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「全てはAI社会」なんてまだまだあり得ない。

いろんな人が、人の仕事はなくなると言っている。実際色んなことが機械化、システム化し、それによって仕事を失う人もいるだろう。

私は色んな仕事をしてきたが、中でも建築に関しては断言できることがある。これはAIには無理だな、と思うことが毎日山ほどあるからだ。他にも美容師や、エステティシャンなど、手に職が必要な仕事ほど、絶対AIは無理だと思っている。

私たちの仕事で言うと、例えば、引き取ってきたモノを分別し、金属とプラスチックにわける作業があるとする。多種多様なモノを分類し、ラベルを貼り、袋に入れて、トラックに積み込んだり、違う場所に移す。

金属なのか、はたまたプラスチックがついている金属か。そこらへんも分けるとなると、ロボットにそれができるのだろうか。

もしかしたら技術の進歩によって、実はできてるのかもしれない。しかしリサイクル業などでは、モノを引き取り、クリーニングをし、梱包をし、配送する流れだったりと、やる事が多すぎる。ロボットはそこまでわかっているのだろうか。

昔、ディズニー映画に「ウォーリー」という、未来のゴミを片付けるロボットの話があったのだが、どんな未来にもゴミ問題はつきまとっているようだ。そしてそのロボットは、ゴミは片付けているが、細かな分別まではしていない。

片付けや、掃除の仕事をしていて思うことは、まずエコは経済を優先していく以上、あり得ないということだ。空のペットボトルだらけの部屋で立ち往生している人を見ると、ペットボトルなんて何であるんだろうという気持ちになる。

でも親友の旦那さんは、ペットボトルの材料を作る企業で働いていて、ペットボトルにはずいぶんお世話になっている。

だからこそ、こんな小市民が思うことをnoteに綴る事しかできないのだが、それにしても人の手がどこも足りないという事実は変わらない。

とにもかくにも、現場を知ることが大事で、不便を体験しなくては新しい発想は生まれない。

自動化できるものは自動化し、人間じゃないとできない事は人間にさせたい。

掃除に関してだが、ルンバは画期的である。ただし、結局のところルンバの世話をするのも人間だ。中のゴミを捨てたり、ルンバのためにモノをどかしたりしなければならない。

色々な便利グッズがとめどなく出てくるが、結局人間の手には敵わない。人間って、本当にすごい。

モノをふいたり、汚れに合わせて洗剤を選んで使用したり、強弱を考えたり、そんな事は人間にしかできない。人間もまた、大変だが仕事ができる喜びを感じることができる。自分はこの社会に必要なんだと思える。

テクノロジーは、進みすぎない方がいいのかもしれない。と、小市民は最新のMacBookを開けながらiPhoneでつぶやくのであった。

ではまた!

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