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ノッてたものを、手放した話



こんばんは。おそうじインストラクターという職業を勝手に作った、美装工事の職人で、整理収納アドバイザーもしているKYOUKOと申します。お掃除屋さんなのに、絵や文章を書くのが好きな、2人娘のお母さんです。



私はインスタグラムを1年ほどやって、ある時にはフォロワーが7,000人ほどになっていたのですが、一番伸び率が高く、ノッてる時に辞めました。



山口百恵さんみたいですよね笑(わかる人は昭和)



アメブロも何もかも一気に辞めました。



消した理由は特定の人からの執拗な嫌がらせとか、その他たくさんありますが、消したあと、あれ?なんでスッキリしたんだろうと思っていました。




周りからも、もったいない!何で⁇と散々言われましたが、私は普通の業者さん。渡辺直美さんが辞めるのとはワケが違うので、またやりたかったらやればいいという感覚でした。



最初は片付けの仕事などを載せたりして集客のためにやり始めたことがきっかけでした。




元々突き詰める性格だったので、文字や写真を編集したりするのが楽しくて仕方なくなりました。自分は「何かを続ける」のが得意なんだ、そう分かると余計頑張れました。




しかし反響が増え、フォロワーが増えるほど、自分の世界を荒らされたような気持ちになり、だんだんと本質外に向けて発信している状態になってしまいました。




もちろん、嬉しい声もたくさん届いたのは良かった。仕事の依頼も来たり、インスタを通して出会うことができた人もいます。支えてもらう心地よさは、フォロワーが増えた人にしかわからない快感だと思います。



家族との時間も携帯を常にチェックする様になり、気付けば、インスタどっぷりな生活になってしまいました。




食事を作りながらも私は、あっ!これは使えるぞ!便利だなあ〜私って天才か?と、料理や生活の多くのシーンを、ストーリーに流していました。そのぐらい、掃除屋さんのノウハウは、主婦の生活をラクにしてくれていたからです。






ただ、自分の世界に浸れなくなった。のかもしれません。私は弱い人間ですので、見る人が増えてしまったことで、投稿に気を遣うようになり、コンプライアンスを気にする、しょーもない自分に成り下がってしまった気がしました。





そして何より「清潔の価値観はとくに価値観がわかれる」こと。が大きかった。誹謗中傷もよくありました。フォロワーが増えた証拠だよ、と言われ、スルーしていても、やはり文字が人に与える影響力は大きい。気にしないけどそれを見て、イヤな感情が生まれるのは、誰でも一緒です。世の中のイヤな「文字」を、もっといいエネルギーに変えれたらいいのにな…





現場と、運転と、家事と、打ち合わせと、日常の忙しい時間の隙間スキマを探しては、常に投稿を探していました。



私が特に楽しかったのは、動画編集や画像処理で、作業に夢中になっては姿勢を丸めていました。



面白いことに、掃除や片付けのネタは、アホほど毎日尽きないもので、今までためまくっていた何かを、私はアウトプットしたかったんでしょう。




掃除屋さんだから気付くこと、掃除屋さんで主婦だからわかる着眼点、そして「私」という人間にしか書けない何かを、自信を持って作っていた時、自分でも驚くほどの力を発揮していたような気がします。




自分がキツくて辛いお掃除屋さんをしている意味が分からなく、見失いそうになっていた時に、あえて苦手なことにチャレンジし、きらいだった自分の仕事を誇れるようになったのがインスタやブログでした。



そんなどっぷりライフをバッサリと辞めたことで、見えてきたものは無限にあります。




私は、投稿が散らかっていたことが、どうも引っかかっていたんです。



言いたいことは一貫性が大事だと思って、プライベートはインスタストーリー。掃除、片付け、ゴミ屋敷、暮らしアイディアなどは投稿。という風に分けているつもりでした。



こまめにプロフィールを変更し、こまめに投稿を整理しても、毎日思いつきの内容で夜9時に投稿することを決めていた私は、後になって投稿は整理できないことに気付いていませんでした。



