「野良海外移住」とは、第二の赤ちゃんとして人生をやり直すこと
こんにちは。
今日は「野良海外移住」ーー要するに、駐在とか留学とか、大義名分とかお膳立てなしに海外に住んでしまう人の話です。
先日、海外移住は人生をゼロからリスタートするギャンブルだ!という話をしたら、多くのかたからリプをいただきました。
おもろい人がいっぱいいました。
さて、マレーシアに10年も住んでると、友達は大体こういう人です。なんでかというと、駐在の方々はたいてい3年くらいすると入れ替わってしまうからです。しかし中には、駐在して海外生活の味が忘れられずに、野良に転じてしまう方々もいました。
これやってると、生まれ持った運とは別の人生が始まります。何しろ、野良海外移住の場合、住むところも、人間関係も、言葉も、たいていの場合はゼロからスタートするからです。
第二の赤ちゃん人生のスタートです。順番は大体こんな感じです。
0 日本のシステムから抜ける
これが怖い方、多いと思います。会社を辞めてる方は、すでに会社がやってくれた諸々(年末調整やら厚生年金やら失業保険やら)とはおさらばです。
さらに住民票を抜いて健康保険がなくなります。そして現地で適当な保険を自力で探して入ります。大使館に一応在住登録しますが、有事や選挙の時に便利なくらいですので、大きな期待はできません。
あなたは一人で立たなければいけません。
1 言葉を覚える
最初は四苦八苦しながら言葉を覚えるのですが、この時点で、それまでのプライドは大体粉々に砕けます
有名企業の社員だろうが、20年日本で雑誌編集者やってようが、「トイレはどこですか」が言えなければ、1歳くらいの赤ちゃんです。赤ちゃんよりプライドがあるぶん、始末に負えないかもしれません。映画「ターミナル」のトム・ハンクスみたいになります。
2 人間関係を構築する
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