築160年の古民家に住まう
今朝「ふるカフェ系 ハルさんの休日」を見てふっと思ったことです。
我が家は築160年の古民家。その時々にリノベしながらずっと住み続けて今があります。
古民家といってもどこにでもある普通の農家です。
私が覚えている範囲では結婚した年に(50年前)結構大掛かりな改修をしましたようです。
蔵を取り壊し、トイレと風呂場が別棟だったのを母屋と一続きにし、濡れ縁と玄関をアルミサッシを入れて拡張、納屋の上に部屋を2部屋増設して家には義父母が暮らしていました。
その後、土間だった台所を床張りにしたりし、奥の日の当たらない部屋のかべを取り除き寝室にしたり、こまごまとした手入れをしながらのリノベ。
そして退職後、一人暮らしの義母も高齢になったので同居することになり、この家で暮らすことになりました。
最後は耐震診断をしての改修時に、納屋部分と母屋の境の通路や階段を方向転換等して現在の形になりました。
人が住まなくなったら家はすぐ傷み廃墟となりますが、住み続けていれば木と紙と土でできた家がこんなに持ちします。
考えてみれば夫はこの家で生まれています。
その頃は子供も多く、隣の集落で同じ日に生まれた誕生日が同じ人がいます。産婆さんが夫を取り上げた後、川でいろいろ洗い物をしている所へ、奥の集落で産気づいているから来てくれと呼ばれ、急ぎ駆け付けその日のうちにまた生まれ取り上げたという、今では考えられないこともあったようです。
川で洗濯、おくどや五右衛門風呂の世代。
それに引き換え、世の進化はすごい!
スマホ・ドローン・IH・EV・SNS・AIどこまで進化するのでしょう!
それもすごいスピードで!
新聞を読んでいても(それも古い)解らない言葉が出てくるようになりました。一生懸命ついていこうとはしていますが、、、