LIFE
ぼくは望まぬ妊娠の末、生まれた。
産まれたからにはきっとその直前には
そう望まれたからなのかもしれないが、
その結果、ひとつの家庭を壊した。
幸せな家庭だったかは知らないが、
不幸だと感じさせてしまったことだろう。
ただ、それはぼくのせいではない。
ぼくはこの世に運良く
存在することを許されただけだ。
当然ながら誰しもが祝福されて
生まれてくるわけではない。
でも存在している以上、
生きていかなければならない。
だからといって、
ぼくは、ただ生きるだけでは嫌だ。
生きててよかった。
生まれてよかった。
だれかにそう思ってもらうのではなく、
ぼく自身がそう思って生きたい。
そしてそう思いながらやがて死にたい。
生きるのはとても苦しい。
ただ世界に身を任せたまま、
生命維持を続けた方が楽かもしれない。
でも、
そのままで終わるのは
なによりも
悔しい。
たとえ幸せがなんなのか
気づかないままだとしても
たとえ愛がなんなのか
わからないままだとしても
それでもぼくは、
『生きている』ことを
認めたい。
だれのためでもない。
でもやっぱり、、、
願わくば、、、
ぼくが生きていることを
だれかにも認めてもらいたい。
とんだわがままな人間だこと。
可能な限り、、、卑猥なことに使わせていただきます!(>_<)