なぜ高学歴社会と経済発展が結びつかないのだろうか
先日、なぜPISAランキングが上位の日本経済が30年も停滞しているのか、の仮説を書きました。
「高い学力」と経済が結びついていないんでは、という仮説です。
では、この高学歴偏差値社会を「勝ち抜いた」人たちは、いったい何をしているのでしょうか。今日のテーマはこれです。
学歴と経済がなぜ結びつかないのかの仮説
同じように学歴と経済について書いたQuaraの回答がなかなか面白いなと思いました。
日本経済がここまで停滞してしまったのは、みんなが目指す「私立高校→東大卒」の人の進路が安定した「資格職」や「会社員」になっていってしまうから、という話です。
この回答を読むと、停滞が始まったのがちょうど私の世代です。で、この回答によると、「エリート街道」には起業家も、研究者も少ないというのです。以下は有名企業の社長の学歴です。
受験戦争の結果、みんながなりたがるのは「安定したサラリーマン」または「資格職」なので、会社を作る人(起業家や研究者)がいない。だから、社会が伸びないーーそう言われてみると、私の周囲にも起業家や研究者は少なかった気がします。
みんなが会社員になりたがる不思議な国
80年、90年というと、まさに私が学生だった時代が被るのですが、実際に早稲田大学の同級生を見ていても、多くが就職活動で会社員か資格職、安定を狙って銀行や証券会社に就職していきました。
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