日本は今も、紙ベースの世界だったよ……
松井博さんがこんな記事を書いていました。
日本に住んでみて驚いたのは、毎日ポストになんかしら投函されること。
あいも変わらず、紙ベースの世界であることです。
金融機関から若い人向けの教育機関まで、手続きがほぼ「郵送」です。
私がいた10年前からほぼ変わっていません。
パンデミックを経て、多分いろんなことが変わってるのかなーと思ったのですが、そうでもなかった……。
と言うか、日本もそれなりに変わっているのですが、他国の変わるスピードが凄すぎて止まっているように見えてしまうんですよね。
手紙のやりとりには時間と手間がかかる
金融機関とのやり取りで、住所変更をするだけなのに、何度「手紙」のやり取りをしたことか。
毎回、返信用の切手を貼った封筒が送られてきて、「こことここが漏れてましたので記入をお願いします」とやるのです。
これが1回で終わらないことも多々あります(特に、義父母のための手続きだと勝手がわかりません)。
マレーシアで、紙で何かを郵送しろと言われることはほとんどなく(移住した当初はありましたが)、ほぼPDFでやり取りして、足りない書類を追加で送るだけで済むようになりました(一往復減る)。
そしてIDといえば(外国人は)パスポートなので、それ以外の書類の提出を求められたことはないです。
夫が最近、とある会社に必要書類を送ったのですが、先方は「書類が足りない」というのです。
しかし、メールと違って送信履歴が確認できません。仕方ないのでまた送るしかない。返信用の封筒もついてました。
さらに全てのことが、1割り増しくらいで「丁寧」になっているのです。
こうして、毎日、10分とか20分とか、細かい時間がこの事務作業に奪われていきます。
いや、これ地味に働く人の体力(と時間)も奪っていると思うのですよ……。私は保険会社時代に、「記入例」に「こことここに記入してください」と鉛筆で薄く書いたりする仕事してました。
「大量の書類」を誰がどうやって保管するのか
ここから先は
これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。