写真の色々や、フィルターは統一していたものの、内容が毎日バラバラ。


家、暮らし、掃除、という点は良かったのに、言いたいことがバラバラだったんです。多分、自分が納得してなかったら、何もかもダメになるタイプ。



私は整理収納の仕事もしているので、自分の投稿が散らかっていることがどーーーしても耐えられなかった。でもまた今日の9時が来てしまう。段々とモヤモヤしながら投稿する日々を送っていました。毎日9時に必ず投稿してたんですよ。ハードだったなあ〜



インスタには目的があって、顧客獲得のためと、掃除屋さんという仕事をもっと知ってほしかったというのがあります。




でもいつのまにか、軸がブレていたんじゃないかなあって思います。




そして、キャパオーバー。本末転倒。




現場と家事と自分の世話と、ホームページの管理と営業や日々の打ち合わせやインスタとブログとお客様のサポートと家族のこと…



そして毎日増えるお掃除の質問DM。



お掃除の説明は、本当に難しい。建材の種類、築年数、様々な理由が合わさり、原因があって、汚れるしくみがあって、そこに住んでいる人の習慣や、時間や、温度などの理科っぽい要素があってはじめて対処法がわかるものなのです。


掃除は、体育と理科なんですよ実は。薬品、化学反応、それを段取りよく脳で考えて行動に移し、素早く作業していく。だから心の病気の人とかは、すごくいい。掃除は頭を使う事なのです。



で、私の脳みそは、オーバーヒートしました。プシュップシュッ…



自分は、多分一度にいろんなタスクをこなしてしまえる人間です。でもできてしまうからこそ、自分の底が見えにくい。だからいつの間にか疲れてしまってたんだなと、ようやく分かった気がします。





余談ですが、数年前まで、私は超ヘビースモーカーでした。でも治療することなくバッサリやめました。毎回タバコをくわえたあとにライターがないことがストレスだったから…という単純な理由です。



自分が時間をかけてやってきたものをやめるって勇気がいるじゃないですか。今回またそれをやってみたかった。どうなるんだろう?人生は実験だ!



結果…



すごいラクになりました。大事な人には個人的な連絡先をしらせて、あとはもう知らん!マルチタスクをやめ、一個の事に注意を注ぐようになりました。



食事を作るときは食事。
子供の話をじっくり聴く。
現場はたまに写真を撮るぐらいに。
SNSは最低限に。



インスタをやめたあとの旅行は、じっくり旅を楽しめた⬇︎





そのおかげで、このようにnoteライフにも出会うことができ、自分のやりたいスタイルの発信ができています。まだまだ使いこなしてないものの、言いたいことがマガジン別にできるだけで嬉しい!


文章を書くのは大変で、ブラインドタッチ(キーボードかたかたかた)も上手にできないんですが、自分の気持ちや言葉を仕事を使って発信していくのは、ステキなことだなあと思います。


日々、ブログはブラインドタッチの練習でもあるのです笑



世界がこんな状況で、仕事は減ったし、家にいる時間が増えたことに不安がいっぱいあります。でも何かの練習をしたりするチャンスかもしれないなあと思います。休みだからずっとだらだらしているよりいい。



何かをやり続ける事を一度でも達成できると、自分にはできるんだ感が生まれます。インスタグラムの目標フォロワー数は、最初1,000人でした。私の中ではもう充分すぎる数でした。



いつも「どこかの誰か」を意識しているより、自分がやりたいように好き勝手に投稿できるメンタルでいればやめなかったのかもしれないけど、私は長女なので優しいのです。笑 ムリ!
誰かの期待に応えちゃう生き物は、自分が壊れるようなものはしない方がいい。



昔から、自分のことより先に、人の相談に乗ってたりすることが多かったけど、それは、相談されている自分は必要とされているという自己顕示欲を満たしているに過ぎなかったのかもしれないと思います。昔は自分を犠牲にしてたことが多かった。



今回は、自分が壊れる前に、自己防衛本能が働いたのです。自分を守れるのは、家族でも周りでもなく、自分だなと思いました。



たくさんの学びがあった現在は、自分のHPを苦戦して作っているところです。


⬆︎気持ちに余裕ができると、とうふの水切りとかするようになります。笑 
19円の豆腐がミシュランになります。



ではまた!

P.S 私のインスタに見覚えのある方へ
いきなり消えてしまいごめんなさい。
baby boy,私はここにいるよ 





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