マレーシア人社会が羨ましくなるとき
マレーシア人といて、この人たちの穏やかな社会が心底羨ましくなることがあります。
もう何度も体験しているのに、「何か見落としているんじゃないか」「自分の見方がおかしいのかな」と自分を疑ってしまう瞬間です。
もちろん、私は彼らの全てを知ることはできませんし、ましてやイスラム教徒として産まれてくる人たちの気持ちを理解することは一生無理でしょう。
けれども、毎回毎回、「素晴らしいな」と思っているので、現時点での感想をもう少し深く共有してみます。
シニアも赤ちゃんも仲間という空気
仕事の旅行とはいえ、60オーバーのシニアから赤ちゃん連れ、いろんな人が参加するのですが、誰かが迷惑がられるのを見たことがありません。
赤ちゃんは、あまりに大勢の男女に抱っこされて(日本と違って男性も抱っこするのがマレーシア風です)誰の子だからわかんなくなってました。初参加のシニアは事情がわかっていないので、いつも誰かが気を使っていました。
スケジュールはときどき「お祈り」のため中断します。マジョリティはイスラム教徒。有力メディアの人はブミプトラの影響もあって、ムスリムが多いのです。華人など他宗教の人たちは当然のように理解して、のんびり待ちます。
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