「バカにされずに育つ」環境がなぜ重要なのか
ある専業主婦の知人。
「ブランクはあるけど、そろそろ働きたい」というのです。
「今は人手不足だし、飲食でも販売でもよりどりみどりでは」と言ったら、
「(一流企業に勤めている)夫にバカにされるから、きちんとした企業の正社員がいいのです」と。
そんなわけで、なかなか就職活動がうまくいかない。
ブランクのある人を正社員でいきなり雇うのは、企業側もリスクがあるから、まあそうだよね、と思うのですが。
結婚で、「年収いくらで、仕事はこれくらいの人じゃないと、恥ずかしいから」と言ってた人がいました。
「周りからどうみられているか」が非常に重要になってしまっています。
「バカにされるかもしれない」というハードルが、再出発を難しくしてしまう。
「最初は派遣社員から」「最初はアルバイトから」そういうのが、自分で許せない、バカみたいだけど、夫にバカにされるのは悔しい、というのです。
これは日本の人に多いかなーと思っていて。
そもそもマレーシアでは皆さん、そんなに他の人を見てないので。
大昔に、こんな記事を書いたのです。
マレーシアに来る小中学生が「下手でも、笑われないとわかると、初めて運動や音楽が好きになった」と言っていて。
反対に、できすぎても(例えば英語の発音)、バカにされたり、笑われたり、珍獣扱いされるのが日本の学校のよくわからないところなんだけど。
バカにされたくない、が原動力になると、どうなるか
最近、日本で気づいたこと。それは、「バカにされたくない」「怒られたくない」が強すぎて、先に進めなくなっている人、大人にもたくさんいるということです。
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