EAR TIP
よく見かける野良猫の耳。
桜の花びらの一片のような形に
切り込まれている。
そのさくら耳を眺めながら
いつも思うことがある。
自分の奴隷となる人にも
同じように耳の欠片を切り取って
自分の所有物であり、
独占の対象であることを
思い知らせたい。
切り取った欠片は
紅く染まった元持ち主の目の前で
おいしく飲みこんであげよう。
この先わたしから離れようとも
違う誰かにまた飼われようとも
その欠けた耳先の隙間から
わたしという存在を
いつでも見通せるだろう。
ずっと残る
わたしとの痕。
可能な限り、、、卑猥なことに使わせていただきます!(>_<)