テクノロジーの急速な進歩、グローバル化、市場の変化により、労働市場も、かつてないほどの速さで進化している時代です。
しかし、本稿で何度か指摘しているように、日本を含めた世界の教育システムはこのスピードに追随できていません。
教育よりも社会が変わるスピードが早すぎるのが原因だと思います。
時代遅れで硬直的なカリキュラムがもたらす結果
そもそも、どんな教育が「時代遅れで硬直的」なのか、ChatGPTに聞いてみますと、こんな答えが返ってきました。
「過剰なルール」や「規制」「暗記重視」など、まさに昨今学校で問題になっていることがいきなり出てきましたが、これ、日本だけの問題ではないのです。
時代遅れのカリキュラムの結果、何が起きるのかを、ChatGPTに聞いてみると、まるで大学院のお手本みたいな返答が来ました。
米国でも中国でも、大学教育を受けた学生の就職先がないことが大きな問題となっています。
このうち、個人的に一番気になっている問題が「生徒の意欲低下と退学」です。日本では不登校当事者が40万人を超えると言われます。
「なんでこんなことを学ぶのか、意味がわからない」「学校で努力する意味が見出せない」と苦しんでいる人々も、また多いのです。
時代遅れのカリキュラムにChatGPTがあげた4つの地域の例を見てみるーーインド、米国、日本、サハラ以南のアフリカの国々
そこで、世界での時代遅れのカリキュラムの例を聞いたら、なかなか興味深い返答が返ってきたので紹介します。
完全に正確とは言えないかもしれませんが、この4つの地域に関し、大体私の理解もこんな感じです。
特に大きな政府を持つ国々は、非常に苦労しているのです。
では、時代遅れで硬直的なカリキュラムがなぜ根強く残っているのか?
なんでこれらの国々が教育を変えられないのか。