日本から43キロのロシアの都市に行ったお話
ロシアとウクライナが話題です。
今日は隣国ロシアにプロペラ機で行ったお話です。
たった43キロ先にあった外国
私は30代の頃、趣味でオーケストラに夢中で、楽器を持ってはあちこち出掛けていました。
そんな中、函館の市民オーケストラに数回に渡り、賛助出演していました。「札幌からよりも東京から呼んだ方が早い」と言われ、呼ばれたのです。
私の楽器は演奏者が少ないのです。
あるとき、
「ロシアに演奏旅行に行きませんか」と誘われたのです。
函館市とロシアのユジノサハリンスクは姉妹都市。
交流が深く、北海道にはロシア人が多いそう。
1時間半で着く「ヨーロッパの街並み」
函館空港からプロペラ便で1時間半位で、ロシアの空港に到着。かなり低空飛行で真下に北海道の風景がくっきり見えました。北海道の宗谷岬から最短距離で約43kmだそうです。
当時はソ連からロシアになってましたが、入国は面倒で、旅行計画を事前に出してビザを取り、ルーブルの持ち出しも厳しく制限されていました。
そして空港から1歩出るとそこは本当にロシアの街が広がっていました。
いやー驚きました。
海外旅行であんなに驚いたことはなかったと思う。
こんなに近いんかヨーロッパ!! でした。
気のせいかもしれませんが、空気もなんだか薄いロシアの色をしているような気がしました。
それから食べ物が北海道と似ているのです。
ホタテとかじゃがいもとかシャケとか。
北海道の友人たちも食べ物がにてるなーー。函館と同じだーと。
建物も旧ソ連時代の無味乾燥なアパートに、荘厳なロシア時代の建物があります。
日本が統治した時代の名残もあった
ユジノサハリンスクには、旧日帝時代の建物も残っていました。1905年(明治38年)、日露戦争中により、日本軍がロシア帝国領のサハリン・ウラジミロフカを占領し、統治してた時代があるのです。
1905年 - 1945年、「豊原市」と呼ばれて、あちこちに日本時代の建物があります。私も旧拓殖銀行跡などを見学しました。
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