なぜ、そんな先のことがみんな心配になるの? 答えは日本のシステムにあると思う
今日は思考の途中経過です。
日本からマレーシアに来る方々が、やたらと、遠い将来を心配するのが不思議でした。
「2年先に子どもを入れる予定」で大学を見学に来る日本人がいるんです、とあるマレーシアの教育機関の方も不思議そうに言いました。
マレーシアで2年先のことを考えて動く方、珍しいのでしょう。
けれども、日本に来て、いろんな人と話してみて、ようやく理解しつつあります。
この国の特徴は、学校教育で学んだことが、そのまま会社生活に直結していることです。
学校から会社がシームレスなんですね。
そのためか、みんな何事も長い時間をかけて準備し、その通りに実行します。「時間をかけて何事もプランニングしないといけない(と思わせている?)社会」なんだな、ということです。
国外にいると、この辺の感覚がわかんなくなってしまうんですよね。
日本に住む人を不安にさせる2つの要因
でもなんでそうなるのか。
一つはシステムそのものにあると思います。
日本の学校は後からの編入や転校が難しいです。環境が合わない場合、そこで耐えなければなりません。
転校先を探そうにも、「選択肢がない」または「異常に少ない」社会です。転校すると「なんか問題があったのですか」と聞かれます。
これが会社にも引き継がれていて、「中途入社組」と「生え抜き組」が明確に分かれている会社も存在します。
一旦失敗すると逃げ場がない(ように見える)。
だから最初の選択に、ものすごく慎重になるんだと思う。
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