東南アジアここだけのお話
旅行中です。今はまたコーカサスの国、ジョージアにいます。昨年から通算して3回目。マレーシア人と二人で旅しているので、違う視点が加わって非常に面白いです。
来るたびに国が激変している
ジョージアは、トルコ、ロシア、アルメニア、アゼルバイジャンと国境を接する国です。
世界で2番目にキリスト教を国教とした国と言われる古い国で、歴史的には戦略的な位置にあるため、異民族の侵入を受け続け、タマル女王のときに最も発展。しかしその後は弱体化し、20世紀にロシア連邦に吸収され、その後、ソ連時代を経て、独立しました。
そのため、大戦まえの古い建物と、共産主義時代の建物がそこここに残っていますが、その後、国を「シンガポール化」しようとしたサーカシュベリ大統領時代に建てられた派手な建築物が混じっていて、なんとも混沌とした風景です。
昨年から通算すると3回目ですが、来るたびに国が激変しています。私はこんなふうに同じ国に何度か旅してその「変化」を感じるのが好きです。
いつもお世話になっているガイドのギオルギさんは、自分の車(スバル)を売ってお金を作り、エチオピア旅行に行ってきたとのこと。
日本円が下がったことを肌で実感
まず、ここ数年で、日本円の価値が一気に下がりました(というか、ジョージアラリが上がりました)。
ジョージア1ラリは2020年には32円ほどだったのが一気に54円になり、もはや同じ国とは思えなくらい物価が違います。
上がったのが不動産です。これにはロシア人避難民の影響もあるのですが、地元で不動産を複数所有するローカルの話では、為替関係なく「倍になった」とのこと。
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