですが、どちらかを1枚カマドと入れ替えでもいいと思います。
レックウザが技を打つために必要な雷エネルギーをピンポイントで回収できるためですね。
あと使ってみるとわかるのですが手札が増える、手札をトラッシュできるというのはどちらも同じぐらい強いです。
どちらも高いカードでは無いため買っておいて損はないでしょう。
次に炎の結晶ですね。
一見ウルガモスの打点が下がるから弱そうに見えるのですが炎の結晶を使うことで手札に炎エネルギーが1枚も無くとも溶接工でエネ加速が出来ます。
使う場合もあるかもしれないので1~2枚買っておくといいかもしれません。安いし。
次にサポート、マリィですね。
ほとんどの環境デッキに採用されている最強カードです。
自分は好きに手札を使った後に更にドローができ、相手は手札を4枚に削られるという激ヤバカード。
慣れてきたら博士を1~2枚マリィにするのもいいかもしれません。
冒険家の発見。
山札からVポケモンを確定サーチしてきます。
レックウザVmax、ウルガモスV、クロバットVと持ってくることで進化、展開、ドローすべて行うことが出来ます。
一枚当たりの単価が少し高いのが痛いところ。
強い場面は多いと思うけど優先度は低い。
最後にポケモン
エースバーンV
3エネで210点を出すことができます。
後攻1ターン目からVポケモンを落としに行けるポケモンはおそらく今こいつだけです。
安定はしないと思うので優先度は低い。
後攻はボルケニオンから展開していったほうが絶対強いのでどうしても後攻1ターン目から相手のポケモン倒したいときに使いましょう。
ファイアローV
下技はウルガモスVのだいもんじに似てるというかもう全く一緒。
メインで使うのはおそらく上技で、先行でも技が使えるようになっているのが強いポイント。
逃げるエネルギーが0であることと、炎Vポケモンの中で唯一の雷弱点というのも覚えておくといいかも。
もし入れるならウルガモス1枚減らして入れる感じかな
ビクティニV
技ひろがるほのおが非常に強力であり、実際このビクティニを採用しているレックウザデッキは多い。
エネバーストで小打点を出せるのも評価ポイント。
高い。
ウルガモスGX
実は相性は良いと思っています。
特性れっかだんにより炎エネルギーを能動的にトラッシュすることができる為、ウルガモスVの打点が増える。
レックウザはその技の性質上、打点が20,100,180,240,320と80刻みとなる。
問題は100と240と320の3つで、100は相手のルールを持たない非Vポケモンを倒すには物足りなく、240もVポケモンを落とす分には十分だがタッグチームGXを倒すには少し足りない。
現環境のVmaxはHP320であることが多いので、320は十分な火力だと思うが、ムゲンダイナ、ウーラオスを筆頭に一部VmaxポケモンはHPが330~340であることも多い。
その時にれっかだんの打点補助が役に立つのだ。
GXの為、進化元のメラルバを準備する必要があり、デッキリストの作成と回し方が非常に難しくなってくる為今回は非採用。
慣れてきたらウルガモスGXを採用してみてもいいかもしれない。
あと4か月ぐらいでスタン落ちするから急いで。
マグカルゴ
圧倒的に足りない打点と投げるたびにテンションが下がるコイントスが特徴。
かわいい。
逃げエネも3と絶妙に重く意味不明、今日日いわおとしで落とせるポケモンなんて存在しておらず、カードデザインが3年前で止まっているカード。
かわいい。
これ最近収録されたんだぜ。
もちろんファイリングしています。
マグカルゴ
先ほどのマグカルゴと比べると圧倒的に高い打点を叩き出せるのが特徴。
ヒートブラスト60点もいわおとしと比べると倒せるポケモンに幅が出てくる。
無色2つ必要となるのでツインエネルギーというカードとも相性がいい。
何よりイラストがいい。今のレギュレーションで使えるマグカルゴのイラストで一番好き。いいテカリ。
ファイリングしています。
マグカルゴ
なんだその顔はもっとやる気を出せ。
上技は恒常的に毎ターン相手の山を削ることができるが今の環境進化させて山2枚削ってる暇ないしなんならこいつが収録された3年前からずっとそんな余裕はないのだ。
でも山を削るのは結構特殊な技であるし使えない事はない。いや弱い。
かえんほうしゃもありえん弱い。地味にHPも120と低い。
もっぱら飾る用であり、僕もファイリングしています。
最後に
こんなところでしょうか。
ウルガモスVの上技のテキスト内で特に覚えておきたいのは「トラッシュにある炎エネルギー」ではなく「トラッシュにある基本エネルギー」という表記をしている点。
つまり炎エネルギーである必要はないんですよね。
このレックウザデッキで運用する時も雷エネルギーも打点として数えることができますし
それが相手のポケモンを殺すこともあるという事は覚えておいてほしいな(マフティー)
これから先、炎以外のデッキでも採用される可能性がある表記のされ方であり、今後の活躍も期待される1枚。
以上ウルガモスVを採用したデッキとその基本的な解説でした。
デッキの回し方などはまた別の話になってくるため、実際に組んでみて、自分で回してみて、そこからの細部の解説になると思います。
では、よい推しポケライフを。