603号室
激しいふたりを見つめる
何もできないように縛られ
嫉妬と羨望と愛憎と欲情が乱れ狂っては
心を壊していく
自分を愛する男に見つめられながら
愛する男に恥辱の限りをうけたまわる
縛られた男を指差し彼が命令した
『舐めろ』
男が狂いながらも欲情しているのを知っていた
男の体が既に語っていたのだから
何度も果てた体を引きずるように首輪を引く彼
力の抜けた体での抵抗は意味をなさず
そのまま髪を掴まれ男の欲情に押し当てられる
静かに繰り返した
『舐めろ』
心まで縛られた様を知らしめるように
目を瞑り、男に舌を這わせた
男からこぼれた一滴の雫が
三日月のイヤリングを揺らす
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