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日本人特有?の「パリ症候群」について考える

先日、長男から突然、
「パリ症候群って知ってる?」
と聞かれました。

インド系のクラスメイトから質問されたそうですが、一緒に調べてみました。Wikipediaがありましたが知らなかった!

パリ症候群(パリしょうこうぐん、仏: syndrome de Paris, 英: Paris syndrome)とは、「流行の発信地」などといったイメージに憧れてパリで暮らし始めた外国人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語である。

特に日本人(特に女性)と中国人に多い傾向なんだそうです。

1991年(平成3年)に、精神科医の太田博昭は同名の著書を出版し[4]、それ以降この症状が認知され始めた。その後2004年にフランスの精神医学誌『Nervure』にフランスの精神科医らと太田の共著により論文が掲載され[2]、のちに『リベラシオン』などのフランスの新聞やBBCなどの各国のメディアでも紹介された[5][6]。
「パリにやってきて、後に生気を失った顔で帰国する日本人女性」はパリにおける一種の名物ともなっており、日本や日本人とは全く関係のない題材のエッセイに唐突に登場するといったこともしばしばである[8]。近年では、増加した中国人観光客の中にも発症する人が増えているという[9]。

この論文は日本人が書いたもの。一部には信憑性に関する疑問もあり。話半分くらいに受け止めていますが、実は私、マレーシアでも似たような人に遭遇したことがあります。


期待値が高まりすぎて起きる問題

10年ほど前にマレーシア移住がブームになったとき。

「南国マレーシアではこんな豪華な暮らしができる」みたいにテレビ番組でも多く紹介されたのです。
「家賃がいくら以下の人を紹介して」「一人暮らしでプール付きのコンドに住んでる人を紹介して」みたいに、毎月のようにテレビ局から連絡が来てた時期です。

でも、テレビは視聴者に合わせてストーリーを作るため、いいところしか(もしくは悪いところしか)報道しない(多分尺の都合でできないのです)。

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