四月十八日 自転
人生ってこんなもの
晴れ間が差したと思えば雹が降る
手にしたものは色褪せる
信じてたものには裏切られ
確かなものが夢になる
消えないシミのよう
一度心に差した影
治りの悪い風邪のように
何度も何度もぶりかえす
大丈夫なふりがサマになった大丈夫じゃない私
捨てたもんじゃないと思える
笑っている時
下らないとしか思えない
私の笑った顔を見た時
なにもなにも、取るに足らない人生だった
幸せの瞬間は
太陽と同じ速さで色褪せて
後味の悪いことばかり繰り返す
どんなに演技を覚えても
私からしつこい私が遠ざからない、私の人生