「顔がタイプ」ってだけでなんでも寛容になれるらしい
「好きな顔のタイプは?」
っていう質問が私は今までよくわからなかった。
というのも、特に男の人の顔つきにあんまり興味がないから。
例えば富士山が美しいことも、それゆえに世界遺産になっているということも理解できる。
でも別にわざわざふもとまで見にいくほどの関心がないというか、
たまに新幹線に乗って通りがかったら「おー富士山」って思うくらいというか、
美術館で綺麗な絵を見て、確かに色づかいが素晴らしいな、くらいには思っても、ただそのときの一時的な感情というか。
かっこいい男の人の顔に対する私の感情ってそんなかんじ。
ちなみにかわいい女の子の顔に対しては、子犬とか赤ちゃんとかに心奪われる感覚にすごく似てる。そうつまり確かにかわいい女の子は好きだけども恋愛感情的なものではない。
私はタイプの顔を聞かれたとき、前述したように基本タイプとかはないわけだが、こう答えるようにしてる。
「タイプっていうタイプはない。でも強いて言えば真剣佑。顔の濃い人が好き。」
かわいいと思う女の子の顔も実は整った綺麗な顔のことが多い。
とある人から言われたのは、私がいいなって思う女の子の顔はパーツバランスが黄金比率の場合が多いらしい。
同じように、男の人に対しても、目鼻立ちがしっかりしていて綺麗なバランスの人の顔は、好きかどうかはさておき見ていて気持ちがいいなと思う。
ところで先日上司とそんな話をしてたらこんなことを言われた。
「一回そういう、《タイプの顔の人》と付き合ってみたら?
顔がかっこいいだけでわりとなんでも許せたり、相手に優しくなれたりするよ?」
なるほど。
うーん…。
なんかしっくりこない。
そもそも存在しない「タイプ」とやらを妥協して絞り出してるからか、そういうのはちがう気がするってなってしまったというか。
実は私は人の顔をあんまり覚えるのが得意ではない。
例えばすごい色の髪色だったり、独特な顔の人なら覚えれたりはする。
でもその苦手さが明らかに露呈した事件が起こった。
あれは3ヶ月前のこと、
とあるいろんな社長や業界の人が集まるお誕生日パーティーに呼んでいただいた。
そこで私はやらかした。
「あ、ご挨拶よろしいでしょうか?」
とりあえずえらい人だらけだろうといろんな人と名刺交換しとこうというめちゃくちゃ安易な気持ちだった。
「君さっきも挨拶したよね?」
アァォァァァァアァァァアア
悪気はないんや…
覚えてないだけなんや顔を…。
しかもたぶんその30分以内に喋ってる。
それも割と長く喋っていたらしい。
(さすがに失礼すぎるから今後ちょっとこれは解決策を練らなければ)
ここで話を元に戻します。
ふと自分に対して疑問が生じた。
あれ…?私ってもしかして濃い顔が好きなわけじゃないのでは…?
濃い顔の人の方が頭の中に残像として残る時間が長いからってだけなんじゃ????
結局最初に戻るけど、やっぱり私は男の人の顔にかっこいいとか思わないんだ…(確信)
でも記憶に残りやすいってたぶんいいこと(?)ではあるから、それに惹かれるっていうのもあっておかしくはないはず。
でもつまり私にとって大事なのは顔ではなかったということで。
そういえば友達に新しいイケメン彼氏ができらしい。
今日のnoteはそんな彼女が言ったひとことで閉めよう。